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「ミニ株はおすすめしない」と言われる5つのデメリット【手数料に注意】

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悩み人
悩み人
ミニ株を検討中。おすすめしないという声も聞くがメリット、デメリットを教えて欲しい

本記事では「ミニ株」をテーマに単元未満株取引のメリット、デメリットを解説します。

ミニ株は少額投資に対応しているため、若年層を中心とした投資初心者の方におすすめです。

500円などワンコインで株式投資を体験できるのは魅力と言えるでしょう。

但し、ミニ株取引の手数料や取引ルールから「おすすめしない」という声があるのも事実。

このため、ミニ株投資を始める方に向けてメリット、デメリットを深掘りします。

本記事の結論まとめ

①ミニ株投資の魅力は少額投資

②投資を体験したいという方におすすめ

③但し、「手数料」、「約定に時間が掛かる」点は課題

④取引銘柄に制限がある点も注意

⑤メリット、デメリットを正しく理解してミニ株投資を始めよう

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【基本】ミニ株とは?

まずは、「ミニ株とは?」について簡単に解説します。

ミニ株とは「1株」から買える株の事を指す
  • 単元未満株
  • 端株
  • S株
  • ワン株
  • プチ株

など、様々な呼ばれ方がありますが意味は同じです。

売買単位のことを「1単元」といい、基本的に上場会社は100株(一部例外除く)を1単元としています。

このため、100株に満たない小さな株として「ミニ株」という呼び方が生まれました。

ミニ株の魅力は、少額投資ができる点です。

値がさ株は100株で100万円を超える銘柄も少なくない

1単元100万円の値がさ株も、ミニ株であれば1万円から取引が可能。

こんな魅力のあるミニ株ですが、「おすすめしない」と言われるデメリットが存在します。

「ミニ株はおすすめしない」と言われる5つのデメリット

ミニ株投資のデメリットは以下の通りです。

順番に解説します。

デメリット①手数料が割高になる

ミニ株投資の手数料には注意が必要です。

【比較】SBI証券スタンダードプラン(単元株)とミニ株の比較

  • スタンダードプラン:約定代金別に55円~1,070円
  • ミニ株:買付:※実質無料 売却:0.55%

最低手数料はどちらも55円

※買付手数料分は翌月キャッシュバックされる

上記2種類を約定代金別に手数料を比較
(手数料は買いと売りの合算)

約定代金 単元株 ミニ株
1万円 110円 55円
5万円 110円 275円
10万円 198円 550円
50万円 550円 2,750円
100万円 1,070円 5,500円

上記の通り、約定金額が大きくなるにつれて手数料が高くなるのがミニ株の課題です。

また、最低手数料が設定されている点も注意しましょう。

(例)SBI証券で1,000円決済の場合
→最低手数料として「55円」必要

上記の場合、手数料は5%を超える

このため、少額投資の決済には注意が必要です。

デメリット②取引銘柄は制限あり

ミニ株はすべての銘柄に対応しているわけではありません。

例:LINE証券 大型株、中型株を中心に約1,500銘柄

このため、取引できない銘柄がある点は課題が残ります。

但し、取引制限が掛けられているのは小型株が中心であり、投資の練習という点では大きな制約ではありません。

また、SBI証券であればミニ株でも約3,500銘柄に対応。

多くの銘柄に少額から投資をしたい方は、証券会社選びにも注意をしましょう。

デメリット③約定までに時間が掛かる

ミニ株は約定まで時間が掛かる点には注意しましょう。

例:SBI証券「S株」の場合
受付時間 約定タイミング
07:00~10:30 当日後場始値
10:30~13:30 当日後場引け
13:30~07:00 翌営業日前場始値

このため、相場急変動時など思いもよらぬ高値で約定する可能性があります

単元株のように「指値注文」ができない点はミニ株投資のデメリットと言えるでしょう。

デメリット④基本的に株主優待は対象外

株主優待は日本独自の株主への還元制度です。

基本的には100株以上を保有している株主へのサービスであり、ミニ株では優待を受け取ることができません。

このため、優待を含めた総合利回りでは単元株に劣る点は注意をしましょう。

デメリット⑤株主総会での議決権がない

ミニ株投資の場合、株主総会における議決権の行使は認められません。

「利益配当請求権」、「書類閲覧謄写権」、「株主代表訴訟提起権」等の株主の権利は認められる

議決権の行使は株主としての権利であるため、デメリットの1つとして認識しておきましょう。

ミニ株には様々なデメリットがあります。

特に、指値注文に非対応であり想定した買値で即時に約定しない点は大きな課題。

また、日本独自の株主優待制度が受けられないという点も注意しましょう。

但し、ミニ株にはメリットもあるため以下で解説します。

「ミニ株」4つのメリット

ミニ株のメリットは以下の通りです。

順番に解説します。

メリット①少額から投資が可能

ミニ株はワンコインで取引可能

ミニ株の魅力は、「少額から株を購入することができる」という点です。

単元株(100株)の場合

  • A社:約10万円
  • B社:約50万円
  • C社:約100万円

など、投資を始めたばかりの方には手軽に購入できない金額です。

一方、ミニ株取引の場合

  • A社:1,000円
  • B社:5,000円
  • C社:10,000円

など、日々の生活で節約したお金を投資に回せるのは魅力と言えるでしょう。

メリット②1株から株主優待が貰える

少額でもお得な株主優待が貰える

限られた銘柄のみですが、1株からでも株主優待を受け取られる銘柄が存在します。

具体的には「端株優待」、「1株優待」と言われる株主優待です。

例:上新電機(8173)

1株保有する事で5,000円分の割引券が貰える

限られた企業のみですが、少額から株主優待が貰えるのは魅力と言えるでしょう。

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メリット③リスクを抑えた投資が可能

少額から分散投資ができる

ミニ株は少額投資に対応しているため、複数の銘柄に分散投資できる点は魅力です。

仮に投資額10万円から単元株を始める場合、「投資銘柄が限られる」、「1企業に集中投資になる」という課題があります。

この点、ミニ株を活用することでセクター分散をさせながら投資ができる点はメリットと言えるでしょう。

メリット④配当金が受け取れる

少額投資でも配当金が貰える

ミニ株の場合でも、配当金を受け取ることができます。

このため、ミニ株投資を継続すれば将来的に配当収入を作ることが可能。

少額から気になる企業の株を分散させながら投資を始めてみましょう。

但し、高配当株は買い時を選ぶ投資法のため以下も合わせてチェックしましょう。

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「ミニ株投資」おすすめ証券会社

ミニ株投資におすすめの証券会社は以下の通りです。

  1. SBI証券
  2. マネックス証券
  3. 楽天証券

順番に解説します。

①SBI証券「S株」

SBI証券は単元未満株サービス「S株」を展開。

楽天証券、マネックス証券同様に買付手数料が無料である点が魅力です。

手数料 買い:無料 売り:0.55%
最低手数料 55円
スプレッド

また、SBI証券は1日当たり3度の発注チャンスがあるため、当日の値動きを見ながら投資できるのは強みと言えるでしょう。

(公式)SBI証券で単元未満株を始める

SBI証券が提供している「ネオモバ」は2023年12月末のサービス終了が決定。

ネオモバを利用している方は注意点をチェックしておきましょう。

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②マネックス証券「ワン株」

マネックス証券は、単元未満株サービス「ワン株」を提供。

業界でもいち早く1株投資の買付手数料無料を発表したネット証券として人気です。

手数料 買い:無料 売り:0.55%
最低手数料 52円
スプレッド

国内に上場しているほとんどの銘柄に取引できる点がワン株の強みと言えるでしょう。

また、マネックス証券は細かな企業分析に対応した「銘柄スカウター」が利用できます。

銘柄スカウターの特徴

2007年から長期の売上、利益、EPSに対応。

リーマンショック時の業績推移もチェック可能。

企業のセグメント別売上構成も確認できます。

投資企業の主力ビジネスをチェックしてみましょう。

情報量から当サイトでは銘柄スカウターの利用を推奨

このため、ワン株はもちろん企業分析ツールとして抑えておきたい証券会社と言えるでしょう。

マネックス証券公式

銘柄スカウターの詳細は以下記事で紹介しています。

【完全攻略マニュアル】銘柄スカウター使い方、評判を解説【米国株対応】 本記事では、「銘柄スカウター」をテーマに使い方、評判を解説します。 銘柄スカウターはマネックス証券が提供する無料分析ツール...

③楽天証券「かぶミニ」

楽天証券は、2023年春1株投資サービス「かぶミニ」を発表。

国内NO.1の口座開設数を有する人気ネット証券であるも、単元未満株に非対応であった点が楽天証券の大きな課題にありました。

このため、楽天証券の口座を保有している投資家には大変嬉しい変更と言えるでしょう。

手数料 買い:無料 売り:11円/回
最低手数料
スプレッド 片道0.22%
かぶミニを活用するメリット
  • 手数料が格安
  • リアルタイム取引に対応
  • ポイント投資に対応

かぶミニは後発サービスであるため、他社証券会社を意識した手数料設定となっています。

楽天証券 SBI証券 マネックス証券 LINE証券
買付手数料 無料 無料 無料
売却手数料
(最低手数料)
11円/回 0.55%
(55円)
0.55%
(52円)
スプレッド (注1)0.22% 0.35%~
1.00%
往復コスト
1,000円
14円 55円 52円 7~20円
往復コスト
5,000円
33円 55円 52円 35~100円
往復コスト
10,000円
55円 55円 55円 70~200円

また、100銘柄のみではあるも単元未満株のリアルタイム取引に対応。

このため、当日の値動きを見ながらフレキシブルな取引が可能です。

一方、サービス開始時は1,000銘柄(予定)と取扱い銘柄が限定的である点は注意しましょう。

楽天証券公式サイト

かぶミニのメリット、デメリットは以下で詳しく解説しています。

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「ミニ株」メリット、デメリット【まとめ】

本記事では、「ミニ株」をテーマにメリット、デメリットを解説しました。

ポイントをまとめると以下の通り

ミニ株のメリット
ミニ株のデメリット

ミニ株投資には「少額投資が可能」、「リスク分散ができる」など、投資初期に最適なサービスと言えます。

但し、「手数料」や「約定までに時間が掛かる」などデメリットがある点には注意しましょう。

このため、ミニ株に慣れてきた方は単元株も併用しながら資産形成を始めるのがおすすめです。

以上、ミニ株メリット、デメリットまとめでした。

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