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【必見】貯金10万円を元手に投資で増やす方法6選│5つの注意点を解説

悩み人
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貯金10万円を元手に投資でお金を増やしたい。どんな投資をするべきか?

本記事では「貯金10万円を元手に投資」をテーマに具体的な金融商品と注意点を解説します。

50万円、100万円と貯蓄に成功すると、次のステップとして「貯金の一部を活用した投資」を考える方も少なくありません。

金額の大小はあるも貯金の一部を使った投資は、経験を積むという点で良い選択肢と言えます。

但し、10万円という投資額では注意するべきポイントが存在

また、投資スタートにはおすすめできない投資手法もあります。

このため、本記事では投資商品だけでなくそれぞれの注意点についても深掘りします。

「貯蓄10万円で投資」注意するべき5つのポイント

10万円を元手に投資をする場合の注意点は以下の通りです。

順番に解説します。

①確実に増やす投資は存在しない

「大切な10万円を減らしたくない」と考える方は少なくないでしょう。

但し、確実にお金を増やす投資は存在しません。

元本保証かつ高利回りを謳う投資商品は99%詐欺

元本保証でお金を増やす場合、「普通預金」または「国債」が選択肢となります。

但し、得られる利回りは「年0.001%~0.05%」と超低金利の現在おすすめできる預け先とは言えません。

投資において元本保証は存在しない点を理解しておきましょう。

②ギャンブルはおすすめできない

「10万円を増やしたい」と考える場合、公営ギャンブルに手を出す方も少なくありません。

趣味の範囲で、ギャンブルを楽しむのは良いですが「お金を増やす」という選択肢ではおすすめできません。

公営ギャンブルの還元率
還元率
競馬 73.8%~82%
競艇 75%~80%
競輪 75%以上
オートレース 75%以上
長期でギャンブルをすることは、少しずつお金を減らす行為

ギャンブルと資産形成は切り分けて考えるようにしましょう。

(参考)【ギャンブル還元率とは?】ペイアウト率を徹底比較

③10万円では複利の効果を受けづらい

10万円を元手に投資を始めることは、金融教育後進国である日本において素晴らしい行動力です。

但し、現実的には少額投資で資産を大きく増やすことは困難です。

金融庁が進めるインデックス投資の場合、年間期待リターンは5%前後。

投資額別期待リターン
投資額 期待リターン
10万円 年0.5万円
100万円 年5万円
1,000万円  年50万円
10,000万円  年500万円
10万円の期待リターンは年5,000円

一方投資額が1億円を超える方は、年500万円のリターンが期待されます。

まとまった複利の恩恵を受けるには、投資額の増加が必要な点は理解しておきましょう。

このため、無理のない範囲で少しずつ金融商品を追加することが大切です。

④10万円で投資経験を買う

10万円を元手に多額の資産を作るのは簡単なことではありません。

  • 株式投資
  • FX
  • 仮想通貨

など、それぞれリスクとリターンが存在。

初めての投資かつ10万円という資金では、「すべての資金を失った」という方も少なくないでしょう。

一方、10万円という資金で得た投資経験は不変です。

「この投資は自身に合わない」と感じたら、他の金融商品を変更することも検討しましょう。

補足

ロボアドバイザーやFX自動売買は自身の成長を阻害する行為でありおすすめできない

不要な手数料も発生するため、自身の力で投資を経験すること大切です

紹介料を目的とした自動売買の紹介が多数あるため注意しましょう

(参考)【注意】「ロボアドバイザー」おすすめしない5つのデメリット

⑤怪しい投資勧誘には注意

新しく投資を始めようとしている方を対象とした詐欺には注意しましょう。

最近では、「アービトラージ」、「FX自動売買ソフトの高額販売」などの詐欺が目立ちます。

詐欺の多くは金融リテラシーを付けることで自衛が可能です。

詐欺の特徴
  • 元本保証を謳う
  • クローズドの勧誘
  • 異常な高利回り
  • 紹介制度がある
  • 誇大広告

月利〇%など異常な高利回りの投資商品は存在しないため注意しましょう。

(参考)【詐欺】「怪しい権利収入の特徴とは?」正しい3つの作り方を解説

貯金10万円を元手に投資で増やす方法5選

10万円を元手に投資で増やすおすすめの金融商品は以下の通りです。

順番に解説します。

①個別株

特定に個別企業に投資をする方法です。

  • 日頃利用している商品を展開している企業
  • 純粋に応援したい企業
  • 欲しい株主優待がある企業

など、まずは気軽に株主になる体験を始めてみましょう。

個別株は「配当金」、「株主優待」を受けることができます。

企業の中には1株から株主優待が貰える企業も存在

但し、10万円の投資額では購入できる企業が限定されてしまいます。

そこでおすすめなのが単元未満株の活用。

気になる企業の株を1株から購入することができます。

単元未満株取引に悩んだらSBI証券S株の利用がおすすめです。

S株の手数料
  • 買付手数料:無料
  • 売買手数料:0.55%(税込)
  • 最低手数料:55円

買付手数料が無料の点はSBI証券を利用するメリットです。

また、3500社以上の銘柄に1株から投資できる点も強みと言えるでしょう。

(参考)SBI証券「S株」公式動画

(公式)SBI証券で単元未満株を始める

②投資信託

長期目線で安定した資産形成をしたい方は投資信託の活用がおすすめです。

  • S&P500
  • 全米株式インデックス
  • 全世界株式

など、インデックスファンドで分散投資をすればリスク分散を図ることができます。

「積立NISA」を活用することで、非課税で運用できるのも投資信託の強み。

但し、リスクとリターンは相関関係にあり個別株のように短期間で数倍になることはありません。

このため、10万円を投資した後も無理のない範囲で積立を続けることが大切です。

例:毎月3万円を20年間投資した場合

複利の恩恵により約500万円(年5%運用)のリターンが期待される

安定した資産形成を始めたい方は、投資信託の活用を検討しましょう。

積立投資をする際はお得にポイントが貰えるクレカ積立設定を行うことが大切です。

【積立NISAに最適】投資信託×クレジットカードおすすめ6選│デメリットも解説 本記事では「投資信託×クレジットカード」をテーマにポイントが貰えるおすすめの組み合わせを解説します。 現在、クレジットカー...

③高配当株

高配当株には不労所得としての魅力があります。

3~5%の高配当株を購入すれば、「お金がお金を生む感覚」を感じることができると言えるでしょう。

例:10万円で4%の高配当株を購入した場合、年4千円の配当金が貰える

投資額を増加させることで、まとまった配当金を受け取ることも可能です。

投資額 配当金 事例
300万円 月1万円 電気代がタダに
900万円 月3万円 毎月のお小遣いに
1,500万円 月5万円 食費がタダに
3,000万円 月10万円 家賃がタダに
7,500万円 月25万円 田舎ならFIREという選択肢も

10万円はあくまで配当金を受け取る経験のスタート。

少しずつ高配当株を購入し、将来まとまった配当金を受け取ることを目指すのもおすすめです。

具体的な高配当株ポートフォリオの組み方は以下記事にて解説しています。

【不労所得】高配当ポートフォリオ3つの作り方解説│月数万円のお小遣い 本記事では「高配当ポートフォリオ」をテーマに具体的な作り方を解説します。 高配当株の魅力は不労所得であり、月1万円の配当金...

④FX

FXはレバレッジ取引が可能な点が強みです。

国内FX業者:レバレッジは25倍まで

少額でも効率良く投資ができる点はメリットと言えるでしょう。

一方、FXで安定した資産形成を図るのは簡単なことではありません。

レバレッジ取引は資産管理が重要であるため投資家の性格を選ぶ

このため、「自身には合わない」と感じたら投資信託など分散性が高い金融商品に変更するようにしましょう。

FXの少額投資をしたい方は「MATSUI FX」の利用がおすすめです。

「MATSUI FX」は松井証券が運営するFX口座。

  • 1通貨100円から取引が可能
  • 業界最狭水準のスプレッド
  • 安心の電話サポート機能あり

通常FX取引の場合、1万通貨以上という制限がある中「MATSUIFX」は1通貨から対応。

約5円の証拠金で取引開始が可能と、超少額から取引を始めることができます。

MATSUI FX公式サイト

FXの注意点を以下で詳しく解説しています。

【危険】「FXなんてやめとけ」と言われる5つのデメリット【対策あり】 本記事では、「FX」をテーマにやめとけと言われるデメリットと具体的対策を解説します。 FX取引は、レバレッジを掛けることが...

⑤不動産クラウドファンディング

不動産投資は「ミドルリターン、ミドルリスク」であり債券よりの投資商品です。

株式との相関関係が低く、現物資産であるため市況が不安定な時に心強い存在と言えるでしょう。

但し、投資物件を正しく判断する力、まとまった資金が必要な点を考えると手軽に投資をするのは困難な現実があります。

そこでおすすめなのが「不動産クラウドファンディング」の活用。

  • インターネット上で出資者を募集
  • 運営会社が不動産事業を行う
  • 不動産から得られる賃料や売却利益を投資家へ還元

不動産を共同保有しながら運用をするため、1万円から手軽に投資することができます。

当サイトで推奨している「COZUCHI」過去募集条件の例

注意:申し込みが過熱しており参加には抽選が必要

狙った銘柄にすぐ投資ができないのは、不動産クラウドファンディングのデメリットと言えます。

他にも現在募集中のプロジェクトが掲載されているので、公式も合わせてチェックしてみましょう。

(公式)COZUCHI公式サイト

「COZUCHI(コズチ)の魅力とは?」評判と口コミを解説│不動産クラウドファンディング 本記事では、不動産クラウドファンディング「COZUCHI(コズチ)の魅力」をテーマに評判やメリット、デメリットを解説します。 ...

⑥仮想通貨

仮想通貨は電子データのみでやりとりされる通貨です。

「ビットコイン」、「イーサリアム」など、知名度が高まり投資を検討されている方も少なくありません。

仮想通貨の魅力
  • 24時間取引可能
  • 少額から投資ができる
  • 大きな利益を狙う事も期待できる

2020年から2021年では約7倍の上昇。

一方、リスクとリターンは相関関係にあるため仮想通貨はボラティリティが高い金融商品です。

ビットコインですら、2009年発行と歴史が短くこれからの未来は誰にも分かりません。

また、仮想通貨最大のデメリットは税制面。

受け取った利益は雑所得として扱われるため、最大55%(所得税45%、住民税10%)税金の支払いが必要な点は注意しましょう。

SNSではいたずらに仮想通貨の魅力を謳う方も多くいますが、冷静にデメリットも理解しておくこと大切です。

「仮想通貨(ビットコイン)やめとけ!」と言われる7つのデメリット│対策あり 本記事では「仮想通貨」をテーマにデメリットと対策を解説します。 2020年以降の価格上昇を見て、「仮想通貨を買っておけば・...

番外編:10万円なら自己投資も検討しよう

自己資金を使い投資を始めることは素晴らしい挑戦です。

但し、未来のある若年層の方であれば「人的資本に投資をする」ということも忘れずに行いましょう。

  • 海外旅行で経験を積む
  • 英会話を学ぶ
  • 新たな資格を取得する

など、自己投資は最もコストパフォーマンスが高い未来への投資です。

このため、手元に10万円があるなら自己投資を行うことをおすすめします。

お金を掛けずに投資体験は可能【デモトレード】

現在、お金を掛けずに投資体験ができるデモトレードツールが多数存在します。

このため、大切なお金を使用する前に「自身には向いているのか?」をチェックするのもおすすめです。

投資商品別デモトレードアプリ一覧(すべて無料)

アプリ名 特徴 リンク
株たす ・個別株のデモトレード
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・取引銘柄3,000以上
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トウシカ ・長期積立投資をシミュレーション
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FXなび ・FXデモトレードアプリ
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(参考)個別株デモトレード「株たす」の場合
  • 本物の株価を使用しリアルなデモ体験
  • 取引銘柄は3,600以上
  • 漫画で株式投資が学べる

3,600以上の銘柄から投資対象を選択する事ができます。

株価も本物のデータを活用しているため、本番同様の値動きを体験する事が可能。

また、クイックモードが用意されており移動平均線を活用した短期トレードの練習にも最適です。

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各種レビュー記事も用意しているため、アプリの詳細が気になる方はチェックしてみましょう。

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10万円を元手に投資で増やす方法【まとめ】

本記事では「貯金10万円を元手に投資」をテーマに具体的な金融商品と注意点を解説しました。

本記事で紹介した金融商品は以下の通り

投資家の性格や方針によっておすすめできる金融商品が異なります。

また、10万円という投資金額は少額であるため、「投資経験を買う」という考え方で挑戦するのが良いと言えるでしょう。

ノーリスクで投資を経験したい方は、本記事で紹介したデモトレードアプリの活用がおすすめです。

以上、「貯金10万円を元手に投資」金融商品、注意点まとめでした。

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