本記事では、「気絶投資法」をテーマにメリット、デメリットを解説します。
一部投資家の中では、SNSを中心に気絶投資法という言葉を使用。
気絶投資法は短期的な値動きを気にせず長期投資ができる1つの手段です。
様々な魅力はあるも、注意点があるため本記事で深掘りします。
①気絶投資法はSNSで使用されている言葉
②気絶投資法は長期ホールドをする手法
③狼狽売りを防ぐ、手数料を抑えるメリットがある
④一方、個別株投資の場合は注意が必要
⑤投資手法の1つとして検討しよう
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「気絶投資法」とは?
まずは「気絶投資法」の基本について解説します。
株を購入したら保有を忘れ、長期ホールド(気絶)すること
正式な株用語ではなくSNS等で作られた造語です。
SNSでは「気絶投資法」という言葉が利用されている。
株やってて思うことはデイとかスイングするぐらいなら大暴落からの気絶投資が一番いいよね(´・ω・`)
— レミさん@美味しいもの食べたい (@Reminiscence017) September 1, 2023
SOXLを購入!そんな悪いところでは無いと思いたい。5ドルくらいになったら再度買い増す予定。後は気絶投資法により放置w
— ドリ (@dreamlover310) September 26, 2022
昨日ポジったまま寝落ちしちゃって、夜中起きたら利益伸びてた🥹
逆になるパターンもあるが、気絶投資法は良いものである— 半熟煮卵のプロトレーダーるなこ💹🐈⬛ (@runakofxtrade) September 28, 2022
気絶投資法が注目されたのは、以下の画像が1つの要因です。

運用会社にて2003年~2013年顧客パフォーマンスを調査。
運用結果が良かった投資家には以下特徴がありました。
- 1位:亡くなっている人
- 2位:運用しているのを忘れている人
2009年には、リーマンショックの影響で株式市場は50%を超える暴落。
厳しい環境の中、気絶投資法を行った投資家は高い運用成績を出しました。
こんな魅力のある、気絶投資法のメリット、デメリット(注意点)を深掘りしていきます。
「気絶投資法」3つのメリット

気絶投資法のメリットは以下の通りです。
メリット①狼狽売りを防ぐ
気絶投資法のメリットは「株価の動きに一喜一憂しない」という点が挙げられます。
株価を見ると「保有株はまだまだ暴落するのでは・・・」と不安になるのが人の性。
企業成長が続いている株も、市況によって連れ安となることも少なくありません。
但し、業績が拡大していれば長期的には企業価値はあがり株価は上昇します。
適正価格より大幅に割安なのであれば、買い増しチャンスとも言えるでしょう。
日々の株価を見ない気絶投資法は、狼狽売りを防ぐ効果があります。
メリット②取引手数料を抑える
頻繁に取引すれば、市況に合わせて柔軟に対応することができます。
一方、取引手数料が高額になる点は課題です。
気絶投資法は、購入後保有を継続する投資法のため、取引手数料を抑えることができるのは強みと言えるでしょう。
メリット③長期投資が可能
気絶投資法は株を保有していることを忘れるため、必然的に長期投資になります。
積立NISAを導入している金融庁も個人投資家に長期投資を推奨
短期的に株価は上昇と下落を続けるも、長期的には右肩上がりのチャートを形成しています。
S&P500長期チャート(1980年~2023年)

もちろん、未来の株価は不確実であり「絶対に上がる」ということはありません。
一方、直近のコロナショックでも起きたように、経済悪化の局面では「政策金利の引き下げ」など金融緩和が行われます。
国を上げて経済の活性化が行われるため、上昇が期待される市場にお金を投資し続けることは資産運用に置いて必要不可欠です。
但し、日本の場合「少子高齢化」の問題もあるため投資国の分散などカントリーリスクへの対策は行いましょう。
(参考)【比較】「日本株と米国株どっちがおすすめか?」5つのポイントで解説
メリット④個人投資家の特権である「時間」を味方にできる
気絶投資法ができるのは、個人投資家の特権です。
相場のプロである「機関投資家」、「ヘッジファンド」に対して、個人投資家は勝ち目がありません。
- 資金量
- 情報量
- スピード
など、圧倒的な組織力を保有しているためです。
但し、「時間」は唯一相場のプロに勝てるポイントと考えています。
ヘッジファンドは、顧客の資金を運用しており「最も利益を出せる銘柄」へ投資を実施
常に高いパフォーマンスが求められ、保有株を塩漬けにすることはできない
一方、個人投資家には短期的な利益を要求されることはありません。
「時間を味方にできる」というのは個人投資家に与えられた特権と言えます。
「気絶投資法」の注意点(デメリット)

気絶投資法のデメリットは以下の通り
デメリット①将来資産が大幅に減っている可能性もある
相場の未来は常に不確実です。
過去の歴史上長期投資は安定したリターンを出しているも、これからも未来は誰にもわかりません。
このため、20年後「保有株は大幅な含み損出していた・・・」ということも十分考えられます。
資産・地域を分散して積立投資を行った場合、20年継続運用で安定したパフォーマンスを上げている
このため、広く分散されたインデックスファンドを長期で保有するのは良い選択肢と言えるでしょう
デメリット②「個別株」は情報収集が必要
個別株に対して「気絶投資法」を行う場合、銘柄への情報収集は必要不可欠です。
- 企業の不祥事
- 粉飾決算
- 長期的な業績不振
など、個別株には様々なリスクがあります。
特に、「企業不祥事」、「粉飾決算」の場合上場廃止の可能性もあるため、定期的に企業が発信するリリースはチェックするようにしましょう。

「気絶投資法」を行う際の4つのポイント

気絶投資法を行うポイントは以下の通りです。
- インデックス投資を行う
- 貯蓄と投資の比率考える
- 証券口座ID、パスワードを見えないようにする
- 投資銘柄のスクリーニングを実施
ポイント①インデックス投資を行う
注意点でも記載した通り、個別株の長期投資にはリスクがあります。
インデックス投資の場合、投資先が広く分散されているため企業倒産のリスクはない
「全世界株式インデックスファンド」を1つ購入するだけで、カントリーリスクへの対応も可能
気絶投資法に悩んだらまずは「全世界株式」を検討しましょう。

ポイント②貯蓄と投資の比率考える
「保有株を見ない」と決めても、リスク許容度を超えた投資では株価が気になる原因となります。
「最悪半分になっても大丈夫」などゆとりを持った比率にすることが大切です。
気絶投資法は心のゆとりが必要
株価が気になる場合、投資比率を下げよう

ポイント③証券口座ID、パスワードを見えないようにする
「簡単に証券口座にログインできないようにする」というのもおすすめの方法です。
ログインができなければ、強制的に株価に一喜一憂しない状態を作ることができます。
証券口座で自動積立設定を行ったら、後は市場にお金を投下しながら将来大きくなって帰ってくることを待ちましょう。
株をやめる方法でも、証券口座との向き合い方について解説しています。

ポイント④投資銘柄のスクリーニングを実施
株価 | 長期的な株価推移 |
---|---|
時価総額 | 発行済み株式数×株価 |
PER | 株価÷1株当たり利益(目安は15~25倍) |
ROE | 純利益÷株主資本×100(8~10%を超えると優良企業) |
自己資本比率 | 自己資本÷資産(目安は30%以上あれば安全) |
配当利回り | 配当金÷株価 |
など、各種指標を元に投資判断を行うことが大切です。
ポイントは短期ではなく「長期的な企業業績推移」のチェックを行うことが大切。

無料で使えるスクリーニングツールが多数あるため、以下記事からあなたに合ったツールを見つけてみましょう。

【推薦】「気絶投資法」におすすめアプリ
長期、積立、分散投資を学びたい方はアプリの活用がおすすめです。
アプリ内でNISA制度を活用したシミュレーションに対応。

投資信託を長期積立した場合のシミュレーションを行うことができます。

また、「積立投資の基本」、「個別株のシミュレーション取引」にも対応しているため、投資の練習にも最適です。
無料アプリであるため気軽に活用をしてみましょう。

気絶投資法【まとめ】
本記事では「気絶投資法」をテーマにメリット、デメリットを解説しました。
気絶投資法は「株を保有していることを忘れる」というのがポイントです。
株価に一喜一憂することなく、長期投資出来るのが強みと言えます。
但し、未来の株価は誰にも分からないため、「投資国の分散」や「リスクを抑えた投資比率」など対策はしっかりと取りましょう。
以上、「気絶投資法の魅力」まとめでした。
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