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【疑問】投資信託は「S&P500」だけでいいのか?5つのポイントで解説

悩み人
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投資信託はどの銘柄を購入したら良いのだろう?色々と投資商品はあるが「S&P500」のパフォーマンスが高く気になる。S&P500のみに投資をしても良いのだろうか?

本記事では「投資信託はS&P500だけでいいのか?」をテーマに過去の事例とポイントを深掘りします。

【記事の結論】

S&P500への長期投資は、過去の事例から高いパフォーマンスを実現。
手数料も安く分散性も高い素晴らしい投資商品。但し、投資をするリスクやポイントを正しく理解することをおすすめします。

S&P500とは?

まずは、S&P500について基本をチェックしましょう。

S&P500とは?

ダウ・ジョーンズ・インデックスにより算出される、米国の代表的な株価指数の一つ

特徴は以下の通り

  1. ナスダックに上場している代表的な500銘柄
  2. 時価総額加重平均型
  3. 日本でいうところ日経平均株価

S&P500構成銘柄には入るには、厳格な基準をクリアする必要があります。

具体的には以下の通り

  • 米国企業であること
  • 4期連続黒字
  • 時価総額131億ドル以上
  • 流動性が高いこと

など、米国企業の中でも超優良な企業が選出されている投資信託です。

S&P500構成銘柄上位10社

続いて、S&P500構成銘柄上位10社をチェックしていきましょう。
(2021年10月時点)

  銘柄名 ティッカー 市場
アップル AAPL NASDAQ
マイクロソフト MSFT NASDAQ
アマゾンドットコム AMZN NASDAQ
アルファベット GOOGL NASDAQ
フェイスブック FB NASDAQ
エヌビディア NVDA NASDAQ
JPモルガン JPM NYSE
ジョンソン&ジョンソン JNJ NYSE
ウォルマート・ストアズ WMT NYSE
ビザ V NYSE

グローバル展開が行われている、世界的な大手企業がトップ10に選出されています。

S&P500に投資をすることで、米国市場時価総額の「約80%」を網羅することが可能です。

S&P500投資商品の種類

S&P500投資商品は以下の通り

投資商品 手数料
eMAXIS Slim
米国株式(S&P500)
0.0968%
SBI・バンガード・
S&P500インデックス・ファンド
0.0938%
iFree S&P500 インデックス 0.2475%
VOO 0.03%
上場インデックスファンド米国株式 0.15%

S&P500は「投資信託」のみではなく、「ETF」も用意されています。

「ETF」と「投資信託」の違いは以下の通り

ETF 投資信託
価格決定 リアルタイム 1日1回決定
売買単価 1口単位 金額単位
販売手数料 0.1%程度 0~3%程度
信託報酬 0.1~0.6%程度 0.5%~2%程度
配当金 受取 自動再投資
上場・非上場 上場 非上場
購入場所 証券会社 銀行・証券会社
株式の受渡 即時 翌営業日移行
  • 配当金を受け取りたい
  • リアルタイムの株価で購入したい

という方はETFの活用もおすすめです。

【疑問】投資信託はS&P500だけでいいのか?5つのポイントで解説

投資信託を「S&P500」だけに投資をした場合のチェックするべきポイントを解説します。

ポイント①年度で見るとマイナスリターンの年もある

S&P500の長期チャートは以下の通りです。
(期間1970年~2021年)

長期に渡り右肩上がりのチャート形成。

過去50年の年平均リターンを見ると「9%」を超える高いパフォーマンスを上げています。

長期的にみて安定的な株価推移+高パフォーマンスがS&P500が人気の理由。

但し、理解しておくべき点として、「単年度別で見るとマイナスの年もある」という点は注意が必要です。

特に、リーマンショック時にはS&P500の株価は約38%を超える下落となっています。

但し、株価の上昇と下落はすべての投資商品に共通することから、S&P500のみのデメリットではありません。

S&P500に投資をする場合、目先の株価変動は意識せず長期的な目線で投資をすること大切です。

ポイント②新興国の方がパフォーマンスが良い場合もある

以下、直近1年の新興国とS&P500のパフォーマンス比較です。

赤:S&P500、青:新興国

長期的な推移でみると「S&P500」がパフォーマンスとしては優秀です。

但し、投資時期によっては「新興国」の方が高いパフォーマンスとなる可能性もあります。

このためS&P500のみの投資では、新興国が好調なタイミングに恩恵を受けることができないという点は注意が必要です。

将来的に新興国が優秀なパフォーマンスを上げる可能性も十分にあります。

すべての市況環境に対応したい方は、「全世界株式インデックス」など新興国が組み込まれた投資信託の購入がおすすめです。

ポイント③米国企業はグローバルな展開をしている

GAFAMを中心とした米国企業はグローバルな展開を行っています。

日本でも

  • スマホ:iPhone
  • ネット通販:Amazon
  • SNS:Facebook、Instagram
  • ネット検索:Google

と、今や生活に必要不可欠なサービスです。

日本だけでなく、世界中のユーザーが日々使用をしています。

つまり、S&P500に投資をすることで「結果的に世界に投資をしている」と考えることが可能。

また、以下円グラフは全世界株式インデックスファンドの国・地域別の構成比率です。

結論、60%以上が米国への投資となります。

内8割はS&P500で構成された銘柄への投資です。

つまり、全世界株式インデックスファンドに投資をしても約50%はS&P500に構成された企業のため、シンプルに「S&P500を買う」というのも選択肢の1つです。

ポイント④手数料は最安クラス

S&P500の信託手数料は最安クラスです。

以下、代表的なインデックスファンド手数料一覧

eMAXIS Slim S&P500 0.0968%/年
SBI・V・S&P500 0.0938%/年
eMAXIS Slim 全世界株式 0.1144%/年
SBI・V・全世界株式 0.0938%/年
eMAXIS Slim 国内株式 0.154%/年
ニッセイ 日経平均 0.154%/年

すべて手数料が格安な優秀なインデックスファンドのため、手数料差は僅かですがS&P500は最安の手数料となっています。

「不要な信託手数料を支払いたくない」という方はS&P500のみに投資をするのもおすすめです。

ポイント⑤為替の影響には注意

S&P500のみに投資をする場合「為替の影響」は軽視することができません。

  • 1ドル:100円
  • 1ドル:80円

では、同じ株価であっても損益は約20%異なります。

以下米ドル/円10年チャート

楽天証券米ドル/円より引用

過去10年で見ても

  • 2012年:76円
  • 2015年:124円

と大きなボラティリティとなっています。

S&P500のみに投資をした場合、「為替の影響も重要」という点は注意をしておきましょう。

対策としてはポートフォリオに「日本株、国内債権」を購入するなど自国通貨への投資も検討するのもおすすめです。

【まとめ】投資信託はS&P500だけでいいのか?

本記事では「投資信託はS&P500だけでいいのか?」をテーマに解説させて頂きました。

ポイントをまとめると以下の通り

  1. 年度で見るとマイナスリターンの年もある
  2. 新興国の方がパフォーマンスが良い場合もある
  3. 米国企業はグローバルな展開をしている
  4. 手数料は最安クラス
  5. 為替の影響には注意

【S&P500のみへの投資をおすすめする人】

  • 手数料は最安が良い
  • 米国市場が今後も好調と予測する
  • S&P500へ投資をする事で結果的に世界に投資をしていると考えている

【S&P500のみへの投資をおすすめしない人】

  • 将来的に新興国のパフォーマンスが良くなると考えている
  • 米国以外にも幅広く分散投資をしたい

上記を参考にS&P500への投資をご検討下さい。

S&P500は米国を代表する優良企業へ分散投資ができる投資信託です。

S&P500への集中投資も、将来の資産形成に向けて最適な投資商品と言えます。

但し、日本国内で生活をする以上、為替の影響も軽視をすることができません。

ポートフォリオの一部に国内株や国内債権を購入するという選択も検討してみてはいかがでしょう。

以上、投資信託はS&P500だけでいいのか?まとめでした。

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