本記事では「株の勉強は意味がない」をテーマに理由と具体的な対策を解説します。
株式投資の勉強と聞くと「テクニカル分析」、「ファンダメンタルズ分析」など方法は様々です。
但し、色々と勉強をしてはみても、「安定して収益を得るのは難しい・・・」と感じる方も少なくありません。
そこで、本記事では株の勉強をテーマに意味がないと言われる理由と具体的対策を深掘りします。
①最低限株の勉強は必要である
②但し、勉強することで確実利益が上がるわけではない
③自身の投資手法に合った勉強をする
④テクニカル分析は「買い時」、ファンダメンタルズ分析で「企業の本質的価値」を調べる
⑤便利なツール、アプリを活用して勉強してみよう
【株の勉強は意味がない】と言われる4つの理由

「株の勉強は意味がない」と言われる4つの理由は以下の通りです。
順番に解説します。
理由①インデックス投資なら勉強は不要

積立NISAを中心に「インデックス投資」を始める方が増加しています。
インデックス投資は、広く分散された特定の指数に「ドルコスト平均法」で投資。
- 投資銘柄の選定
- 買付タイミング
- 企業業績をチェック
投資企業の成長性や安定性を調査する必要がない点が強みです。
毎月一定額を積立するのみであり、株の勉強は意味ないと言われる理由の1つと言えるでしょう。
理由②テクニカル分析の勉強は意味がない

テクニカル分析についても賛否が分かれるポイントです。
テクニカル分析で有名な「ランダム・ウォーク理論」は以下の通り
株価の値動きは、どの時点においても長期的にも短期的にも「上昇と下降の可能性」がほぼ同じであり独立した事象であるから、過去のトレンドやデータによって将来の値動きを予測することは不可能であるとする理論。
過去のデータを活用しても、株価の上昇と下降は独立した事象であり予測する事はできないと解説されています。
「猿がダーツを投げて売買タイミングを決定」しても運用結果は変わらず、むしろ「人間の感情がない分勝率は高いのでは?」とも説かれています。
ランダム・ウォーク理論も「株の勉強は意味がない」と言われる理由の1つです。
但し、投資家の多くがチャートを活用して投資を行っています。
このため、チャートの節目を狙って売買が行われている事は間違いありません。
株価の未来を予測する事は難しいとしても、最低限テクニカル分析の勉強は必要とも言えるでしょう。
理由③ファンダメンタルズ分析の勉強は意味がない

テクニカル分析とよく比較される「ファンダメンタルズ分析」
「企業の本質的な価値」と「市場価格のギャップ」を分析する方法です。
代表的なものは
- PER(株価収益率)
- PBR(株価純資産倍率)
- ROE(株主資本利益率)
など、確認する指標は様々。
株雑誌で記事にされている「今買うべき割安株」はファンダメンタルズ分析を活用しています。
ファンダメンタルズは企業価値を調べる分析方法ですが、買い時を失敗してしまうと高値掴みになってしまう点は注意が必要です。
いくら割安で放置されている企業であっても、市況全体が厳しいシーンでは株価の上昇は困難と言えます。
「ファンダメンタルズ分析では買い時が分からない」というのも、意味がないと言われる理由の1つです。
理由④投資本を読み漁っても意味がない

株の勝率を上げようと「投資を本を読み漁る」方も少なくありません、(筆者もその1人です・・・)
- インデックス投資
- グロース投資
- 高配当株投資
など、投資本によって求める投資手法が大きく異なります。
「結局どの投資法が自身に合っているのか?」と悩み方向性が定まらないリスクがある点は注意しましょう。
このため、世界的ベストセラー本を手当たりしだい読むのはおすすめできません。
結論、投資本は意味があるも「自身にあった投資手法の本を読む」、「アウトプットもする」という事が大切です。
株の勉強を行う上で大切な5つの対策

具体的な5つの対策は以下の通りです。
対策①投資手法に応じて最低限勉強しよう
投資手法に応じて最低限勉強をしましょう。
誰でも相場の平均を取れるインデックス投資では勉強が不要というのも間違いではありません。
但し、インデックス投資の最大の課題は「継続ができない」という点です。
- 利益を見てついつい利確をする
- 株価暴落を見て狼狽売りをする
- 目先の生活費がなくなり売却
など、始める事は簡単であるものの、継続は想像以上に難しい現実があります。
このため、長期投資を成功させるために「投資法を正しく理解する勉強」が必要と言えるでしょう。
筆者の場合、世界的ベストセラー本「敗者のゲーム」でインデックス投資を勉強。
内容をまとめると以下の通り
- 安定した勝率を上げたければインデックス投資をする
- 収入と支出の管理を行う
- 短期トレードは行わない
- 住宅購入は資産でなく負債と考える
- 銀行や証券会社の窓口で投資商品を購入しない
なぜ「インデックス投資がおすすめなのか?」を理解する事ができます。
まだ読んでいない方は、以下で著書のポイントをまとめています。

対策②テクニカル分析を「利確」、「損切り」に活用する
否定論もあるようにテクニカル分析は万能ではありません。
株式投資のプロである機関投資家と個人投資家では「情報量」、「資金」に大きな差があるためです。
個人投資家が「買い」と判断するトレンドであれば、機関投資家がそこを狙って大量の資金で「売り」を仕掛けてくることも。
では「テクニカル分析は不要か?」と言われるとそんな事はありません。
多くの投資家がテクニカル分析を元に「利確」、「損切り」を行っている事も事実です。
結果として、テクニカル分析の通りチャートが推移する場面もあるでしょう。
このため、テクニカル分析に対する過信は禁物ですが、売買の1つの指標として活用するのもおすすめです。

対策③企業分析にファンダメンタルズ分析を活用する
ファンダメンタルズ分析は買い時を選ぶ事ができません。
このため、テクニカル分析と併用しながら買付を行いましょう。
また、ファンダメンタルズ分析では企業の価値が「割高か割安か?」を見極める事ができます。
但し、「割安で放置されている理由」については投資家自身で考える必要がある点は注意が必要です。
結論としては、「ファンダメンタルズ+テクニカル分析」どちらも勉強する事が大切と言えるでしょう。
ファンダメンタルズ分析はスクリーニングアプリを活用しましょう。

対策④シミュレーションアプリ活用する
投資の勉強を始めたらインプットだけでなくアウトプットも必要です。
実際に投資をする事で反省点など新たな気づきが多くあります。
アウトプットの方法として、シミュレーションアプリの活用も検討してみましょう。
シミュレーションアプリのメリットはお金を掛けずに新しい投資手法を試す事が出来る点が強みです。
当サイトでおすすめしているのは無料アプリ「株たす」の活用。
「株たす」の特徴は以下の通り
- 本物の株価を使用しリアル体験
- 取引銘柄3,600銘柄以上
- 漫画で株式投資が学べる
対象銘柄も幅広く【東証一部、二部、マザーズ、JASDAQ】に上場している銘柄購入が可能。
本物の株価を使用しているため、アウトプットをリスクなく行う事ができます。

まずは、お金を掛けずにデモトレードで新しい投資手法を試してみてはいかがでしょう。

対策⑤株分析アプリを活用する
株の勉強と同時に過去のトレードの振り返りを行いましょう。
過去の成功と失敗を確認することで、新たな課題を見つける事ができます。
分析アプリも様々ありますが、当サイトでは「カビュウ」の活用をおすすめしています。
「カビュウ」の特徴は以下の通り
- 損益推移をチャートで表示
- 過去の取引履歴がチェックできる
- 保有株式を一目で確認
特徴は、銘柄別に「いつ買って(IN)、いつ売ったか(OUT)」がアプリ上で自動管理してくれます。

カビュウを活用して、「エントリータイミングは間違っていないか?」などトレードの振り返りをしてみましょう。
ダウンロードは以下からどうぞ(無料で利用できます)
カビュウ使い方、評判については以下で詳しく解説しています。

「株の勉強は意味がない」まとめ
本記事では「株の勉強は意味がない」をテーマに理由と対策を解説しました。
「株の勉強は意味がない」という言われる4つの理由は以下の通り
「株の勉強は意味ない」と言われる理由は様々。
事実勉強だけでは安定的に利益を挙げることは不可能です。
但し、「売買を判断するポイント」、「企業の本質的価値」を理解する上で最低限勉強は必要言えるでしょう。
最近では、手軽に分析~勉強するツールが多数あるため、本記事で紹介した方法も活用をおすすめします。
また、インプットだけでなくアウトプットも重要です。
なども実際に行ってみましょう。
以上、「株の勉強は意味がない」と言われる理由、対策まとめでした。
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