投資知識

【配当金生活に失敗】高配当株投資よくある失敗事例6選│対策有り

悩み人
悩み人
将来、配当金生活を目指して高配当株への投資を検討中。高配当投資における注意点を知りたい。

本記事では、「高配当株の失敗事例」をテーマに注意点と具体的対策を解説します。

若者を中心に「FIRE」(経済的自立と早期リタイア)を目指す方が増加。

このため、安定的な配当金を得るために「高配当株投資始めよう!」と考えている方も多いのではないでしょうか。

高配当株投資には魅力があるも、注意するべきポイントがあるため事前にチェックしておきましょう。

高配当株投資の魅力とは?

高配当株投資における魅力は「不労所得」です。

配当金 事例
月1万円 電気代がタダに
月5万円 食費がタダに
月10万円 家賃がタダに
月25万円 田舎ならFIREという選択肢も

月数万円でもあなたの生活を楽にしてくれる力があります。

高配当株は「お金の生る木」とも言えます。

高配当株の定義は人それぞれですが、一般的に3~5%の配当金を得ることができる企業へ投資をします。

注意しなければいけないのは、「なぜ高配当株になっているのか?」という点を理解する必要があります。

目先の配当利回りを追い求めるのではなく、注意点もしっかりと認識した上で投資企業を選定することが大切です。

そこで本記事では、高配当株投資における失敗事例と対策について詳しく解説します。

高配当株投資における失敗事例6選

失敗①配当利回りだけを求めて失敗

高い配当利回りという理由だけで銘柄を選んで失敗するパターン

たとえば、「日本たばこ産業」は配当利回り7%超えと高配当で有名。

ここで考えるべきは、高い配当利回りになっている理由は「株価が下がっているから利回りが高いのでは?」と考える必要があります。

配当利回りの計算式は以下の通り

大切なポイントは、1株当たりの年間配当額が同額でも、「株価が下がれば配当利回りは上がる」という点です。

株価が下がっているという事は

  • 企業の不祥事
  • 業績の悪化
  • 将来の業績向上が期待できない

などが考えられます。

つまり、「長期的に安定した配当金を出す事は難しいのでは?」と考える必要があります。

仮に「減配」となれば配当利回り下落⇒株価下落に直結。

高い配当利回りだけを求めた投資は辞めましょう。

失敗②特別配当に飛びついて失敗

一時的に高い配当利回りに飛びついて失敗するパターン

具体的には「特別配当」、「記念配当」です。

  • 特別配当:企業の業績が極めて好調であった決算期に、株主へ「特別」という名目で一時的にプラスされる配当
  • 記念配当:会社の創立や創業などを記念し増配される配当

最近では、冷凍食品大手「ニチレイ」が75周年を記念して1株当たり6円の記念配当を実施。

但し、あくまで一時的な配当利回りのため注意が必要です。

配当利回りランキングがチェックした際、上位という理由だけで株を購入するのは絶対に辞めましょう。

失敗③減配、無配になった株を売れずに失敗

「減配」、「無配」になった株を塩漬けして失敗するパターン

これは、多くの投資家がやってしまうパターンです。(筆者も含め・・・)

損失確定は、想像以上に辛い行為。

但し、配当金生活を目指すのであれば、「減配」(特に無配)になった株は損切りを検討するべきです。

「無配」なら1円もあなたにお金を運ぶ事がありません。

一時的な損失は辛いものですが、その資金を活用して今後増配が期待できる企業への投資を行いましょう。

失敗④米国株の配当金狙いで失敗

米国高配当株を購入したが、想定以上に税金が取られて失敗するパターン

米国株は投資家から高い人気を得ています。

なぜなら長期間に渡り連続増配を続けている企業が多数あるためです。

連続増配60年を超える米国企業(一例)

  • ドーバー:連続増配66年
  • P&G:連続増配65年
  • スリーエム:連続増配63年

日本NO.1は「花王」の31年連続増配のため、米国企業は株主還元に積極的と言えます。

このため、米国高配当株は大人気ですが「二重課税」には注意が必要です。

米国課税 日本課税
(米国)配当金・分配金 10% 20.315%
(日本)配当金・分配金 0% 20.315%

上記の通り、米国高配当株の配当金は「約30%」の税金が掛かります。

結果、受け取り額は「約72%」

米国課税分の10%は確定申告で還付を受ける事も可能ですが、所得税からの還付のため所得が少ない場合は全額は取り返すことができません。

米国高配当株への投資は、「二重課税」に注意しましょう。

失敗⑤業績が不安定な株に投資して失敗

業績が不安定な企業へ投資をして無配になって失敗するパターン

「景気敏感株」や「景気循環株」と言われるセクターです。

具体的には、

  • 鉄鋼
  • 化学
  • 紙パルプ

などの素材産業や工作機械。

景気好調な時は、製品が売れるため多くの素材や設備、工場が必要になります。

但し、不景気の時は受注が下がり業績に大きく影響を与えます。

逆に「ディフェンシブ銘柄」は、

  • 生活必需品
  • 公益事業
  • ヘルスケア
  • エネルギー

と言われています。

生活必需品であれば、景気動向に影響なく消費者は購入する必要があります。

配当金生活を目指すのであれば、景気に大きく左右されない「ディフェンシブ銘柄」などセクター分散にも意識しましょう。

失敗⑥予想配当利回りから銘柄を選んで失敗

予想配当利回りから銘柄を購入したが減配して失敗するパターン

結論、予想配当利回りはあくまで「予想」です。

WEB検索で「予想配当利回り ランキング」など検索すると会社予測の一覧がチェックできます。

10%を超えるような企業も複数ヒットしますが注意が必要です。

上記でも説明した通り、「特別配当」や「景気敏感株」である可能性があるため予測を鵜呑みにするのは辞めましょう。

以上、6つの失敗事例をまとめると以下の通り

  1. 配当利回りだけを求めて失敗
  2. 特別配当に飛びついて失敗
  3. 減配、無配になった株を売れずに失敗
  4. 米国株の配当金狙いで失敗
  5. 業績が不安定な株に投資して失敗
  6. 予想配当利回りから銘柄を選んで失敗

続いて対策を解説していきます。

高配当株投資における成功に向けての対策4選

対策①米国高配当ETFの購入

配当金生活の対策として、米国高配当ETFの購入もおすすめです。

具体的な銘柄としては

  • VYM
  • HDV
  • SPYD

高配当ETFの御三家と言われています。

SPYDを例にとると、「S&P500構成銘柄から配当利回りが高い上位80銘柄にほぼ均等に投資」するETFです。

減配や無配になれば、自動で銘柄の組み換えが行われます。

自動で組み換えを行う事から「減配、無配になった株を売れずに失敗」という心配がありません。

業績不安定セクターへの投資を回避する方法としては、「複数のETFを分散して購入」をおすすめします。

ETFの詳細は以下で詳しく解説しているのでよければどうぞ。

米国高配当ETF【VYM、HDV、SPYD】特徴、配当利回り徹底解説 本記事では「米国高配当ETF」をテーマに特徴や配当利回りを解説します。 米国高配当ETFは好調な株価推移を受け、投資をする...

対策②配当金を増配している企業の株を買う

株価が上がり配当額が変わらなければ配当利回りは下がります。

株価が上がるという事は、

  • 業績が好調
  • 今後の企業拡大が期待できる

など今後の「増配」が期待できます。

つまり、配当利回りから銘柄を選ぶのではなく、

  • 長期に渡り増配を続けている企業
  • 大口の株主から増額を提案されている企業

などから投資銘柄を選ぶ事をおすすめします。

対策③長期的な業績推移を確認する

具体的には、2009年リーマンショック前後の業績をチェック。

最近でいけばコロナショックでもOKです。

いわゆる、「○○ショック」の時は世界全体で不景気に突入するため、「銘柄としてディフェンシブなのか?」の判断に最適。

過去20年など長期的な業績推移もチェックをしておきましょう。

企業業績のチェックは情報サイトを活用がおすすめです。

【完全版】「株式投資に役立つ情報サイト」おすすめランキング15選 本記事では、「株式投資に役立つ情報サイト」をテーマにおすすめ解説します。 株式投資を行う上で、情報収集は必要不可欠です。 ...

対策④株の購入前にスクリーニングを実施する

高配当株を購入する前に、企業分析を行いましょう。

ファンダメンタル分析に活用される代表的指標は以下の通り

PER(株価収益率) 15倍以下なら割安
PBR(株価純資産倍率) 1倍以下なら割安
ROE(株主資本利益率) 10%以上が目安

配当利回りや株価だけでなく、企業の本質的価値をチェックしましょう。

株スクリーニングアプリを活用することで、手軽に企業分析が可能です。

「株スクリーニングアプリ」最強おすすめ8選│無料活用できるツールのみ厳選 本記事では「株スクリーニングアプリ」をテーマにおすすめのツールを紹介します。 すべて無料で活用できるのでご安心を! 株の...

高配当株投資における失敗事例まとめ

本記事では「高配当株投資の失敗事例」をテーマに注意点と対策をまとめました。

記事のポイントは以下の通り

【高配当株失敗事例6選】

【高配当株の対策】

高配当株投資には魅力があるも「高配当である理由」を確認する必要があります。

目先の配当利回りだけをチェックするのではなく、スクリーニングを行い企業分析を行いましょう。

投資企業の選定が難しいと感じたら、米国ETFへの投資も検討してみてはいかがでしょう。

以上、高配当株投資の失敗事例まとめでした。

【関連記事】高配当株の買い時については解説しています。

【高配当株の買い時とは?】いつ買うべきか4つのポイントで解説 本記事では「高配当株の買い時とは?」をテーマに4つのポイントを解説します。 本記事の内容 高配当株4つの買い...

【関連記事】配当金生活に必要な資金について詳しく解説しています。

【配当金生活にはいくら必要か?】結論〇千万円必要│正直かなり厳しいです コロナウイルスの影響で、業績不振を発表する企業が増加しています。 早期退職募集も増え、「定年まで働く事を前提とした人生プラ...

【関連記事】おすすめの高配当+優待銘柄はこちらをどうぞ

【2022年】ジュニアNISAにおすすめ高配当+株主優待銘柄7選│長期保有におすすめこんにちはイチリタです。 本記事では、ジュニアNISAにおすすめ「高配当+株主優待」銘柄を紹介します。 ジュニアNI...

人気アプリまとめ記事