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【HYG・JNK】高配当ジャンク債│米国ハイ・イールド債券ETFを徹底解説

ジャンク債

こんにちはイチリタです。

今回は、【HYG・JNK】高配当ジャンク債│米国ハイ・イールド債券ETFを徹底解説についてです。

ジャンク債(ハイイールド債)とは、高利回りの債権の事を指します。

先に結論から言いますと、当ブログではジャンク債への投資は非推奨です。

但し、様々な投資商品を知る事は大切であり、うまく活用すれば相場の参考にもなるため紹介をさせて頂きます。

この記事を読む事で得られる事

・ジャンク債HYG、JNKの特徴

・ジャンク債HYG、JNKのメリット、デメリット

・ジャンク債HYG、JNKの活用方法

【HYG・JNK】高配当ジャンク債を徹底解説

ジャンク債とは、信用格付けが低くく、デフォルト(債務不履行)や元本割れなどが発生するリスクが高い分、利回り高く設定されている債権の事です

信用度が低い会社は、利回りを高く設定しなければ投資家からのお金が集まらないため、利回りが高くなっています。

投資格付け会社によって若干異なりますが、一般的にBB以下がジャンク債とされています。

以下、投資格付け別一覧です。

AAA 債務を履行する能力が極めて高い
AA 債務を履行する能力が非常に高い
A 上位2つに比べて、経済環境の影響を受けやすい
BBB 債務履行能力は十分だが、経済環境の悪化の影響を受けやすい
BB 経済環境の悪化の場合に、債務履行能力が不十分になるリスク有り
B 経済環境の悪化で、債務履行能力が不十分となる可能性が高い
CCC 債務不履行となる可能性を持ち、債務履行能力は財務経済状況に依存
CC 債務不履行となる可能性が非常に高い
C 現在、破産法に基づく申請中だが、債務に基づく支払いは継続中
D 債務不履行に陥っている

債券ETF【HYG・JNK】の詳細について

HYG・JNKの配当金や経費率などは以下の通りです。

ティッカー HYG JNK
運用会社 ブラック・ロック ステート・ストリート
設定日 2007年4月4日 2007年11月28日
組入銘柄数 1,252銘柄 1,128銘柄
純資産総額 279億ドル
(2020年10月)
131億ドル
(2020年10月)
配当利回り 4.79% 5.43%
経費率 0.49% 0.40%
配当スケジュール 毎月 毎月
株価 84.95ドル 117.62ドル
最新株価 こちらをチェック こちらをチェック
経費率と配当利回りだけを見ると【JNK】の方が優秀に見えますが、投資内容が異なるので注意です。

【HYG・JNK】投資格付け別構成比

JNKの方が信用度が低い債券に多く投資されています

格付 HYG JNK
BBB 0.05% 0.59%
BB 55.87% 51.24%
B 32.34% 35.33%
CCC以下 11.31% 12.83%
格付け無し 0.26% 0.01%
HYGとJNKを比較した場合、JNKの方がB以下の信用格付けが低い債券に投資がされていますこの結果、高い配当率を維持していると言えます。

以下、HYGとJNKのパフォーマンス比較ですが、HYGの方が常に良い状況です。(青HYG)

投資をする際は、この点も踏まえて検討が必要です。

HYG・JNKの投資メリット

・配当率約5%と高配当

・1,100銘柄を超える債権へ投資がされおり、分散性が高い

配当率約5%と高配当

HYG・JNK過去5年間の配当率は以下の通りです。

HYG JNK
2019年 5.41% 5.91%
2018年 5.15% 5.40%
2017年 5.16% 5.64%
2016年 5.66% 6.52%
2015年 5.31% 5.79%
安定して、5%以上の配当が支払われています。

配当率が安定しているため、自身の配当金目標に対して計画が立てやすいのがメリットです。

また、毎月分配金が入る点も投資家としては嬉しいポイント。

1,100銘柄を超える債権へ投資がされおり、分散性が高い

HYG1252銘柄、JNK1,128銘柄へ分散投資がされています。

つまり、特定企業のデフォルト(債務不履行)になっても、株価への影響度は小さく済みます。

但し、相場暴落時は信用度の低い債券から真っ先に売却されるため注意が必要です。

HYG・JNKの投資デメリット

・株式と比べてパフォーマンスが悪く騰落率も大きい

・景気後退時は真っ先に売られる

・経費率が0.4%以上と高い

株式と比べてパフォーマンスが悪く騰落率も大きい

株式と比べて暴落時の騰落率が高い傾向にあります

以下、HYGとVOO(S&P500)の騰落率の比較表です。

HYG VOO
2019年 8.34% 28.38%
2018年 -7.06% -6.31%
2017年 0.82% 19.47%
2016年 7.41% 9.83%
2015年 -10.07% -0.87%

この騰落率を見て気になった点は・・・

・上昇相場時は同じように上がるが、パフォーマンスは控えめ

・下落相場時も同じように下がるが、株式同等またはそれ以上に下がる

これなら、VOO(S&P500)への投資が良いように感じますね・・・

景気後退時は真っ先に売られる

信用度が低い債券の寄せ集めである、HYG・JNKは暴落時大きく株価が下落する

以下、2020年コロナショック時のHYGとVOO(S&P500)のチャート比較です。

暴落時は、金や投資適格債まで投げ売られますが、デフォルトのリスクが高いジャンク債は真っ先に売却対象となります。

債権ETFに求められるは、やはり暴落時の安定感

コロナショックではジャンク債の欠点が大きく露呈した形となりました・・・

ちなみに、信用度が高い投資適格債のみで構成される【AGG、BND】のチャートは以下の通りです。

この暴落耐性が債権ETFには求められるます。

経費率が0.4%以上と高い

経費率(運用コスト)が0.4%以上と高い点がデメリットです

特に、長期投資をする上で、僅かな運用コストの差でも将来の資産に大きく影響を与えるため注意が必要です。

ちなみに、現在投資家に大人気のVTI(全米株式)、VOO(S&P500)の経費率は0.03%と超低コストで運用されています。

ジャンク債(ハイイールド債)に投資するべきか?

冒頭で述べた通り、ジャンク債(ハイイールド債)は投資推奨です

債権ETFに求められるのは、自身のポートフォリオのリスク低下です。

暴落相場に対して、資産の変動を抑えたいという目的にも関わらず、株式同様に暴落する・・・

これであれば、資産拡大が期待できるVTI(全米株式)、VOO(S&P500)などへの投資をするべきと考えます。

こんなジャンク債も活用法が有ります。

ジャンク債を活用する方法としては、信用度が低い「ダメ株」までもが上がり始めた時は、相場のピークと考える方法です。

投資の神様ウォーレン・バフェット氏の格言で以下の言葉があります。

株は単純である。みんなが恐怖におののいている時に買い、陶酔状態の時に恐怖を覚えて売ればいい

つまりは、ジャンク債までもが大きく高騰した際には相場全体が高値圏にあるのでは・・・と恐怖を覚えリスク資産を売却するなどの活用もオススメです。

まとめ

今回のまとめ

・HYG、JNKはジャンク債を寄せ集めたETFである

・配当金は安定して5%前後と高配当

・投資格付けBB以下で投資されたリスクが高い投資商品

・暴落時は株式同様に大きく株価が下落する

唯一、HYG・JNKを購入検討するとすれば、コロナショックのような大きな暴落時に仕込みを検討するぐらいです。

2020年4月にはFRBがジャンク債まで購入すると発表した事で、債券市場も落ち着きを取り戻しました。

但し、大底を狙った投資は極めてリスクが高いためオススメは出来ません。

やはり債権ETFを検討するのであれば、配当金で判断するのではなく暴落耐性が有る【AGG・BND】への投資がオススメです。

詳細は以下でまとめています。

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