投資知識

【リーマンショックとは?】原因をわかりやすく解説│株価や影響など

こんにちはイチリタです。

悩み人
悩み人
リーマンショックという言葉は知っているけど正直よく分かりません・・・発生した原因や株価の影響など分かりやすく教えて欲しい

本記事ではリーマンショックの影響を解説します(‘◇’)ゞ

本記事の内容

  • リーマンショックとは?
  • リーマンショックが発生した原因
  • リーマンショックによる株価影響は?

リーマンショックとは?

先に結論から!「リーマンショックとは?」

アメリカ投資銀行「リーマン・ブラザーズ」が2008年9月15日経営破綻したことで、連鎖的に世界規模の金融危機が起きたショック

ちなみに、「リーマンショック」はあくまで日本での呼び名です。

英語では「The global financial crisis 」(世界的な経済危機)と呼ばれていきます。

「リーマン・ブラザーズ」は、当時アメリカのニューヨークに本社を置いていた大手投資銀行です。

破綻前は、年590億ドルを超える売上高を誇る超大企業。

誰もが、「リーマン・ブラザーズが破綻する・・・」とは考えてもいませんでした。

そんな世界的影響を与えたリーマンショックの原因を解説します。

リーマンショックの起きた原因とは?

原因①低金利政策でおきた不動産バブル

当時2000年代前半アメリカは

  • ITバブルの崩壊
  • 世界同時多発テロ

の対応で「低金利政策」を実施していました。

低金利政策を簡単に説明すると

お金を貸し出す金利を引き下げ、企業の投資を活発にさせ景気回復を図る政策

金利が下がると、企業への融資とあわせて「消費者のローン金利」も引き下げが行われます。

この結果起きた事が、「不動産バブル」です。

安い金利でお金が借りられるとなると、不動産を買う動きが増えるのは至極当然。

今まで住宅を購入したくてもできなかった「低所得者層」も不動産を購入する動きが活発になりました。

低所得者に使われたローンは「サブプライムローン」という制度。

一度は聞かれた事が有る方も多いかと。

原因②サブプライムローンによる低所得者層への貸付

サブプライムローンとは?

貸し倒れリスクが高い低所得者向けに作られた高金利ローンです。

一言でいうと情弱殺しの「悪魔のローン」です。

簡単に説明するとこんなローンです↓

  • 一定数の貸し倒れを想定した高金利ローン
  • 過去5年以内に破産歴があってもOK
  • 無職でもOK
  • 融資担保は住宅
  • 途中から金利が上がるステップローン

当時は無職であれば、収入欄を「空白」出せばOK、というほど酷い審査でした。

むしろ、審査は無かったと言ってもいいですね。

また、住宅販売にはこんな営業トークを使用されていました。

  • 住宅価格は右肩上がりだから支払いに困ったら売却したら良い
  • 金利が上がったら借り換えをしたらOK
  • 今買わないとドンドン住宅価格が上がって買えなくなる

たしかに、当時は住宅価格が高騰を続けており、住宅は売れに売れていました。

原因③サブプライムローンは債権として投資家に販売された

サブプライムローンは投資商品として債権化され投資家へ販売

簡単な流れは以下の通り

悩み人
悩み人
しかし、貸し倒れリスクが高い低所得者向けのローン債権なんかどうして購入するんですか?

理由は様々な不正が有りました。

理由①パッケージ化され故意的に分かりづらい投資商品にされた

サブプライムローンは

  • 株式
  • 債券
  • 社債

などパッケージ製品として販売され、投資家が本当のリスクを正しく判断できないよう複雑な作りにされていました。

投資用語でいうと「CDO」(債務担保証券)と言います。

数百の社債、あるいはローン債権をプールし、そのポートフォリオを裏付けに証券を発行する仕組みです。

詳しくはこちらこちらをどうぞ
債務担保証券/CDOSMBC日興証券 

当時CDOの中身「80%以上」はサブプライムローン債権という投資商品が多数有りました。

高金利債権として、銀行は大量に販売を行し手数料を搾取。

CDOの目論見書は1,000枚を超え、個人投資家が1枚ずつチェックする事は現実的にありません。

「監査をした弁護士ですら内容を理解していなかった」とまで言われています。

理由②信用格付け会社が利益優先で機能していなかった

世界的な大手格付け会社は以下3社です

  • ムーディーズ
  • スタンダード・アンド・プアーズ
  • フィッチ・レーティングス

格付け会社の仕事は、投資商品を「AAA~B₋」の範囲で信用度を決定するのが仕事。

本来、外部機関として公平・公正な信用格付けをする立場ですが機能していませんでした。

なぜなら、銀行は信用格付けが低いと他の格付け会社に依頼をしてしまうため

格付会社
格付会社
サブプライムローン債権は格付「BB」です。
銀行
銀行
「BB」なら他の格付会社に依頼する!
格付会社
格付会社
よく見ると格付「AAA」でした!

ウソみたいな話ですが、これが当時の現実です。

格付会社も手数料欲しさに、銀行にとって都合の良い格付を行っていました。

不正に大手格付会社に最高格付「AAA」をつけさせた事で、高金利+信用が高いという事で世界中で販売が拡大。

結果、更に住宅バブルが過熱する形になりました・・・

原因④住宅ローンバブルの崩壊

サブプライムローンの特徴である「途中から金利が上がるステップローン」により、支払いができない債務者が続出。

「住宅を売りたい」という需要が拡大し、住宅価格はアメリカ全土で下落。

住宅バブルの崩壊が始まったきっかけです。

元々、貸し倒れリスクの高い低所得者層にまともな審査も無く貸付を行った事が原因ですね。

サブプライムローン債権もしばらくして紙屑に。

このサブプライムローン債権を大量保有していたのがどこかというと・・・「リーマン・ブラザーズ」だったのです。

この結果、リーマン・ブラザーズのみならず大手投資銀行が軒並み倒産し世界規模の金融ショックに繋がりました。

リーマンショック後アメリカはどう対応したか?

前大統領オバマ氏により、7,000億ドルの不良債権買取が行われました

オバマ前大統領は、日本のバブル崩壊から学び、迅速かつ大胆な金融政策を行ったと言われています。

当時、賛否はあったもののとにかくスピードを優先しました。

この素早い対応により、現在の高成長が続く米国が作られたと言っても過言では有りません。

リーマンショックにより株価はどうなったか?

日経平均は1ヶ月あまりで45%を超える大暴落となりました

リーマンショック前の世界的金融危機により2007年より長期的な下落相場に突入していました。

2007年から見ると下落幅として60%を超える驚異的な下落です。

2012年アベノミクス相場以降、株価は右肩上がりを続けています。

個人投資家の方は、過去の下落相場をチェックして「同じ事が起こる可能性がある」という、リスクの認識をしておきましょう。

「実際に起きたら耐えられないな」と思ったら、現金比率を上げるなどリスクヘッジは大切です。

リーマンショックまとめ

本記事ではリーマンショックが起きた原因をまとめさせて頂きました。

銀行の手数料ビジネスのために、様々な不正が行われていた事が原因です。

本当の被害者は、倒産した「リーマン・ブラザース」ではありません。

セールスに乗せられてしまい、高金利ローンで住宅を購入させられた「低所得者層」の方が一番の被害者だと考えます。

住宅、仕事の無くし車で生活する人が多数発生しました。

やはり自身を守るには、正しい判断ができる「情報強者」になる事です。

リーマンショックの過去を知り、自身の資産を守る正しい知識を身につけましょう!

以上、リーマンショックまとめでした(‘◇’)ゞ

最後にリーマンショックをテーマとした映画をご紹介します。

マネーショート 華麗なる大逆転

 

 

マネーショートは、リーマンショック前に経済の破綻に気付いていた金融マンたちの実話を元に作られている作品。

投資用語「CDO」、「CDS」など分かりやすく学ぶ事が可能です。

ぜひ、リーマンショックを詳しく学びたい方はチェックを(‘◇’)ゞ

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