本記事では、「米国株配当利回り調べ方」をテーマにおすすめのツール紹介します。
米国株は長期に渡り増配を続けている企業が多数あり、米国高配当株投資を始める方が増加しています。
但し、米国株には「日本株と比較して情報が取りづらい・・・」という課題が存在。
特に情報が英語のため「どこで配当利回りを調べるのか?」と悩む方も少なくないでしょう。
このため、本記事では米国高配当株の配当利回り調べ方をテーマに深掘りをしていきます。
無料で使えるツールが多数あるため、しっかりと抑えておきましょう。
【基本】配当利回りの計算方法を確認
まずは基本として、「配当利回りの計算方法」をチェックしましょう。
配当利回りの計算式は以下の通り

- 株価:100ドル
- 年間配当額:5ドル
計算式:5÷100×100=5%
業績好調により増配が発表された場合、年間配当額が増加し配当利回りはアップ。
また、1株当たりの年間配当額が同額でも、「株価が下がれば配当利回りは上がる」という点も理解しておきましょう。

つまり、配当利回りが高いというのは「業績好調な企業」ばかりでなく
- 企業の不祥事
- 業績の悪化
- 将来の業績向上が期待できない
米国株配当利回りの調べ方とは?6つのツールを解説

本記事で紹介するツールは以下の通りです。
順番に解説します。
①SBI証券

「SBI証券」で配当利回りを調べる方法は以下の通りです。
- SBI証券ログイン
- 外国株式取引サイトへ
- 銘柄orティッカーに調べたい銘柄を記入


SBI証券の口座を保有している方は、アプリの活用も検討してみましょう。
(公式サイト)SBI証券
②楽天証券

続いて、「楽天証券」での配当利回りの調べ方です。
- 楽天証券にログイン
- 外国株式をタップ
- 銘柄、ティッカーに調べたい銘柄を記入


楽天証券の口座を保有している方は、アプリを活用してチェックを行いましょう。
(公式サイト)楽天証券
③Yahoo finance

「Yahoo finance」でも配当利回りのチェックが可能です。
- (公式)Yahoo Financeへログイン
- 検索にティッカーを入力

「Yield」の欄に配当利回りが記載されています。
証券口座を活用せず、配当利回りを手軽に調べることが可能です。
④Investing.com

「Investing.com」でも手軽に米国株配当利回りのチェックができます。
- Investing.comにログイン
- 上部検索バーにティッカーを入力
- 一覧から対象の株式を選択

Investing.comは米国株の情報を手軽に収集するのに最適なサイトです。
以下記事でもInvesting.comの魅力について解説しています。

⑤Bloomberg(ブルームバーグ)

「Bloomberg」を活用した配当利回りの調べ方は以下の通りです。
- Google検索で調べたいティッカーを入力
- 1ページ目にBloombergが表示される※無い場合はテッカー+Bloomberg
- 検索表示をタップする
以上で検索完了です。

Bloombergは配当利回り以外にも、ETFの組入れ上位10社をチェックすることができます。
リアルタイムに商品先物や為替など情報を網羅的に確認したい方にもおすすめです。
⑥公式サイトをチェックする
運用会社のサイトでも情報開示があります。
世界3大運用会社である
- ブラックロック
- バンガード
- ステート・ストリート
などを検索して、サイト検索バーにティッカーを入力してみましょう。
以下、バンガード「VYM」の場合
米国株配当利回りの調べる際の3つの注意点

配当利回りを調べる場合、以下3点の注意点があります。
- サイトによって配当利回りは若干異なる
- 配当利回りだけを見た投資は危険
- 高配当株が気になったら米国ETFも検討しよう
順番に解説します。
①サイトによって配当利回りは若干異なる
今回紹介したサイトの配当利回りは以下の通りです。
サイト | VYM配当利回り |
---|---|
SBI証券 | 2.89% |
楽天証券 | 2.89% |
Yahoo finance | 2.79% |
Investing.com | 2.89% |
Bloomberg | 2.93% |
公式サイト | 2.70% |
理由としては以下の通り
- 株価が最新ではない(月1回更新など)
- 1年間の配当額の計算方法が異なる(直近の配当額×4回の場合も)
計算方法や株価更新タイミングが異なるため注意が必要です。
使用するツールの「配当利回り算出方法」について事前にチェックしておきましょう。
②配当利回りだけを見た投資は危険
高配当株投資を始める場合、「高い配当利回りの銘柄」に投資をしたいと考える方も少なくありません。
但し、配当利回りだけを見た投資には注意点があり
- 業績不振により無配へ
- 企業不祥事で倒産
- 特別配当で翌年から減配
などのリスクがあるため、配当利回りだけを求めた投資をせず「長期的に増配を続けている企業」への投資を行うようにしましょう。

③高配当株が気になったら米国ETFも検討しよう
高配当株を検討している方は、「米国高配当ETF」もおすすめです。
ETFのメリットは、広く銘柄が分散されているため特定企業の「減配」、「無配」の影響を抑えることができます。
- VYM
- HDV
- SPYD
以上3つは、高配当ETFの御三家です。
SPYDを例にとると、「S&P500構成銘柄から配当利回りが高い上位80銘柄にほぼ均等に投資」するETF。
ETF別に配当利回りも異なるため、詳しくは以下記事で解説しています。

【番外編】効率く良く「米国株情報収集」を行う3つの方法

米国株配当利回り以外の情報を収集したい方は以下3点の活用がおすすめです。
①メルマガを活用する
米国株の情報収集にはメルマガの活用も検討しましょう。
具体的には「オックスフォードインカムレター」の活用がおすすめです。
OXFORD CLUBホームページより引用
運営の目的は以下の通り
- 投資元本に触らず、配当だけで生活できるようになること
- 更に大きな富を築くこと
結論、「米国高配当株」への投資を推奨。
無料メルマガに登録する事で、「SPAC銘柄の特徴」、「コモディティ投資のデメリット」など受け取ることが可能です。
無料で活用できるので、一度使用感を試してみてはいかがでしょう。

オックスフォードインカムレターについては以下で詳しく解説しています。

②米国株Youtuberを活用する
米国株の情報収集として、「YouTube」の活用もおすすめです。
動画を通して、無料かつ分かりやすく学ぶことできます。
最近では、アニメーション動画も用意されており楽しみながら勉強が可能。
おすすめの米国株YouTuberは以下で詳しく解説しています。

③米国株管理アプリを活用する
実際に米国株に投資を始めたら、米国株管理アプリも活用しましょう。
カビュウは、過去の取引履歴からトレード分析ができるアプリです。

保有株をヒートマップで表示する機能も追加。
タイルの大きさは「運用総額」、色は「前日比の騰落率」を表示。

また、「累計配当金」、「月別配当金」の自動管理に対応。
高配当株投資家にもおすすめのアプリと言えるでしょう。

カビュウについては以下記事で詳しく解説しています。

米国株配当利回りの調べ方【まとめ】
本記事では、「米国株配当利回りの調べ方」について解説しました。
配当利回りの調べ方は以下の通り
保有している証券会社のアプリ、サイトをまずは利用するようにしましょう。
証券口座を保有していない方は、「Yahoo finance」、「Investing.com」を活用。
高配当株投資家にとっては配当利回りは重要なポイントです。
但し、利回りだけを投資判断として活用せず、業績や市況をチェックした上で投資を行いましょう。
以上、米国株配当利回りの調べ方まとめでした。
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