本記事では「株式投資」をテーマにやめとけと言われるデメリットを解説します。
非課税制度を中心に、株を始める方が増加しています。
但し、株式投資にはメリットばかりではなくデメリットも存在。
金融ショックにより、資産の多くを減らしてしまった方も少なくありません。
このため、「株式投資やめとけ!」をテーマに注意点と対策を深掘りします。
①「株やめとけ」の言葉には悪意はない
②株式投資はリスクがあり勉強が必要
③短期売買で安定した資産を築く事は難しい
④但し、現在は手軽に投資を勉強できる時代
⑤少額投資も上手く活用しよう
「株式投資やめとけ!」と言われる理由
「株式投資なんかやめとけ!初心者が手を出したら痛い目に合うだけ!」
と、言われた方もいるのではないでしょうか?
日本人の投資人口は約10人に1人程度と、投資に対して否定的な考えが多くのあるのも事実です。
以下、日本人の金融商品別保有率
預貯金が91%越えと、貯蓄を推奨している方が少なくないと言えるでしょう。
注意して欲しいのが「株なんかやめとけ」と発言をする方の多くが、「悪意を持って発言している訳ではない」という点です。
- 自身が大損した経験がある
- 友人や家族が株で失敗した
- テレビやネットで「株で借金」という情報を見た
など要因は様々。
この点を踏まえると、あなたの為を思った良心からでる発言と言えます。
但し、悪意はないものの誤解されている点も多く本記事ではデメリットだけでなく対策も解説します。
まずは、デメリットを見ていきましょう。
「株やめとけ!」と言われる4つのデメリット

「株やめとけ!」と言われるデメリットは以下の通りです。
順番に解説します。
デメリット①損をする可能性がある

「株は元本保証ではない!損するから株やめとけ」
株式投資は元本保証ではありません。
普通預金や定期預金であれば、超低金利であるも元本を下回る事はありません。
以下、昭和45年~61年の短期金利の推移
短期金利 | |
昭和45年 | 6.25% |
昭和48年 | 5.75% |
昭和50年 | 8.75% |
昭和55年 | 9.25% |
昭和61年 | 5.00% |
過去には普通預金で7%を超える金利が受け取れた時代もあります。
このため、特に年配層の方を中心に「投資より貯金」という考えが根強いのが現状です。
デメリット②リスクが高い

「株はリスクが高い!」
2020年3月の「コロナショック」では1ヶ月あまりで40%近く株価が暴落しました。
仮に100万円投資をしていた場合、資産は60万円まで減少。
金融ショックが起こるたびに、「投資は危険」という言葉が聞かれるのも事実です。
デメリット③個人投資家は勝てない

「株なんか個人投資家は勝てない!」
株は個人投資家だけでなく「機関投資家」など投資のプロが参加しています。
「情報の速度」、「資金量」に大きな違いがあり個人投資家が安定した資産を築くのは簡単な事ではありません。
このため、短期投資で利益を挙げ続けるのは、一部の天才を除いて困難です。
「個人投資家は勝てない」も株やめとけと言われる理由の1つです。
(参考)【個人投資家はカモなのか?】株で勝てない6つの仕組みを徹底解説
デメリット④株取引は勉強が必要

「株取引には難しい勉強が必要!」
株取引に必要は知識は以下の通り
- 株の基礎知識
- チャートを見る力
- 株の専門用語
投資をする上で最低限の勉強は必要です。
勉強をせず感覚で投資を始めた場合、大切なお金の多くを失う可能性があります。
このため、株には勉強が必要という声も間違いではありません。
上記の通り「株やめとけ!」という理由は様々です。
但し、注意点があるため以下で解説します。
【注意】投資をしない事は大きなリスクがある

投資にはリスクがあり、すべての方におすすめできるものではありません。
資金量、性格も様々であり「私は投資をしない」という考えも尊重されるべきです。
但し、「預貯金100%にもリスクがある」という点は理解をしておきましょう。
以下、公務員の給料推移
上記の通り、物価と合わせて初任給も上昇しています。
このため、銀行預金をしているだけではインフレリスクにより実質の資産は毀損しています。
また、為替リスクも存在。
以下、2022年3月のドル円チャートです。

約2週間で為替は114円→125円まで上昇。
結果として、日本円の価値は9%程度減少しています。
このため、投資をしないという事は「日本円の価値が上昇する事にかけている」とも言えます。
「投資しない」という考えは尊重されるべきであるも、リスクの点はしっかりと認識しておきましょう。

「株やめとけ!」と言う人に伝えたい対策5選

「株やめとけ!」は誤解があり対策次第で解決する問題ばかりです。
1つずつ解説していきます。
対策①インデックス投資ならリスクを抑える事が可能
金融庁が推奨するインデックス投資による「長期・積立・分散」であればリスクを抑えた投資が可能です。
- TOPIX
- S&P500
- 全米株式
など、特定の指数に合わせて「ドルコスト平均法」で投資をするのがおすすめ。
「相場の平均点を取る手法」と言われており、企業分析も不要な点が強みです。
過去の歴史上、20年以上と長期投資の場合「年5%」程度のリターンが期待できます。
このため、「投資は怖い」と感じる方は、積立NISAを活用した長期投資を検討してみましょう。
積立NISAに向いている人の特徴は以下で詳しく解説しています。

対策②現物取引では借金にならない
「株で数百万円の借金」などの噂を聞く事もありますが通常の取引ではありえません。
借金になる取引とは
- 信用取引
- FX
- 先物取引
など「レバレッジ」をかけた取引です。
このため、現物取引であれば最悪企業が倒産しても0円。
「投資信託」なら投資先が広く分散されているため倒産リスクも皆無です。
このため、投資方法次第でリスクを抑える事ができる点は覚えておきましょう。

対策③少額から投資する方法もある
最近では、単元未満株(1株)から投資ができる証券会社が拡大しています。
単元未満株なら大手企業も以下価格から投資ができます。
- KDDI:約3,500円
- トヨタ自動車:約9,700円
- 任天堂:約54,000円
このため、小額から投資を体験するのも対策として有効です。
単元未満株を始める場合、クイズに答えて3株無料で貰えるキャンペーンを開催している「LINE証券」の活用も検討してみましょう。
口座開設 | スマホのみで完結(2営業日) |
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※筆者は楽天グループの株をゲットしました。

キャンペーンを上手く活用しながら、お得に投資を始めてみてはいかがでしょう。
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もっと詳しく知りたい方は口座開設~取引方法まで以下記事で解説しています。

対策④株式投資の勉強は手軽にできる時代
現在は「情報社会」であり、優良な情報を無料で得る事ができます。
このため、株式投資に必要な勉強は独学でも得る事が可能です。
具体的には
- 株の書籍
- ビジネス雑誌
- SNS
- 株テレビ番組
- 株情報サイト
などの活用がおすすめ。
昔であれば、有料セミナーに参加しなければ得られない情報が簡単に取得できます。
株の勉強に悩んだら以下記事も合わせてチェックしてみましょう。

対策⑤お金をかけずに株式投資の練習が可能
ここまで色々と対策を解説しましたが、それでも不安な方は「株シミューレーションアプリ」の活用も検討してみましょう。
シミュレーションアプリを活用する事で、お金を使用せずデモトレードが可能です。
筆者おすすめは無料アプリ「株たす」
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詳しくは以下記事で使い方など解説をしています。

「株やめとけ!」まとめ
本記事では「株式投資」をテーマにやめとけと言われるデメリットを解説しました。
ポイントをまとめると以下の通り
「株やめとけ!」と言われるデメリット4選
具体的な対策5選
「株やめとけ!」の発言に悪意はありません。
むしろギャンブル的なトレードをしている投資家にはありがたい発言です。
但し、あなたが本気で「資産形成をしたい!」と思うなら、発言に負けじと投資を始める事をおすすめします。
また、対策で記載した通り「インデックス投資」、「少額投資」などリスクを抑えた投資から始める事が最適です。
以上、「株やめとけ!」デメリット、対策まとめでした。
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