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【詐欺の王道】「ポンジスキーム」7つの見分け方を過去の事例から解説

悩み人
悩み人
ポンジスキームという詐欺があると聞いた。見分けるポイントを教えて欲しい

本記事では「ポンジスキームの見分け方」をテーマに過去の事例と見分けるポイントを解説します。

ポンジスキームは古典的な詐欺であるも、現在も形を変えて存在。

「リスクを取らないと成功しない」、「不労所得」など根拠のない勧誘が行われています。

詐欺のターゲットは、将来に不安を感じている若年層。

多額の借金を背負合わせれ不幸にも亡くなられた方も存在します。

ポンジスキームを見分ける方法は、知っていれば難しいことは何もありません。

自身の自衛はもちろん、大切な家族やパートナーが騙されないよう知識として理解しておきましょう。

【記事の内容】

  • ポンジスキームとは?
  • ポンジスキーム過去の詐欺事例
  • ポンジスキーム7つの見分け方

「ポンジスキーム」とは?

まずは「ポンジスキーム」の基本をチェックしましょう。

ポンジスキームとは?

自転車操業にて配当金を支払い、タイミングを見て破綻(逃げる)スキーム

ポンジスキームの流れは以下の通り

  1. 出資金を運用しているように装い、出資者に還元すると謳う
  2. 実際は運用せず、出資者から集めたお金を配当金として渡す
  3. 好調な資産状況をアピールし更に出資金を集める
  4. 出資金が集まった所で破綻(逃走)する

ポンジスキームの特徴は「一時的に偽の配当金が受け取れる」という点です。

出資者は、配当金を受け取ることで「しっかりと資産運用がされている」と誤認し、更に出資額を増加。

結果、多額の資金を持ち逃げされてしまいます。

最近では、正しい金融知識を保有していない若年層が中心に騙さています。

騙されている若者は、心から投資案件を信じ、真剣に説明会に参加していることから非常に巧妙かつ悪質な詐欺と言えるでしょう。

ポンジスキームは、詐欺師「チャールズ・ポンジ」の名前から由来。

1920年代と古典的な詐欺ですが、現代では様々な形を変えて勧誘が行われています。

まずは、実際に起きた3つの事例から特徴を見ていきましょう。

「ポンジスキーム」実際に起きた過去の事例3選

順番に解説します。

事例①和牛預託商法

被害総額4,207億円の巨額詐欺事件です。

「繁殖母牛に出資すれば毎年生まれる子牛の売却代金で多額のリターンが望める」という勧誘で、出資金を集めていました。

特徴は以下の通り

  1. 元本保証+3~7%配当
  2. メディアで大々的に募集
  3. 出資者に牛の頭数を水増し報告

巨額詐欺事件となった理由として

  • 政治家、著名人による雑誌、書籍での紹介
  • 大手サイトでのキャンペーン
  • 大手メディアでの複数取り上げ

など、大々的な広告を使ったマーケティングにより被害者が急増しました。

安愚楽牧場独自のCMも放送され、出資者を騙す手口として巧妙な詐欺事例です。

事例②ジャパンライフ

「販売預託商法」で多くの出資者から大金を集め、経営破綻した会社です。

特徴は以下の通り

  1. 高額な磁器ネックレス、ベストなどを出資者に購入させる
  2. 現物は渡さず、預託としてジャパンライフが預かる
  3. 購入者が知人にレンタルすると年6%利益が得られる「レンタルオーナー契約」

以下、実際に販売されていた磁器バンド(価格600万円)

一般的には異常な価格設定ですが、知人へのレンタル契約による配当が得られる点を訴求し売れていたようです。

また、大物歌手の歌謡ショーを開催し、1,000人を超える参加者の前で商品の実演。

  • 今後市場が更に拡大する
  • 健康に良い
  • 会社の売上は成長している

など、根拠のない情報を伝え出資者を更に集める活動が行われていました。

【参考】ジャパンライフニュース

事例③PGA

PGAは2021年と最近の詐欺事例。

注目を浴びている仮想通貨にてアービトラージ(鞘取り)で利益を上げると謳ったポンジスキームです。

特徴は以下の通り

  1. 月利10%以上の異常な高利回り
  2. 数ヶ月で資金が2倍になる
  3. 友人を紹介する事でお金が貰える

「仮想通貨+高利回り」ということで、若者を中心に急拡大。

独自のアルゴリズムを活用して、取引所間での価格差を判断し確実に利ザヤを稼ぐという謳い文句です。

PGAホームページ上では、自身の保有資産が急拡大しているのが確認できましたが、残念ながら破綻により出金はできません。

現在も会社名を変えて同スキームの勧誘が行われている

「ポンジスキーム」7つの見分け方

具体的な事例を3つから分かる「ポンジスキーム」の見分け方を解説します。

順番に解説します。

見分け方①高利回りを謳う

ポンジスキームは「魅力的な高利回り」が特徴です。

最近の傾向としては「月利〇%」など驚異的なパフォーマンスで勧誘することが増えています。

投資信託の運用利回りは「年5%」程度。

現実的な運用利回りを理解し、ポンジスキームを見分けましょう。

月利〇%と言われたら99%詐欺

見分け方②元本保証を謳う

「この投資は元本保証です」と説明された場合、詐欺を疑いましょう。

すべての投資に共通することですが、未来は常に不確実であり「元本保証」はありません。

確実に儲かる投資であれば出資者など集めることなく、自身で投資を行ったほうが効率的。

  • セミナーを開いて商品を紹介
  • 高額な利回りを還元
  • SNSでサービスのアピール

などを行って「他社からお金を集める意味は?」を冷静に考えてみましょう。

元本保証の投資は存在しない

見分け方③紹介システムがある

いやゆる「ねずみ講」や「マルチ商法」などの紹介システムには注意しましょう。

  • 友人を紹介したら〇%マージンが入る
  • 10人紹介で会員ランクが上がる

など、会員数拡大を図る施策ですが、身の回りの友人とお金を失うだけなので十分ご注意下さい。

結論、運営スタートから存在している上層部のメンバー以外儲かることはありません。

紹介システムはお金だけでなく信頼も失う

見分け方④海外法人である

ポンジスキーム案件は「海外法人である」という傾向があります。

海外法人であることのメリットは以下の通り

  • 出資金が集まった際、逃走が容易
  • 訴訟された場合も解決が困難
  • 海外代表者を活用する事で、心理的に騙しやすい

最大のメリットは「海外法人のため出資者が手軽に現地確認ができない」という点です。

出金が止まった後、「いつのまにか海外事務所は空っぽになっていた・・・」ということも少なくありません。

法人住所は必ずチェック

見分け方⑤有名人との繋がりをアピールする

ポンジスキームの宣伝方法として「政治家」や「著名人」の活用が一般的。

最近であれば「インフルエンサー」の活用も増加しています。

「有名な方が紹介しているから大丈夫」などと考える方が一定数いますが、裏で紹介料が動いていることも少なくありません。

投資は「誰か」ではなく「自身」で判断する癖をつけよう

見分け方⑥投資スキームが複雑

自身が理解できない投資商品の購入は辞めましょう。

  • 利回りが高い
  • 誰かの紹介である
  • 元本保証

などの理由だけで、「よく分からないけど儲かりそうだから投資をする」というのはあまりにも軽率。

最近の詐欺案件は非常に複雑な作りになっています。

理由はシンプルで、出資者に「明確な投資内容を理解させない方が都合が良い」ためです。

高利回りを謳う中で、投資内容を理解されてしまうとすぐに矛盾が生じてしまいます。

「自身が理解できない」という投資案件は手を出さない

見分け方⑦金融庁の登録有無を確認

人からお金を預かり投資をする場合、「金融取引業」のライセンス取得が必要。

このため、登録がない業者はすべて違法行為と言えます。

金融取引業取得の有無は「金融庁」サイトで検索することでチェックすることが可能。

無登録で金融商品取引業を行う者の名称等 金融庁

金融庁の登録がない企業に投資をしない

「ポンジスキーム」3つの注意点

ポンジスキームの注意点は以下の通りです。

  1. 一度騙された人は何度も騙される
  2. ポンジスキームは勝ち逃げしたら大丈夫という言葉を信じない
  3. 洗脳を解くのは簡単ではない

注意点①一度騙された人は何度も騙される

一度投資詐欺に騙された方は、何度も騙される傾向にあります。

  • 騙されたお金をすぐ取り返したい
  • お金取り返す方法を知りたい
  • SNSで問題を相談したい

など、冷静に判断ができない状況を狙われます。

事例で解説した、「和牛預託商法」でも

詐欺師
詐欺師
騙されたお金を取り返す方法がありますよ

とウソの連絡を信じ、更に大金を失う出資者が多数発生。

一度騙された人は二次被害に注意をしましょう。

注意点②ポンジスキームは勝ち逃げしたら大丈夫という言葉を信じない

ポンジスキームは破綻を前提とした資金集めです。

このため、「破綻する前に資金を回収したら勝ち逃げ」と考える出資者も少なくありません。

たしかに、運営初期から出資者となり、高利回りを稼ぎ「勝ち逃げ」する方も一定数存在。

但し、出金ルールを運営者側に握られているため、「いつが最良の勝ち逃げタイミングなのか?」は誰にも分かりません。

「いざ出金しようとしたがもう破綻していた」というリスクもあるため、勝ち逃げを狙った出資は絶対に辞めましょう。

注意点③洗脳を解くのは簡単ではない

既にポンジスキームに騙されている方は、一種の洗脳状態にあると言えます。

「成功する人はリスクを取る」、「反対する人は嫉妬している」と洗脳されており逆効果になることも少なくありません。

  1. 土日にセミナーや勉強会でプライベートをなくす
  2. 指定されたマンションの一室で共同生活をさせる
  3. 過度なノルマやプレッシャーを与えて冷静な判断をさせない

精神的に弱った状態を作り出し、正しい判断をさせないようにされるため注意が必要です。

(おすすめ)アプリを活用して投資の勉強をしてみよう

当サイトではインデックス投資を活用した資産形成を推奨しています。

一発逆転を狙った投資ではなく金融庁が推奨する「長期、積立、分散投資」が最適解。

長期で見て年5%前後のリターンと地味ではあるも、歴史上安定した資産形成ができる手法です。

投資の勉強としてシミュレーションアプリ「トウシカ」の活用がおすすめです

トウシカの特徴は以下の通りです。

  1. 利用料は完全無料
  2. アプリ内で資産シミュレーションに対応
  3. 積立投資の基本が学べる

以下の通り、アプリ内で積立投資のシミュレーションに対応。

iDeCoの利用を検討している方にもおすすめです。

「期間」と「毎月の投資額」から将来の期待リターンをチェックしておきましょう。

また、「積立投資の基本」、「個別株のシミュレーション取引」にも対応しているため、投資の練習にも最適です。

無料アプリであるため気軽に活用する事ができます。

まずは積立NISAを活用した王道の投資を始めてみましょう。

ダウンロードは以下からどうぞ

トウシカ - 投資は株取引&つみたてシミュレーションで学ぶ

トウシカ – つみたてNISAの投資シミュレーション&株ゲーム

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トウシカについては以下記事で詳しく解説しています。

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【まとめ】「ポンジスキーム」見分け方

本記事では「ポンジスキームの見分け方」をテーマに解説しました。

7つの見分け方は以下の通り

美味しい投資話には十分注意が必要です。

結論、あなたのために「元本保証の高利回り投資案件」が持ち込まれることは100%ありません。

本当に美味しい話であれば、広く公募する必要はなく静かに自身の資金を増やします。

「世の中のため」、「弱者救済」など綺麗ごとに耳を傾けず自身の資産を守りましょう。

以上、ポンジスキーム見分け方まとめでした。

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