こんにちはイチリタです。
今回は、【損切りできない】株の損切りルールとタイミングの考察│見切り千両についてです。
投資をしていると、保有株の損切りのタイミングに悩みませんか?
投資の格言で「見切り千両、損切り万両」という言葉が有ります。
含み損を抱えた株式などに対して、損失の少ないうちに見切りをつけることは千両の価値があり、損失を拡大させないために、ある程度の損を覚悟で売買することには万両の価値があるという例え。
つまり、損失が少ないうちに損切りするという事は、投資の世界で生き残るために必要な事。
今回は、重要な投資の損切りについて記事にしていきます!
株の損切りルールとタイミング

株の損切りルールとタイミングは以下の通りです。
・○○%下落した時などマイルールを決める
・下値支持線などチャートから損切りラインを決める
・企業が不祥事を起こした時
・○○ショックのような市場全体が大暴落している時
○○%下落した時などマイルールを決める
買値から5%や10%などマイルールに基づいて損切りする方法です
一般的には、10%を損切りラインとして設定する事が多いと思われます。
デイトレードなど短期売買を頻繁に繰り替えす人であれば、数%など細かな損切りラインを設定する事も。
新規買付と合わせて、マイルールで決めた損切りラインを設定する事で、長期に渡る塩漬け株を保有するリスクが無くなる点がメリットです。
下値支持線などチャートから損切りラインを決める
チャートのテクニカル分析に基づき損切りをする方法です
下値支持線(サポートライン)を簡単に説明すると、それ以上は下がらないよう下値を支持するように働くラインの事です。

その他のテクニカル分析も以下の通り様々。
・移動平均線
・一目均衡表
・ボリンジャーバンド
・バラボリック
テクニカル分析の注意点は、あくまで株価の動きを予測するツールで有り分析結果は絶対では有りません。
企業が不祥事を起こした時
企業による、食品偽装や粉飾決算などの不祥事を起こした時に損切りする方法です
損切りが苦手は私ですが、企業が不祥事を起こした時はどれだけ損失が出ていても損切りをするというルールにしています。
最近の企業不祥事の例としては
・かんぽ生命の不正販売
・スルガ銀行の不正融資
・東芝の不適切会計問題
かんぽ生命については、組織ぐるみで長期に渡り保険商品をお年寄りに不正販売を繰り返していました。
上場している大企業の場合、体質は簡単には改善できない・・・と考えています。
このため、私は企業が不祥事を起こした際は必ず損切りするというマイルールを決めています。
○○ショックのような市場全体が大暴落している時
コロナショックやリーマンショックなど市場全体の暴落時損切りする
市場全体がパニックによる売りが続いている場合、一部保有株を損切りを行いキャッシュポジションを増やす事も検討しましょう。
一時的に現金保有率を高め、市場のパニックが収まった時に再度買い直す事も必要です。
株の損切りの注意点

株の損切りの注意点は以下の通りです。
・損切りした株のチャートはしばらく見ない
・損切りルールを変更しない
損切りした株のチャートはしばらく見ない
損切りした翌日株価が上がっていたらショックですよね・・・
株式投資をしていると、頻繁にこういった事が発生します。
この対策としては
損切りした株はお気に入り銘柄一覧から一旦削除する
私の場合、損切りした株はお気に入り銘柄リストから削除するようにしています。
損切りしている株は、冷静な思考で次の購入タイミングを判断する事が困難なためです。
一旦、損切りした銘柄は忘れて新たな投資銘柄を探す時間に充てる事のほうが賢明です。
損切りルールは変更しない
人間の心理として、「損を確定させる」という事は嫌なものです。
株価2,000円で損切りしようと決めていたのに、損切りラインが近づくと1900円に変更してしまう・・・という事は良く有る事。
但し、これでは正しい損切りとはならず、場合によっては損失額を大きくしてしまう元です。
現物株なら損切りはしないというルールも

投資家の中には、現物株なら損切りをしないというルールを設定している人もいます。
そんな私も基本的には、企業の不祥事以外は大きな損失があっても保有を継続しています。
配当金、株主優待を企業から貰いながら長い目で株価の回復を待つ・・・というのも選択肢としては有りかと思います。
信用取引や自分のリスク以上の投資ををしてしまっている人は必ず損切りルールを設定しましょう!
信用取引や投資と現金のバランスについては以下にて記事にしています↓


まとめ
・自分にあった損切りルールを決めよう
・損切りルールのおすすめは「○○%と下がったら」、「テクニカル分析」、「企業の不祥事」、「○○ショックなど市場暴落時」
・損切りした銘柄はしばらく株価チェックはしない
・一度決めた損切りルールは変更しないようにしよう
・現物株なら損切りラインを設定せず長期ホールドも有り
株価は長期でみると一定の頻度で大暴落を繰り替えしています。
まずは、株式市場から退場しない!
これを心がけてリスクを抑えた投資を続けましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございます。