投資の知識

【1週間で株価10倍】株式上場廃止前に起こるマネーゲームとは?

こんにちはイチリタです。

今回は、【1週間で株価10倍】株式上場廃止前に起こるマネーゲームとは?についてです。

個別株投資のリスクとしてあるのが、保有株式の上場廃止です。

企業の経営破綻や上場契約違反などで市場での取引が出来なくなる事を言います。

最近の事例としては、アパレル大手「レナウン」も上場廃止となりました。

市場で取引が出来なくなり、株券は最終的に価値がなくなるため、上場廃止直前は株価1円に限りなく近づく事となります。

但し、上場廃止前には様々な憶測から株価が何倍にもなるマネーゲームが繰り広げられます。

今回は、危険を伴うマネーゲームについて解説していきます。

株式上場廃止となる原因

まずは株式が上場廃止になる原因について見ていきましょう。

上場廃止となる原因は以下の通りです。

・債務超過及び破産(いわゆる経営破綻)

・株式公開買付による企業買収や子会社化

・流通株式数、時価総額が基準を下回る

債務超過及び破産(いわゆる経営破綻)

債務超過とは負債の総額が、企業が抱える資産の総額を上回る事です。

簡単にいうと、会社のすべての資産より負債が多い状態。

日本の証券取引所ルールとして、連結決算が2年連続債務超過となると上場が廃止となります。

また、経営破綻となり会社が存続できなくなった場合も同じく上場廃止です。

株式公開買付による企業買収や子会社化

上場している株を公開買付して子会社化する方法です。

最近の場合、(3938)LINE株式会社が株式公開買付にて上場廃止が決定。

ソフトバンク株式会社(コード:9434、市場区分:市場第一部)及びNAVERCorporation(東証非上場)(※)(以下「公開買付者」と総称する。)が実施する同社株式の上場廃止を前提とした公開買付けについて、賛同の意を表明しました。

東京証券取引所整理銘柄よりより引用

この場合、上乗せをされた公開買付価格が一般投資家に提示される形となります。

LINEの場合株価5,380円で公開買付される事が決定しました。このため、ほぼすべての投資家が利益を確保する事に。

流通株式数、時価総額が基準を下回る

各対象市場別に基準となる流通株式数及び時価総額が決まっています。

日本取引所グループ:上場廃止基準より引用

二部上場銘柄の場合

流通株式数:2,000単位未満

流通株式時価総額:5億未満

この基準を下回った場合、「監理銘柄」「整理銘柄」となり約1ヶ月後上場廃止となります。

あくまで、上場廃止の基準であり新規上場基準とは異なります。

株式上場廃止前に起こるマネーゲームとは?

株式上場廃止前には様々なマネーゲームが起こります。

これは短期的な利益を狙い、投機目的の取引を行うトレーダーが増えるためです。

上場廃止が決定した銘柄の株価は限りなく1円に近づきます。

1円になった株が2円になった場合、評価益は2倍に。

このため、短期的な利ザヤを目的とした取引が増えマネーゲームとなります。

それでは、過去の事例を見ていきましょう!

事例企業①:イーター電機

イーター電機は2016年7月に上場廃止が決定したスイッチング電源を販売していた会社です。

2016年3月末に2回目の債務超過となり、ジャスダック市場から上場廃止となりました。

イーター電機のマネーゲームは以下の通りです。

・5月18日会社側より債務超過が発表され、処分売りが殺到
株価55円⇒24円

・6月24日上場廃止が決定

・6月27日株価9円から突然のマネーゲームが開始

7月6日株価35円と約1週間で5倍に!

・その後下落を続け、最終7月22日株価6円にて上場廃止

イーター電機チャートinvest-jpイーター電機チャート参照

6月27日からの株価上昇は、上場廃止前のマネーゲームです。

上場廃止11日前に出来高1,000万超えの取引きに。

事例企業②タカタ

輸送用機器(シートベルト、エアバッグ及びステアリング)製造販売をしていた会社です。

特に、エアバッグが主力事業で全世界20%のシェアと超優良メーカーでした。

但し、エアバッグの不具合が見つかり米国市場最大(3,400万台)のリコールが発生し、2017年7月上場廃止となりました。

タカタの上場廃止前は、イーター電機を超えるマネーゲームとなりました・・・

・6月16日民事再生法を申請する情報が流出⇒連日ストップ安

・6月26日民事再生手続きを開始

・7月7日株価15円からマネーゲーム開始

・7月7日~14日の1週間で15円⇒153円と驚異的なマネーゲームに!

・その後下落を続け、最終7月26日株価18円にて上場廃止

タカタチャートinvest-jpタカタチャート参照

上場廃止8営業日前に連日のストップ高。

出来高4059万1600株と恐ろしい過熱感となりました。

マネーゲームは触るな危険

ここまで、上場廃止前のマネーゲームを紹介してきました。

この記事でお伝えしたかった事は

資産形成をしたい方は絶対にマネーゲームに参加するべきでは無いという事です。

上場廃止前の株価高騰はあくまでゲームです。

例えるなら、いつか確実に爆発する爆弾を順番回すチキンレースのようなものです。

たしかに、マネーゲームに運よく勝利するとあなたの資産は何倍にもなります。

但し、一度短期的なギャンブルに勝利した人間は、またマネーゲームに手を出してしまう欲深いものです。

また、タカタの株価は153円まで上昇後、最終株価18円と10分の1まで急落しています。

大きく利益を上げた投資家の裏には、再起不可能なほど大損を出した投資家も多くいます・・・

大事な事なのでもう1度言うと

上場廃止前のマネーゲームには参加しないようにしましょう!

まとめ

今回のまとめ

・上場廃止前にはマネーゲームが発生する事がある

・マネーゲームは最後は確実に誰かが損をするチキンレース

・マネーゲームは短期的に大きな利益と損失を出すギャンブルである

・正しい資産形成をしたい人は、マネーゲームに手を出してはいけない

とはいえ、マネーゲームは見るのは楽しいものです(笑)

参加せずギャンブラー達の闘いを一度見てみるのも面白いですよ!

最後まで読んで頂きありがとうございました。

ランキングサイトに参加中!

この記事が良かったと思ったらクリックを頂けると励みになります(´;ω;`)

各カテゴリーに株式投資に関するブログがたくさん有ります!

株式投資情報株式長期投資

こちらの記事もオススメ!