本記事では「株取引の大損で立ち直れない」をテーマに精神的に立ち治る方法を解説します。
株取引には魅力があるも、金融商品であるため大きな損失を出すことも少なくありません。
金額によっては「仕事が手につかない」、「朝起きる元気がでない」など鬱に近い症状となる方も存在。
最悪の場合、不幸にも命を落とす方がいるのも事実です。
このため、株取引に起こる大損から立ち直り方を深掘りします。
①株取引と大損は誰しも経験する
②精神的に不安定な時は素直に休む
③落ち着いたら失敗した理由を振り返る
④リスク許容度を見直し取引方法を変更
⑤トレードを再開する際のポイントを抑えておこう
【補足】大損で立ち直れない金額は人それぞれ違う
「大損」と言っても人それぞれ立ち直れない金額は異なります。
資産額 | 損失 |
---|---|
10万円 | 7万円(資産の70%) |
100万円 | 50万円(資産の50%) |
1,000万円 | 300万円(資産の30%) |
10,000万円 | 1,000万円(資産の10%) |
上記の通り、自身資産額の多くを失った場合、金額以上の喪失感は大きいものです。
このため、金額の大小で軽はずみにアドバイスするのは危険と言えるでしょう。
本気で株やろうとすると毎回あっさり大損こくわ激鬱になるわで絶対やめたほうがいいということはわかってるんだけど、どうにもやめられそうにない
— ほっこり家族エピソード (@phjmaf) July 9, 2020
50万の儲けがあったものが、5万の儲けに減っただけで「大損した」という感覚が強く植え付けられてしまった。儲けが出ているのにも関わらず損の意識ばっか強烈に残ってしまう。
米国株の変動ばっか考えて夜も寝れない日もあるし、いっそのこと全部捨てることにした。— 黒猫パンケーキ (@kuroneko_IP) May 5, 2021
ガンホーの株価がすごい勢いで値下がりしてるのね。元々パズドラ一本でもってたような会社だったから、ユーザーに飽きられるとこうなるのは仕方ないか……。余りにも暴落が激しすぎて、大損した人の中には自殺者まで出ているらしいわ
— 商学たん (@accounttan) May 18, 2013
「寝られない」、「仕事をする気が起きない」など口コミ見られた
また、資産の暴落により命を絶つという方がいるため、株式投資にはリスク管理の徹底が求められます。
筆者自身もゲーム株「ガンホー」に手を出し1ヵ月あまりで90万円の損失を経験。
東日本大震災では為替取引により数時間で30万円を失ったことも。
資産家にとっては「100万円程度」の損失であるも、当時の自分にとっては大きな損失額です。
「何もやる気が起きない」は実体験でも感じたことがあるため、経験も踏まえて対策を解説します。
「株取引の大損で立ち直れない」そんな時にやるべき3つの対策

株取引の大損で立ち直れない場合、以下3点を意識してみましょう。
対策①睡眠
精神面の回復に色々と試した結果、結論「寝る」がベスト。
- 私できない奴
- 自分は終わりだ
- もうやり直しがきかない
など、ネガティブな考えばかり浮かぶことも少なくありません。
結果、自己肯定感を下げ更に精神面で不安になります。
このため、「損失を出した理由や要因」は落ち着くまで考えるのは辞めましょう。
対策②何もしない
「運動」、「観光」などはストレス発散に有効。
但し、アクティブな活動は体が元気な時に効果を発揮します。
精神面で落ち込んでいる時は、無理にアクティブな活動をするのは逆効果になることも少なくありません。
大きな損失で立ち直れない時は「何もしないでまずは休む」を検討してみましょう。
対策③集中できることを見つける
落ち込んでいる時は、ネガティブな考えをしないようにするのが有効。
このため、集中できることを見つけるのも最適です。
- 朝散歩
- 読書
- 映画鑑賞
など、自身に合った「集中できること」を見つけてみましょう。
①生活リズムが整う
②セロトニンの活性化
③ビタミンDの生成
など、健康の効果はもちろん無駄に考えこむことを辞めるというのも大きなメリットです。
「大損から立ち直った後」やるべき5つの行動

株取引の大損から立ち直ったら以下5つの対策を実施しましょう。
①大損を起こした原因の追究
精神面で回復した後は、大損となった原因を追究しましょう。
すべての方に共通することですが、完璧な投資家は存在しません。
大切なポイントは、「失敗した際いかに課題を見つけることができるか?」という点です。
証券コード | 例:1111 |
---|---|
企業名 | ○○株式会社 |
投資日 | 2022年〇月〇日 |
保有株数 | 100株 |
株価 | 1000円(1株当たりの株価を記載する) |
備考 | 購入した理由を記載する |
自身専用の株ノートを活用して、課題や反省点をチェックする習慣をつけてみましょう。

②繰越控除
株式で大きな損失を出した場合、確定申告による「繰越控除」を忘れずに行いましょう。
繰越控除とは?

このため、3年間に渡り発生する利益と相殺することができます。
投資家の中には「繰越控除について知らない」という方もいるため注意が必要です。
将来の節税対策に繋がるため忘れずに確定申告を実施しておきましょう。
(参考)繰越控除|国税庁サイト
③冷静になるまで投資を控える
株取引で大損を出した後は、感情的に落ち着くまで投資は控えることをおすすめします。
「損失を取り返したい」というマインドの場合、必要以上にリスクを取ったギャンブルトレードをする方も少なくありません。

結果、更に損失を拡大させ再起不能な状態になる場合も。
このため、「しばらくの間投資を辞める」というのも検討してみましょう。

④投資方針の見直し
株取引の大損経験から投資方針を見直すのもおすすめです。
短期トレードの相手は機関投資家やヘッジファンドなど市場のプロ。
機関投資家は個人と比較して
- 資金量
- 情報量とスピード
- 情報の分析力
など大きく異なり、個人投資家が太刀打ちできるはずがありません。
それにも関わらず、短期トレードで機関投資家と真っ向勝負を仕掛け多くの投資家が退場します。
大成功をしている個人投資家は、一部の天才と考える方が無難です。
再現性が高い投資をしたい方は、市場全体に投資ができる「インデックス投資」の活用を再検討してみましょう。
インデックス投資について学びたい方は、厚切りジェイソン氏の「お金の増やし方」がおすすめです。

⑤現金と投資比率の見直し
株取引で大損を経験した方は、今一度現金と投資比率を見直しましょう。
例:年齢と株式・現金比率の考え方
年齢 | 株式 | 現金 |
20代 | 80% | 20% |
30代 | 70% | 30% |
40代 | 60% | 40% |
50代 | 50% | 50% |
60代 | 40% | 60% |
若年層ほどリスク許容度が高い。
リスク許容度を超えた投資は冷静な判断ができない大きな要因です。
このため、感情的なトレードを控えるためにも、現金と投資比率を再度見直すことが大切と言えるでしょう。

本番トレードを始める前に検討するべき3つの方法

本番トレードを再開する方は以下3点の活用を検討してみましょう。
- 株シミュレーションアプリの活用
- スクリーニングの実施
- 少額投資アプリの活用
順番に解説します。
①株シミュレーションアプリの活用
本番トレードを再開する前に、株シミュレーションアプリで練習を実施してみましょう。
デモトレードで利益が出せない場合、取引再開はおすすめできません。
株たすの特徴は以下の通り
- 本物の株価を使用しリアルなデモ体験
- 取引銘柄は3,600以上
- 漫画で株式投資が学べる
3,600以上の銘柄から投資対象を選択する事ができます。
株価も本物のデータを活用しているため、本番同様の値動きを体験する事が可能。

また、クイックモードが用意されており移動平均線を活用した短期トレードの練習にも最適です。

お金を掛けずに投資手法を試すことができるのは強みと言えるでしょう。
ダウンロードは以下からどうぞ(無料アプリ)
株たすについては以下で詳しく解説しています。

②スクリーニングの実施
投資をする再開する前に投資対象のスクリーニングを実施しましょう。
チェックするポイントとして
- 長期的な株価推移
- 企業時価総額
- ディフェンシブな銘柄か
など、比較的値動きが緩やかな大手企業の株から再開するのがおすすめです。
「スクリーニングと聞くと難しい」と感じる方もいますが、スクリーニングツールが多数存在。
無料で利用できるため積極的に活用してみましょう。

③少額投資の活用
スクリーニングで投資企業が決まったら、実際に投資を再開。
リスクを抑えて投資を再開したい方は、1株から投資ができる少額投資アプリの活用がおすすめです。
少額投資を始める場合、クイズに答えて株が無料で貰えるキャンペーンを開催している「LINE証券」の活用も検討してみましょう。
口座開設 | スマホのみで完結(2営業日) |
---|---|
特徴 | 決算ビジュアルレポートが受け取れる |
キャンペーン (2022年12月時点) |
・いちかぶまたは現物取引5万円以上で3,000円 ・10万円以上の入金で1,000円 ・いちかぶ取引手数料無料 |
公式サイト | https://line-sec.co.jp/ |

キャンペーンを上手く活用しながら、お得に株の練習を始めてみてはいかがでしょう。
最新のキャンペーンは公式サイトをどうぞ
➤LINE証券公式ホームページ
もっと詳しく知りたい方は口座開設~取引方法まで以下記事で解説しています。

「株取引の大損で立ち直れない」対策【まとめ】
本記事では「株取引の大損で立ち直れない」をテーマに精神的に立ち治る方法を解説しました。
大損で立ち直れない場合、以下対応がおすすめです。
精神的に不安定な場合、あれこれ考えては自己肯定感を下げてしまう方も少なくありません。
ネガティブな感情を生むだけであるため、シンプルに「休む」が最適解と言えるでしょう。
また、株取引は金融商品であるため損失は無くすくことができません。
- 「現金と投資比率」、「自身のリスク許容度」を確認する
- 投資方針の見直し
- 冷静になるまで取引を再開しない
など、失敗から対策を実施しましょう。
以上、株取引で「株取引の大損で立ち直れない」対策まとめでした。
【関連記事】上場廃止で起こるマネーゲームの危険性を解説しています。

【関連記事】株取引で大損したYoutube動画をまとめています。

【関連記事】株取引で借金になる理由を解説しています。
