本記事では「中学生~高校生による株式投資」をテーマにおすすめのアプリを紹介します。
2022年4月より高校家庭科にて「投資信託」の授業が開始。
金融商品のメリットやデメリットはもちろん、生涯のライフプランやリスク管理について授業が行われます。
このため、今後早期から株式投資に興味を持つ学生の増加が想定されます。
将来のためにも、「子供にどういったアプリを活用させるべきか?」を事前に確認しておきましょう。
【本記事の結論】
「中学生~高校生」が株を始める際の3つのポイント

中学生~高校生が株を始める際の3つのポイントを抑えておきましょう。
- 未成年でも株取引は可能
- スマホのセキュリティ対策はしっかり教える
- 取引の前にしっかりと勉強する
順番に解説します。
すぐにアプリをチェックしたい方は、以下をタップすると移動できます。
ポイント①未成年でも株取引は可能
結論、未成年でも証券口座を開設することができます。
親権者の同意の元、子供名義の口座開設をしましょう。
但し、取引できる投資商品には一部制限があります。
※スマホの方はスライドできます
取引可能 | 取引不可 |
国内個別株 単元未満株(ミニ株) 新規上場/公募増資・売出 外国株式(米国株等) 投資信託 債券 |
信用取引 カバードワランド 為替取引 先物・オプション取引 ATMカード |
子供には不要なサービスであることから、特に大きな制約ではありません。
ポイント②スマホのセキュリティ対策はしっかり教える
現在、株取引はスマホで手軽に行う事ができます。
このため、移動中も取引が可能ですが注意が必要です。
スマホでの取引にて想定されるリスク
- 個人情報漏洩
- 他人による取引及び出金
- ウイルスの感染
特に金銭が関わる取引であるため、「外出先では操作をさせない」、「ログインは顔認証を使う」など情報管理には注意しましょう。
経済情報を取得するためのアプリも便利ですが、情報元が不明なものにはウイルスの危険性もあります。
(参考)【完全版】「株式投資に役立つ情報サイト」おすすめランキング15選
ポイント③取引の前にしっかりと勉強する
取引を始める前に株取引の基本について勉強することが大切です。
株取引を勉強する方法は以下の通り
- YouTube、Twitter
- 投資本、投資雑誌
- 株練習アプリ
無料~少額のツールを上手く活用して、リスクを抑えた取引をするようにしましょう。
株の詳しい勉強方法については以下記事で解説しています。

それでは、「中学生~高校生におすすめの株アプリ」を紹介していきます。
STEP①株シミュレーションアプリの活用

まずは、株シミュレーションアプリを活用して取引の練習をしてみましょう。
子供の金融教育アプリとしてまずは利用をおすすめします。
参考:共立女子中学高等学校で当社アプリを教材にご利用いただきました。 | グリーンモンスター株式会社
①(PR)株たす
「株たす」は、3,600社以上の銘柄から好きな株を選べるデモトレードアプリです。
- 子供が気になる銘柄を購入する
- デモトレードのため気軽にチャレンジ可能
- アプリを通して勉強できる
本番同様の操作画面、株価を利用して本格的な取引体験を行う事ができます。
まずは、デモトレードを通して個別株取引に慣れてみましょう。

また、漫画を通して株の基本を学べるツールも用意されています。

株たすについて以下記事で詳しく解説しています。

②(PR)トウシカ
「トウシカ」は過去の値動きを使った短期トレードが練習できるアプリです。
- 過去半年の値動きを活用したデモトレード
- チャート早送り機能あり
- 積立シミュレーションも可能
過去の値動きを利用してデモトレードを実施。
チャートは早送りにも対応しており、すぐに取引結果が分かるのがトウシカの強みです。
また、アプリを通して、積立シミュレーションもできるため「複利」を勉強するのにも最適です。

トウシカについて以下記事で詳しく解説しています。

③トレダビ
「トレダビ」は 本物の株式市場データ使用しており、リアルな取引体験が可能です。
- 夜間休日にも仮想チャートで取引可能
- ETF、REITも取引できる
- 無料トレード大会もあり
スタート資金が「1000万円」と高額なため、資金管理については説明が必要です。
ETF、REITに興味がある方はトレダビの活用をおすすめします。
定期的にトレードバトルが開催されており、上位入賞者はAmazonギフト貰えます。

トレダビについて以下記事で詳しく解説しています。

④株マップ.COM

「株マップ.COM」は仮想取引で資産を競い合うサイトです。
- 対象は国内株のみ
- 運用期間は6ヶ月
- ランキング形式で全国プレイヤーと競争
所持資産は1億円、運用期間は6ヶ月。
サイト内には、注目銘柄や値上がりランキングなど情報を取得しながら取引できるのが強みです。
登録すれば無料で利用できるため、気軽にチャレンジしてみましょう。
株マップ.COM使い方、評判を以下で詳しく解説しています。

STEP②単元未満株取引の活用

株シミュレーションアプリに慣れたら少額から取引できる単元未満株にチャレンジしてみましょう。
単元未満株は「お年玉」、「お小遣い」など少額からの取引に対応しているのが強みです。
「LINE証券」、「SBIネオモバイル証券」は未成年の口座開設に非対応
また、「楽天証券」は単元未満株を行う事ができません。
上記を踏まえて学生におすすめのアプリを紹介します。
①ferci(マネックス証券)
「ferci」はマネックス証券が運営するSNS型スマホアプリです。
- 投資コミュニティで意見交換できる
- ワン株(単元未満株)買付手数料無料
- 気になる株が1株から購入できる
取引コストは以下の通り
手数料 | |
買付 | 実質無料 ※キャッシュバック |
売却 | 0.55% |
最低手数料 | 52円 |
単元未満株の取引手数料では現在「SBI証券」、「マネックス証券」が2強の状況です。
内容については、株専用Twitterといったシステムです。
おすすめの銘柄と個人の意見がタイムラインでチェックする事ができます。
気になる株も1株から購入できるため、少額からお試し購入が出来る点もメリットです。

※子供の口座開設には親権者がマネックス証券の口座を保有している事が条件
ferciの口コミや手数料については以下で詳しく解説しています。

②PayPay証券

「PayPay証券」は1,000円から定額購入できるスマホ証券アプリです。
- 1,000円から定額購入に対応
- 厳選された米国株に投資ができる
- スマホファーストで操作性抜群
取引コストは以下の通り
国内株 | 米国株 | |
投資商品 | 個別株、ETF | 個別株、ETF |
開場時 | 買付価格の0.5% | 買付価格の0.5% |
時間外 | 買付価格の1.0% | 買付価格の0.7% |
特徴は、「定額購入に対応している」という点です。
ファーストリテイリングのような値がさ株の場合、1株からでも数万円の資金が必要。
単元株(100株) | 8,250,000円 |
単元未満株(1株) | 82,500円 |
PayPay証券 | 1,000円~ |
「毎月のお小遣いの一部で株を購入する」など積立ができるのが強みです。
※15歳~19歳の場合、親権者の口座がなくても口座開設が可能
詳細は公式をどうぞ
➤スマホ証券【PayPay証券】
PayPay証券についてもっと詳しく知りたい方は以下記事をどうぞ。

③SBI証券

「SBI証券」はS株取引+投資信託とトータル取引に対応した証券会社です。
- S株(単元未満株)買付手数料無料
- 24時間いつでも注文可能
- 投資信託の取り扱いも豊富
S株取引コストは以下の通り
手数料 | |
買付 | 実質無料 ※キャッシュバック |
売却 | 0.55% |
最低手数料 | 55円 |
取引手数料が格安なのも強みの1つです。
子供が単元未満株だけでなく、投資信託にも興味持っている場合「SBI証券」の利用をおすすめします。
※子供の口座開設には親権者がSBI証券の口座を保有している事が条件
詳細は公式をどうぞ
➤SBI証券公式サイト
STEP③ポイント運用の活用

余ったポイントを活用して投資体験をすることもできます。
①PayPayボーナス運用

日頃子供がPayPayを活用している場合、ボーナス運用を始めるのもおすすめです。
- 1円から取引体験が可能
- すぐに入出金できる
- アプリ内で運用状況を確認できる
買付可能な銘柄は以下3点

ポイントを通して投資体験ができるのは強みです。
※対応金融商品は「投資信託」のみ
詳細は公式サイトをどうぞ
➤PayPayボーナス運用公式サイト
②楽天ポイント投資

「楽天証券」が提供する楽天ポイント投資も人気のサービスです。
- 楽天ポイントを活用して投資が可能
- 引き出したポイントは買い物に使える
- 米国株にも対応
投資できる対象は以下の通り

国内個別株はもちろん「米国株」にも対応している点は強みです。
日頃、楽天グループで買い物をされている場合楽天ポイント投資も検討してみましょう。
詳細は公式をどうぞ
➤楽天証券公式サイト
③STOCKPOINT for MUFG

「STOCK POINT」は、ロールプレイングの世界観で楽しみながらポイント投資が体験できるアプリです。
- Pontaポイントを活用して投資
- 米国株、仮想通貨への投資に対応
- ゲームを楽しみながら投資が可能
2021年10月から誕生した新しいサービスです。
Pontaポイントを活用し「1Pontaポイント=1キャッシュポイント」にて投資を行います。
毎日用意されるミッションを実施。

キャラクターをレベルアップさせることで、投資できる商品が増加していきます。

子供が楽しみにながら投資に慣れる事ができるのも強みです。
アプリダウンロードは以下からどうぞ(利用料無料です)
「STOCKPOINT for MUFG」の使い方、評判は以下で詳しく解説しています。

【特徴まとめ】
- PayPayポイントなら「PayPayボーナス運用」
- 楽天ポイントなら「楽天証券」
- ポンタポイントなら「STOCKPOINT for MUFG」
「中学生~高校生」が株を始める場合の気になる3つの質問
株取引で38万円超の利益(所得)を子供が申告した場合、親の税法上の扶養から外れてしまいます。
このため、面倒な手続きが嫌という方は子供の株式取引口座を「特定口座(源泉徴収あり)」にしておくことをおすすめします。
年間の儲けが38万円以下であれば所得控除の範囲内になるので、少額取引に限定する場合は一般口座も検討しましょう。
結論、借金になることはありません。
未成年口座では、信用取引などレバレッジ取引に非対応のため、最悪の場合でも元本が無くなる(0円)までです。
子供の金融教育という点では、複数の銘柄に分散投資させるようにしましょう。
すべての証券会社で親の同意が必要です。
また、株式投資にはリスクがあります。
このため、購入前に相談させるようにしましょう。
「中学生~高校生」おすすめ株アプリ【まとめ】
本記事では「中学生~高校生による株式投資」をテーマにおすすめのアプリを紹しました。
ポイントをまとめると以下の通り
①株シミュレーションアプリで練習
②少額投資ができるアプリを活用
③ポイント投資で取引体験
- PayPayポイントなら「PayPayボーナス運用」
- 楽天ポイントなら「楽天証券」
- ポンタポイントなら「STOCKPOINT for MUFG」
中学生~高校生から株取引を始めるのは、早期から資産形成を学ぶ上で大切です。
但し、ギャンブル的なトレードをさせず少額からリスクを抑えた取引方法を指導するようにしましょう。
以上、中学生~高校生におすすめ株アプリまとめでした。
【関連記事】株シミュレーションアプリについて詳しく解説しています。

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