米国株

【検証】米国ETF「SPY、VOO、IVV」の違いを6つのポイントで徹底比較

悩み人
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将来のために米国ETF投資を検討中。S&P500に連動するETF「SPY、VOO、IVV」の違いを知りたい

本記事では米国ETF「SPY、VOO、IVV」をテーマに違いを徹底比較していきます。

米国株は長期に渡り右肩上がりのチャートを形成。

特に、S&P500に連動する投資商品は高い利回りとなっています。

このため、「S&P500に連動する米国ETFを購入したい」を考える方も少なくありません。

但し、S&P500に連動する米国ETFは複数存在し、「どれを購入するの最適解か?」という悩みも。

このため、本記事ではS&P500に連動する「SPY、VOO、IVV」3つの米国ETFを深掘りします。

「SPY、VOO、IVV」比較表

まずはSPY、VOO、IVV3種の比較表をチェックしましょう。
データ:2022年7月6日時点

※スマホの方はスライドできます

シンボル SPY VOO IVV
運営会社 ステート
ストリート
バンガード ブラックロック
設定日 1993年1月日 2010年9月9日 2000年5月19日
純資産額 3,490億ドル 2,472億ドル 2,813億ドル
配当利回り 1.65% 1.63% 1.34%
経費率 0.09% 0.03% 0.03%
権利落ち日 3月、6月、9月、12月
株価 381.96ドル 351.06ドル 383.09ドル

世界三大の資産運用会社が提供する米国ETFです。

各ETF純資産額も2,400~3,400億ドル超えと、驚異的な運用金額を扱っており安心感があります。

上記表を元に、詳しい「SPY、VOO、IVV」の違いを深堀りしていきます。

「SPY、VOO、IVV」6つの違いを解説

比較するポイントは以下の通りです。

順番に解説します。

①設定日

設定日の違いは以下の通りです。

設定日
SPY 1993年1月22日
VOO 2010年9月9日
IVV 2000年5月19日

最も歴史が長いS&P500に連動するETFは「SPY」

SPYは米国初のETFである

このため、S&P500に連動するETFの「元祖」を選びたい方はSPYを選択するようにしましょう。

②純資産額

純資産額比較は以下の通りです。

純資産額
SPY 3,490億ドル
VOO 2,472億ドル
IVV 2,813億ドル

純資産額にこだわる方は「SPY」が投資対象となります。

但し、2010年と最も歴史が浅いVOOも2,472億ドルの純資産を保有。

このため、どのETFも早期償還のリスクは皆無と言えるしょう。

純資産額はあまり気にする項目ではありません。

③配当利回り

各種直近の配当利回りは以下の通りです。

配当利回り
SPY 1.65%
VOO 1.63%
IVV 1.34%

直近の配当利回りではSPY、VOOが優秀な結果。

但し、一時的な金融セクターの比率差などであり投資対象はすべて同じです。

このため、配当利回りの優劣はないと覚えておきましょう。

④経費率

経費率も投資をする上で大切なポイントです。

経費率
SPY 0.09%
VOO 0.03%
IVV 0.03%

結論、経費率では「VOO」、「IVV」が優秀です。

100万円投資しても手数料は年間300円のみ

SPYも格安の経費率ですが、取引手数料にこだわる方は注意しましょう。

⑤株価(購入の手軽さ)

購入の手柄さの指標として、株価も重要なポイントです。
※株価データは2022年7月6日時点

株価
SPY 381.96ドル
VOO 351.06ドル
IVV 383.09ドル

取得単価が安いETFを探している方は、VOOがおすすめです。

但し、1口当たり日本円で「50,000円前後」必要な点は資金量によっては課題と言えるでしょう。

少額から購入したい方は投資信託の活用も検討してみましょう。

⑥株価推移

続いて、各種ETFの株価推移を見ていきましょう。

以下、期間2010年~2022年までのパフォーマンスチャート

結論、S&P500に連動する投資商品でありパフォーマンスに違いはありません。

このため、以下で解説する買い方をチェックして購入商品を選択しましょう。

「SPY、VOO、IVV」3つの買い方

上記6つの比較ポイントをまとめると以下の通り

設定日 「SPY」が元祖
純資産額 「SPY」がNO.1
配当利回り 大きな差はない
経費率 「VOO」、「IVV」が優秀
株価 「VOO」が最も手頃
株価推移 違いはない

上記を踏まえておすすめの買い方を紹介します。

①同じパフォーマンスなら経費率で選択

結論、パフォーマンスが同じなら経費率が安いETFを選択するのがおすすめです。

経費率
SPY 0.09%
VOO 0.03%
IVV 0.03%

上記を踏まえると、「VOO」or「IVV」が最適解と言えます。

SPYも「歴史の長さ」、「純資産額が多い」点は魅力。

但し、投資家のパフォーマンスに影響するのは経費率であるため注意しましょう。

②買付手数料無料の証券会社を活用する

現在、顧客獲得を目的に「米国ETFの買付手数料無料キャンペーン」が行われています。

証券会社別「買付手数料無料」銘柄は以下の通り
(2022年7月6日時点)

楽天証券 SBI証券 マネックス証券
VOO
SPY
VOO VOO
IVV
SPY

「VOO」はすべての証券会社で買付手数料無料に対応しています。

マネックス証券は、S&P500に連動するETFすべて買付手数料無料。

自身が保有している証券会社の手数料に注目して銘柄を選択しましょう。

迷ったら「VOO」を選択しよう

③為替手数料にこだわる

米国ETFの購入には「外貨決済」、「円貨決済」が用意されています。

外貨決済:投資家が自ら日本円をドルに換え米国株を売買する

円貨決済:ドルに両替することなく外国株取引口座の日本円から直接米国株を購入

メリット デメリット
外貨決済 ・手数料を抑える事が可能
・再投資は手数料不要
・手間がかかる
・両替に時間が必要
円貨決済 ・交換の手間がいらない
・すぐに購入できる
・手数料が高い場合も
・毎取引手数料が必要

円貨決済は、証券会社が代行して米ドルを準備してくれため、割高になる可能性があります。

このため、取引回数が多くなる方は為替手数料に注意するようにしましょう。

各証券会社別為替手数料は以下の通りです。

楽天証券 SBI証券 マネックス証券
25銭 4銭or25銭 0銭※1
※1:マネックス証券は為替手数料無料キャンペーンを継続中

為替手数料にこだわる方は「マネックス証券」の活用を検討しましょう。

「SPY、VOO、IVV」3つの注意点

「SPY、VOO、IVV」へ投資を検討している方に向けて3つの注意点を解説します。

  1. 為替の影響を受ける
  2. 二重課税に注意
  3. 自国通貨への投資を検討する

順番に解説します。

注意点①為替の影響を受ける

米国株は為替の影響を軽視できない

米国株に投資をする場合、為替の影響を考慮する必要があります。

  • 1ドル:100円
  • 1ドル:80円

では、同じ株価であっても損益は約20%違いがでます。

以下、米ドル/円2012年~2021年チャート

楽天証券米ドル/円より引用

過去10年で見ても

  • 2012年:76円
  • 2015年:124円

と大きなボラティリティとなっています。

このため、株価推移だけでなく為替を考慮した売買が必要です。

注意点②二重課税に注意

米国株は約30%の税金が掛かる

米国株から得る配当金には「二重課税」が掛かります。

米国課税 日本課税
(米国)配当金・分配金 10% 20.315%
(日本)配当金・分配金 0% 20.315%

※米国株の配当金には約30%の税金が発生

このため、配当金を狙った投資をしても「想定以上に税金が取られた・・・」と感じる方も少なくありません。

米国課税分の10%は確定申告で還付を受ける事もできますが、所得税からの還付のため所得が少ない場合は、全額は取り返すことはできません。

このため、自動で配当金を再投資してくれる投資信託の活用も検討してみましょう。

注意点③自国通貨への投資を検討する

ポートフォリオのバランスには注意

投資の神様ウォーレン・バフェットの格言を引用すると以下の通り

私のアドバイスはこの上なくシンプルだ。現金の10%を米国の短期国債に、残る90%を超低コストのS&P500のインデックスファンドに投資しなさい。

自身が亡くなった際の妻への投資アドバイスです。

S&P500は長期に渡り素晴らしいパフォーマンスを残しています。

但し、日本人の場合日本円を使って生活をすることから、為替リスクに備えて自国通貨へ投資をすることが必要です。

このため、米国株と合わせて「国内債権」、「国内株式」への投資を検討してみましょう。

また、日本円を現金で保有しているだけでも十分なリスクヘッジになります。

(参考)【重要】理想的なアセットアロケーションとは?6つポイントで解説

【一覧】S&Pに連動する投資商品

S&Pに連動する投資商品は「SPY、VOO、IVV」だけではありません。

投資信託も商品が多数用意されているため、一覧をチェックしてみましょう。

ファンド名 手数料
VOO、IVV 0.03%
SPY 0.09%
SBI・V・S&P500インデックスファンド 0.0938%
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) 0.0968%
つみたて米国株式 0.22%
Smart-i S&P500インデックス 0.242%
iFree S&P500インデックス 0.2475%
NZAM・ベータ S&P500 0.264%
S&P500(マルチアイ搭載) 0.4675%
iFree S&P500レバレッジ 0.99%
T&D-S&P500・4倍ブル型ファンド 1.243%

結果、VOO、IVVの手数料の割安さが目立ちます。

但し、ETFは「円→ドルへの交換手数料」が必要なため投資信託を選択するのも有効な方法と言えます。

投資信託とETFの違いは以下の通りです。

ETF 投資信託
価格決定 リアルタイム 1日1回決定
売買単価 1口単位 金額単位
販売手数料 0.1%程度 0~3%程度
信託報酬 0.03~0.6%程度 0.1%~2%程度
配当金 受取 自動再投資
上場・非上場 上場 非上場
購入場所 証券会社 銀行・証券会社
株式の受渡 即時 翌営業日移行
  1. 配当金の受け取りは不要
  2. 少額から定額購入したい
  3. クレカ積立をしたい

など、自身の資産状況や投資方針からETFor投資信託を選択するようにしましょう。

詳細は以下記事で「S&P500どれを買うべきか?」を解説しています。

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米国株の情報取得におすすめのメルマガについて

米国株には魅力がるも「情報収集に苦労する・・・」という方も少なくありません。

そこで、当サイトでは「オックスフォードインカムレター」の活用を推奨しています。

OXFORD CLUBホームページより引用

運営の目的は以下の通り

  1. 投資元本に触らず、配当だけで生活できるようになること
  2. 更に大きな富を築くこと

結論、「米国高配当株」への投資を推奨しています。

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米国ETF「SPY、VOO、IVV」【まとめ】

本記事では米国ETF「SPY、VOO、IVV」をテーマに違いを解説しました。

ポイントをまとめると以下の通り

設定日 「SPY」が元祖
純資産額 「SPY」がNO.1
配当利回り 大きな差はない
経費率 「VOO」、「IVV」が優秀
株価 「VOO」が最も手頃
株価推移 違いはない

「SPY」米国最古のETFであり歴史があるのが魅力。

但し、同じ指数に投資をするため経費率が安い「VOO」、「IVV」が優秀と言えるでしょう。

また、「買付手数料無料の証券会社」、「為替交換手数料」をチェック。

「SPY、VOO、IVV」は1口当たり5万前後とまとまった資金が必要です。

このため、S&P500に連動する投資信託の活用も検討してみましょう。

以上、米国ETF「SPY、VOO、IVV」比較検証まとめでした。

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