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【積立NISAに最適】投資信託×クレジットカードおすすめ6選│デメリットも解説

悩み人
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クレジットカードで投資信託が買える証券会社を知りたい

本記事では「投資信託×クレジットカード」をテーマにポイントが貰えるおすすめの組み合わせを解説します。

現在、クレジットカードで投資信託を購入できる証券会社が拡大。

クレカ積立を設定することで、お得にポイントを受け取る事ができます。

但し、各社制度のルールが異なるため、活用する前に違いをチェックしておきましょう。

2022年4月追記

楽天証券はクレジットカード積立の還元率変更を発表

変更に伴い、還元率が1%→0.2%へ改悪が行われます。

このため、将来的な変更を加味して活用先を検討しましょう。

制度変更の詳細は以下記事で解説しています。

【2022年9月より改悪】楽天証券ポイント乞食「今後」のとるべき行動とは? 本記事では楽天証券改悪に伴う、今後のとるべき行動について解説します。 2022年2月1日楽天証券はクレジットカード積立の還...

「クレカ積立」を活用するべき3つの理由(メリット)

まずは、クレカ積立を行うメリットを解説します。

メリット①ポイントが貰える

楽天証券ホームページより引用

クレカ積立を行うことで、各種ポイントを受け取ることができます。

還元率1%の場合、「100円当たり1ポイント」受け取ることができます。

還元率1%と聞くと「あまり意味がないな」と感じる方もいますが、長期的にみると大きな効果があります。

期間 ポイント数
1ヵ月 500ポイント
1年 6,000ポイント
5年 30,000ポイント
10年 60,000ポイント

10年間クレカ積立を行うことで「60,000ポイント」受け取ることができます。

「欲しい家電を購入する」、「旅行代の一部にポイントを使用」などにも利用可能です。

メリット②受け取ったポイントで投資できる

受け取ったポイントを活用して投資商品を購入することができます。

(例)楽天証券の場合

  • 投資信託
  • 国内、米国株式
  • バイナリーオプション

へ再投資することができます。

楽天証券ホームページより引用

再投資することで将来まとまったポイントを受け取ることも可能です。

メリット③証券口座に入金する必要がない

クレジットカードを活用することで、証券口座へ入金する必要がありません。

口座数が増えてくると「管理するのが大変・・・」と感じる投資家も少なくありません。

その点、クレカ積立を設定することで、「残高不足による積立ができない」という事を防止できます。

「クレカ積立」を活用する際の4つの注意点(デメリット)

デメリット①クレジットカード利用額の管理が必要

クレカ積立をする場合、定期的に利用額のチェックが必要です。

自動買付を行うため、日常の買い物と重なると「想定以上にお金を使っていた・・・」という事も少なくありません。

また、リボ払いや分割ローンを利用している方は、投資信託購入前に必ず完済をしましょう。

投資信託から得られるリターンは「年5%程度」と言われています。

このため、高金利のローンで支払いっている状態では、投資する意味を持ちません。

毎月の利用額をチェックして無理のない範囲で投資を行う事が大切です。

デメリット②クレジットカードの年会費には注意

クレジットカードの中には「年会費」が必要なものがあります。

このため、「年会費と受け取れるポイントどちらがお得か?」を必ず確認しましょう。

「年会費無料」、「年100万円利用したら無料」などクレジットカードの種類があるため、本記事では年会費の点もしっかりと深堀りしていきます。

デメリット③クレジットカードの作りすぎには注意

クレジットカードは1人当たり「平均2.7枚」保有しているという調査結果が出ています。
一般社団法人日本クレジット協会発行枚数調査

メインとサブカードを購入場所に応じて使い分けるのがベストな選択です。

但し、あまりにもクレジットカード枚数が増えてしまう事で、

  • どこでいくら使ったのか分からない
  • 利用可能額が増えたことで使いすぎてしまう
  • 貯まったポイントの管理が大変

など、管理が煩雑になる点には注意が必要です。

このため、自身が管理できる範囲でクレジットカードを発行するようにしましょう。

デメリット④サービスの改悪には注意

サービスの改悪には注意が必要です。

以下、2022年にも楽天証券はサービスの改悪を行っています。

(例)楽天証券ポイント進呈条件改悪

  • 旧:一定の残高を保有している場合
  • 新:一定の残高を月末時点の残高がはじめて達成した場合

(参考)楽天証券でのお取引(投資信託分)のポイント進呈条件の変更について

企業はユーザー数確保を目的にサービスの拡充と改悪を続けています。

このため、現在「お得すぎる」と言われているクレジットカード積立についてもサービスが改悪される可能性がある点は注意しておきましょう。

【比較表】投資信託×クレジットカード

本記事では以下5つに注目して比較検証を行います。

還元率 還元率は何パーンセントか?
年会費 年会費は無料か?他に制約はないか?
ポイント投資 ポイント投資に対応しているか?
投資商品数 投資商品数は充実しているのか?
積立NISA 積立NISAに対応しているか?

目先の還元率だけでなく、「投資商品は優秀か?」、「手数料は割安か?」など様々なポイントで自身に合ったサービスを活用することが大切です。

まずは結論として、比較表をチェックしましょう。
※スマホの方はスライドできます

還元率 年会費 ポイント投資 投資商品
楽天証券
×
楽天カード
1%→0.2%
※2022年9月より
無料 対応 多数
SBI証券
×
三井住友カード
0.5~2.0% 無料~55,000円 未対応 多数
マネックス証券
×
マネックスカード
1.1% 550円
※利用で無料
未対応 多数
tsumiki証券
×
エポスカード
0.5% 無料 対応 5種類
SBI証券
×
タカシマヤカード
0.1~0.3% 2,200円
(初年度無料)
未対応 多数
セゾンポケット
×
セゾンカード
0.5% 無料 対応 2種類

積立NISAについてはすべての組み合わせで対応しています。

ポイントをまとめると以下の通り

還元率:マネックス証券が1.1%と優位
※SBI証券で1%還元を受けるにはゴールドカード(年会費5,500円)が必要。

年会費:楽天証券、tsumiki証券、セゾンポケットが無料と優位

ポイント投資:楽天証券、tsumiki証券、セゾンポケットで対応

結論、還元率ではマネックス証券が優位の状況です。

「クレジットカードで投資信託で買うならどこがお得か?」と気になったらまずはマネックス証券の活用を検討しましょう。

上記を踏まえて、詳細を以下で解説していきます。

「投資信託×クレジットカード」おすすめ6選

①「楽天証券」×「楽天カード」

「楽天証券」は楽天カードを利用することでクレカ積立が可能です。

還元率 1%→0.2%(2022年9月より)
年会費 無料
ポイント投資 対応
投資商品数 業界屈指の取扱数
積立NISA 対応
特徴 クレカ積立100万人越えと人気NO.1

楽天証券は口座開設数NO.1と投資家から高い評価を得ている証券口座です。

「年会費無料」かつ「1%還元」を受ける事が出来る点は強みと言えます。

但し、2022年9月より改悪(1%→0.2%)については注意

また、ポイントを使用して投資信託を購入する事で、「楽天市場のお買物が+1倍」にアップ。

1倍になる条件は以下の通り

ポイントアップ条件も2022年4月1日より改悪
  • 当月合計30,000円以上のポイント投資(投資信託)でポイント+0.5倍
  • 当月合計30,000円以上のポイント投資(米国株式 円貨決済)でポイント+0.5倍

※米株積立および買付手数料無料海外ETF(9銘柄)除く。

改悪内容を加味した上でサービスの活用を検討しましょう。

「楽天証券」公式サイト

「楽天カード」公式サイト

楽天証券でクレジットカード設定をする方法は以下で詳しく解説しています。

【簡単】積立NISA「楽天証券」での始め方5ステップ│3つのデメリットあり 本記事では、「楽天証券+積立NISA」をテーマに始め方を解説します。 楽天証券は口座開設数NO.1の人気会社。 ...

②SBI証券×三井住友カード

「SBI証券」は三井住友カードを利用することでクレカ積立が可能です。
※スマホの方はスライドできます。

還元率 【2%還元】
三井住友カード プラチナ VISA/ Mastercard
三井住友カード プラチナ PA-TYPE VISA/ Mastercard
三井住友ビジネスプラチナカード for Owners(VISA/ Mastercard)
三井住友カード プラチナプリファード
【1%還元】
三井住友カード ゴールド(NL)
三井住友カード ゴールド VISA/ Mastercard
三井住友カード ゴールド PA-TYPE VISA/ Mastercard
三井住友カード プライムゴールドVISA/ Mastercard
三井住友カードゴールドVISA(SMBC)
三井住友カードプライムゴールドVISA(SMBC)
三井住友カードビジネスオーナーズゴールドVISA
三井住友ビジネスゴールドカード for Owners(VISA/ Mastercard)
三井住友銀行キャッシュカード一体型カード (ゴールド/プライムゴールド)
【0.5%】
三井住友カード(NL)
上記以外のVポイントが貯まるカード
年会費 無料~55,000円
ポイント投資 未対応(Vポイント投資開始予定も時期未定)
投資商品数 業界屈指の取扱数
積立NISA 対応
特徴 プラチナカードを活用することで2%還元

SBI証券×三井住友カードは幅広いカードに対応している点が特徴です。

楽天証券同様1%還元を受ける場合、有料のゴールドカード(年会費5,500円)を利用する必要がある点は注意しましょう。

但し、年間100万円以上利用することで年会費が無料になるため、メインカードとして活用するのもおすすめです。

三井住友カード(NL)であれば無料でカードを作ることができるため、SBI証券で積立NISAを始めている方は活用を検討してみましょう。

SBI証券公式サイト

三井住友カード ナンバーレス(NL)

③マネックス証券×マネックスカード

「マネックス証券」はマネックスカードを利用することでクレカ積立が可能です。

還元率 1.1%
年会費 550円※但し1回以上利用で無料
ポイント投資 未対応(今後開始予定)
投資商品数 取り扱い多数
積立NISA 対応
特徴 マネックス証券即時出金サービスが5回まで無料

マネックス証券を活用している方は、「マネックスカード」の利用も検討してみましょう。

2022年2月下旬から新サービスが開始され、1.1%のポイント還元を受けることができます。

サービス開始に伴い申し込みが増加。カード発行までに時間を要する点は注意

年会費も年間1回以上の利用で無料利用できるため、大きな制約なくカードを使用することが可能です。

マネックス証券公式サイト

マネックスカード 公式サイト

④tsumiki証券×エポスカード

「tsumiki証券」はエポスカードを利用することでクレカ積立が可能です。

還元率 0.5%
年会費 無料
ポイント投資 対応(100ポイントから可能)
投資商品数 5種類
積立NISA 対応
特徴 カード積立に特化した証券口座

tsumiki証券で積立投資を行う場合、エポスカードの発行が必要です。

特徴は、5種類と厳選された投資商品から選択するため銘柄選びを手軽に行える点です。

但し、信託報酬は0.5%~1.0%と大手ネット証券と比較して割高であるため、手数料にこだわる方は注意が必要です。

tsumiki証券公式サイト

エポスカード公式サイト

⑤SBI証券×タカシマヤカード

「SBI証券」はタカシマヤカードでもクレカ積立が可能です。

還元率 1年目0.1%
3年目0.2%
5年目0.3%
年会費 2,200円(初年度無料)
ポイント投資 未対応
投資商品数 業界屈指の取扱数
積立NISA 対応
特徴 お店での相談コースにも対応

百貨店を展開している、高島屋クレジットカードを活用することで積立投資をすることができます。

実際にお店で投資商品の相談をすることも可能です。

但し、「買付手数料」、「信託報酬」高くなるため、自身で取引をすることをおすすめします。

また、「0.1~0.3%」と他のクレジットカードと比較して、物足りない還元率である点も考慮して活用を検討してみましょう。

高島屋カード公式サイト

⑥セゾンポケット×セゾンカード

セゾンカードが運営する「セゾンポケット」でもクレカ積立が可能です。

還元率 0.5%(1,000円に付き1ポイント)
1ポイント当たり5円に換算して使用可能
年会費 無料
ポイント投資 対応
投資商品数 2種類
積立NISA 対応
特徴 ポイントは有効期限なし(永久不滅ポイント)

積立取引には「STREAM(ストリーム)」の口座開設が必要です。
(関連記事)「STREAM」アプリの口コミ、評判

年会費が無料という点は魅力ですが、投資できる商品は限定的(2本のみ)という点は注意しましょう。

STREAM(ストリーム)公式サイト

セゾンカード公式サイト

投資信託×クレジットカードおすすめ【まとめ】

本記事では「投資信託×クレジットカード」をテーマにおすすめの組み合わせを解説しました。

もう1度比較表をチェックしてみましょう。

還元率 年会費 ポイント投資 投資商品
楽天証券
×
楽天カード
1%→0.2%
※2022年9月より
無料 対応 多数
SBI証券
×
三井住友カード
0.5~2.0% 無料~55,000円 未対応 多数
マネックス証券
×
マネックスカード
1%(予定) 550円
※利用で無料
未対応 多数
tsumiki証券
×
エポスカード
0.5% 無料 対応 5種類
SBI証券
×
タカシマヤカード
0.1~0.3% 2,200円
(初年度無料)
未対応 多数
セゾンポケット
×
セゾンカード
0.5% 無料 対応 2種類

改悪に伴い、楽天証券の魅力が低下しています。

このため、現状還元率で見るとマネックス証券の「1.1%」がカード年会費も安く魅力です。

但し、楽天証券同様制度改悪の可能性があります。

クレカ積立のポイントはあくまでおまけ程度と考えておくようにしましょう。

以上、「投資信託×クレジットカード」おすすめまとめでした。

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