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【検証】「個人投資家になるには?」資金量や具体的な方法を解説

悩み人
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個人投資家になりたい。具体的な資金量や方法について教えて欲しい

本記事では「個人投資家になるには?」をテーマに必要資金、方法を徹底解説していきます。

【記事の結論】

個人投資家になることは難しくありません。具体的な事例をみると少額から始める投資家も多数存在。始める行動力と勇気、後は無理のない範囲でお金を準備しておきましょう。

個人投資家とは?

まずは個人投資家について解説します。

個人投資家とは?

組織に属さず単独で自身の資産で投資を行う人

反対に組織として投資を行う人を「機関投資家」と呼びます。

つまり、個人投資家の定義には資金量や経験はありません。

極端な話、数千円でも金融商品を売買する方であれば、立派な個人投資家と言えます。

個人投資家のメリット、デメリット

続いて、個人投資家のメリット、デメリットを見ていきましょう。

個人投資家のメリット

個人投資家のメリットは、「自身の資金を投資できる」という点です。

つまり、売買の判断は投資家本人で行うことができます。

このため、「損失が出ている銘柄を長期投資する」など時間を武器にすることが可能です。

企業成長が今後期待できるのであれば、個別株を10年以上保有することもOK。

機関投資家の場合、顧客の資金を投資しているため常に最高のパフォーマンスを出せる投資商品を購入する必要があります。

結果、短期売買が中心となるのが特徴です。

これから個人投資家になる方は、メリットである「時間を味方につける」という点を意識し、長期投資を行うことをおすすめします。

個人投資家のデメリット

個人投資家のデメリットは以下3点です。

  1. 資金量
  2. 情報量
  3. スピード感

機関投資家と個人投資家であれば、「資金量」が大きく異なります。

また、得られる「情報量」、「スピード感」も機関投資家に太刀打ちすることはできません。

個人の場合柔軟な対応が取れる反面、残念ながら組織力には勝てない現実があります。

このため、個人投資家の強みである「時間を武器にした長期投資」を金融庁も積立NISAなどで推奨しています。

個人投資家実態調査【資金量、年収】など

個人投資家について理解をするため、資金量や年収など実態を確認していきましょう。

①個人投資家の年収

【年代別の年収推移】

特徴は以下の通り

  • 個人年収は「300万円未満」が45.1%
  • 年収「500万円未満」が69.8%
  • 40代及び50代の年収は500万円未満が5割程度

約7割が500万円未満の年収であり、オフィスワーカーの平均的であり高収入の方ばかりという事はありません。

②金融資産保有額

【年代別の金融資産保有額】

特徴は以下の通り

  • 金融資産保有額は、1,000万円未満が過半数(56.3%)
  • 20~30代は300万円以下が約5割
  • 平均保有額(全体)は1,610万円

20代~30代の若年層に注目すると、少額から投資を始めている方が多くいます。

50代以降1,000万円を超える資産額の方が増加しており、若年層から継続した投資経験が重要と考えられます。

③有価証券(株式、投資信託、公社債)の保有額

有価証券保有額に注目した場合は以下の通り

  • 300万円未満が52.3%
  • 1,000万円未満が77.3%

100万円未満の投資家が約3割と少額からリスクを抑えた投資を行っている個人等投資家が多数存在します。

個人投資家実態調査として以下3点について解説しました。

  1. 年収
  2. 金融資産保有額
  3. 有価証券保有額

ポイントをまとめると

  • 年収は500万未満が7割
  • 金融資産保有額は20~30代は300万円以下が約5割
  • 有価証券保有額は300万円以下が約5割

結論としては、個人投資家になるのは難しくありません。

個人投資家=お金持ちというイメージを持つ方もいますが、現在は少額から投資ができるサービスが多数存在します。

投資家になることを難しく考えず、「まずは始めてみる」という勇気が大切です。

続いて、個人投資家になる具体的なSTEPを解説します。

個人投資家になる方法とは?5STEPにて解説

STEP①投資について勉強する

投資始める前に金融知識について最低限勉強しましょう。

金融に関する知識と株式保有額、年収推移をまとめてグラフでは

金融知識の高さと平均年収、株式平均保有額において相関関係が見らています。

つまり、金融リテラシーを上げることは個人投資家に必要不可欠です。

投資の勉強と聞くと「高額な費用が必要では・・・」と考える方が一定数存在します。

結論、現在は無料~少額で有益な情報を得る事が可能です。

具体的には以下の通り

  • 投資本を読む
  • ビジネス雑誌を読む
  • YouTubeを活用する
  • 情報サイト、番組を見る
  • Twitterの活用

まずは、お金を使わず無料~少額で手軽に投資の勉強を行いましょう。

独学で投資について勉強する方法は以下で解説しています。

【株式投資の勉強】独学で一人前の投資家になる方法10選【初心者卒業】 本記事では「株式投資の勉強」をテーマに独学で勉強する具体的な方法を解説します。 株式投資を始める場合、「企業分析」、「チャ...

STEP②自身に合った投資商品を見つける

投資といっても様々です。

リスクを大きく取れば効率よく利益を上げることが可能です。

但し、「資産が半分になった・・・」という個人投資家も少なくありません。

「性格」、「家庭環境」、「年齢」などにより取れるリスクが異なるため、まずは自身に最適な投資商品をチェックしてみましょう。

金融商品 リスク 詳細記事
株式 詳細
投資信託 詳細
iDeCo 詳細
ロボアドバイザー 詳細
REIT 詳細
FX 詳細
仮想通貨 詳細
不動産クラウドファンディング 詳細

詳細で各投資商品別に詳しいメリット、デメリットを解説しています。

もし悩んだら「積立NISA」を活用した投資信託の購入をおすすめします。

金融庁が厳選した投資商品を購入でき、売却時も非課税で受け取ることが可能です。

詳しくは以下記事で解説しています。

【後悔】「積立NISAやめとけ」と言われる7つのデメリット【対策あり】 本記事では「積立NISA」をテーマにやめとけと言われるデメリットを深掘りします。 積立NISAは「非課税で運用可能」、「投...

STEP③シミューレーションアプリを活用してみる

投資商品が決まったらシミュレーションアプリを活用して、お金を使わずに投資の練習をしてみましょう。

例えば「株式投資」を始める方であれば「株たす」の活用がおすすめです。

株たす-株式投資のシミュレーションゲーム

株たす-株式投資のシミュレーションゲーム

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株たすは、3,600社以上の銘柄から好きな株を選べるデモトレードアプリ。

  • 株式投資を始めてみたいけど難しそう
  • 株をやってみたけど上手くいかない
  • 株の基礎を教えて欲しい

こんな方におすすめのアプリです。

特徴は、3,600社を超える銘柄への投資体験ができる点。

お金を掛けずにノーリスクで株式投資を体験してみましょう。

また、漫画で株の基本を勉強する事が可能です。

まずは、お金を使わずに「自身は投資は向いているのか?」を事前にチェックしておきましょう。

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STEP④口座開設を行う

投資について理解をしたら、あなたに合った投資商品の口座開設を行いましょう。

口座開設のポイントは

  1. 手数料の安さ
  2. 取引の手軽さ
  3. 少額投資に対応しているか

など、自身に合ったサービスを上手く活用することをおすすめします。

参考まで株式投資で少額投資に対応しているサービスは以下の通りです。

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STEP⑤実際にトレードしてみる

実際にトレードする場合の注意点は

  1. 少額からリスクを抑えて投資する
  2. 反省点洗い出し改善する
  3. 感情的にトレードしない

また、「投資商品が自身には合わない」と感じたら、違う投資にもチャレンジをしてみましょう。

また、貯金と投資の比率は大切です。

リスクを取り過ぎた投資は、感情的なトレードになってしまう原因。

貯蓄と投資の比率についても事前に考えておきましょう。

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「個人投資家になるには?」まとめ

本記事では「個人投資家になるには?」をテーマに資金量や方法を解説しました。

結論としては、個人投資家になることは難しくありません。

  • 年収は500万未満が7割
  • 金融資産保有額は20~30代は300万円以下が約5割
  • 有価証券保有額は300万円以下が約5割

上記の通り、少額投資から投資を始めている方が多数います。

但し、投資を継続できる方は少ないのも事実です。

リスクを取り過ぎた投資が原因で、資産を大きく減らし相場から退場する方も少なくありません。

「個人投資家になることは簡単でも、続けることは難しい」

という事を忘れずに、あたなに合った投資商品でリスクを抑えた投資をすることをおすすめします。

以上、「個人投資家になるには?」まとめでした。

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