投資知識

【リスクあり】インド投資における6つのデメリット│購入前に正しく理解

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悩み人
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インドへの投資に興味がある。投資をする前にメリット、デメリットを知りたい

本記事では、「インド投資」をテーマに投資する上でのメリット、デメリットを解説します。

インドを対象とした投資信託は、現在多くの投資家から評価されています。

POINT

2023年11月時点 SBI証券月間販売金額8位を記録

人口増加や高い経済成長率が評価されているポイントです。

一方、人気という理由だけでインド投資におけるデメリットを正しく理解していない方もいるのではないでしょうか。

このため、本記事では「インド投資のデメリット」をテーマに投資をする前に理解するべき注意点を深掘りします。

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インド投資4つの魅力(メリット)

まずは、インド投資における魅力を抑えておきましょう。

順番に解説します。

メリット①世界一の人口を誇る

2023年中国を抜きインドは世界一の人口を誇る国になっています。

人口は14億人越えと高い増加率は魅力です。

引用:人口の推移:世界経済のネタ帳

日本は少子高齢化が問題視されていますが、インドは若年層が多く今後の経済成長が期待されます。

印内総務省より引用

POINT

富士型と言われる人口構成であり若年層が多いことが見てとれる

一方、子供の出生は多いも死亡率が高い人口ピラミッド構造

インドにはカースト制度があり、貧困問題に大きく関わっていると言える

インド国内での消費拡大が期待でき、企業が成長しやすい環境にある点は魅力と言えるでしょう。

メリット②高い経済成長率

人口増加に合わせてインドは高い経済成長率を誇ります。

(参考)2019~2022年国別経済成長率

2019年 2020年 2021年 2022年
インド 3.87% ▲5.83% 9.05% 6.83%
日本 ▲0.40% ▲4.28% 2.15% 1.08%
中国 5.95% 2.24% 2.15% 1.08%
台湾 3.06% 3.39% 6.53% 2.45%
経済成長率4年平均
  • インド:3.48%
  • 日本:▲1.16%
  • 中国:2.86%
  • 台湾:3.86%

投資対象として注目される大きな理由であり、将来的に株価上昇が期待できる環境にあると言えるでしょう。

メリット③好調な株価推移

インド株式と連動する長期チャートは好調な株価推移となっています。

2006年~2023年長期チャート

POINT

インド株式にSENSEX、Nifty50という2大インデックス指数が存在

SENSEX

インドを代表する財務優良な大手企業である30社で構成されています。

時価総額加重平均型のインデックスであり、金融39%、情報技術15%、石油・ガス11%がセクターTOP3です。

分散性は限定的であり、セクター比率も金融中心である点は理解しておきましょう。

(公式)BSE Sensex

Nifty50

SENSEX同様に財務優良な大手企業50社で構成されています。

主要セクターは金融35%、情報技術13%、石油・ガス11%という構成比率です。

分散性を重視する場合、Nifty50に投資をするのが良いでしょう。

(公式)ind_nifty50

メリット④インドを対象とした投資信託は拡大傾向

インド株式への注目度の高まりから、インドを対象とした投資信託が拡大傾向にあります。

投資商品の拡大により、手数料競争が発生し投資がしやすい信託報酬の商品が増加している点は魅力です。

POINT

2023年9月22日SBI証券は「SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド」を新設

信託報酬0.4638%/年でインド株式へ投資が可能

インド株式を始める場合、SBI証券の口座は抑えておくべきと言えるでしょう。

(公式)SBI証券

インド投資における6つのデメリット

インド投資のおけるデメリットは以下の通りです。

順番に解説します。

デメリット①分散性は限定的

インド投資を行う場合、SENSEXまたはNifty50どちらかのインデックス指数を購入するのが一般的です。

どちらの指数においても投資対象は限定的であり、分散性に課題があります。

  • SENSEX:30銘柄
  • Nifty50:50銘柄

金融セクターだけで投資比率が30%を超えるため、市況次第で大きな変動に繋がります。

このため、全米株式やS&P500をポートフォリオの主軸におき、投資国の分散を目的にインド株式を抑えておくのが良いでしょう。

デメリット②手数料は最安ではない

インド株式指数を対象とした投資商品は増加しています。

手数料も引き下げ傾向にあるも、最安ではない点は正しく理解しておきましょう

投資信託手数料比較
信託報酬率
インド株式 0.4638%
全世界株式 0.05775%
全米株式 0.0938%
S&P500 0.0937%
新興国株式 0.1859%

分散性に優れる全世界株式、全米株式と比較して高い信託報酬にあるため、細かな手数料にこだわる方は注意が必要です。

デメリット③個別株は一部に限定

インドを対象した個別株はADRを利用すれば購入することができます。

ADRとは?

米国以外の企業株式を、米国株と同じようにドル建てで米国市場で売買できる、株式と同じ性質を持つもの

SBI証券より引用

但し、ADRで取扱いのあるインド株は限定的です。

このため、現状インド株式を購入する場合SENSEXまたはNifty50を活用するのが一般的と言えます。

デメリット④新興国特有の不安定な情勢

2010年以降インドは、急激なインフレを抑制するため政策金利の引き上げを断続的に実施しています。

POINT

2010年3月4.75%から約2年で8.5%まで引き上げ

短期的な景気後退を犠牲にして、インフレ対策を行い急激な株価下落に繋がっています。

一方、インドは安定した内政運営が行われており、独立以来軍事的クーデターは起きていません。

主要国との外交も積極的である点もインドが評価されるべきポイントです。

デメリット⑤PER、PBRは割高

インドのPER、PBRは割高な数値を付けています。

PER推移では、スウェーデンに続く世界2位の数値です。

PER PBR
スウェーデン 26.2 2
インド 23.8 3.3
米国 23.2 4.4
北米 22.5 4.2
ニュージーランド 20.7 2.1

参考:世界各国のPER・PBR・時価総額

インドの経済成長はもちろん、ハイテク中心の構成銘柄である点も数値が高くなる要因と言えます。

市場から高い評価がされている状況である反面、ボラティリティが高くなる要因となるため注意が必要です。

デメリット⑥情報収集が困難

日本、米国に関する情報サイトは多数ありますが、新興国であるインド株式に関する情報を集めるのは簡単ではありません。

このため、政策金利や決算発表などをリアルタイムに確認できない点は課題と言えます。

インド株式の情報収集を行う場合、複数の情報サイトを活用して集めるようにしましょう。

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インド株式情報を効率良く集める方法

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検索バーで「SENSEX」と入力

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また、最新のセクター分布や保有株情報もチェックできる点が魅力です。

インド株式はもちろん、日米株の財務分析にも対応。

POINT

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インド投資を対象とした5つの投資商品

実際にインド株式を購入する場合のおすすめ投資商品を紹介します。

①SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド

投資対象 SENSEX
信託報酬 0.4638%/年

SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンドは、2023年9月22日SBI証券より新設された投資信託です。

SENSEXに連動する投資商品であり、インドを代表する30銘柄に投資が可能です。

インド株式に連動する投資信託としては、最安の信託報酬であるためこれから投資をする方は抑えておきましょう。

POINT

購入についてはSBI証券限定の取り扱い

SBI証券公式サイト

②iFreeNEXTインド株インデックスファンド

投資対象 Nifty50
信託報酬 0.473%/年

iFreeNEXTインド株インデックスファンドは、大和アセットマネジメント運用するインド株式ファンドです。

Nifty50が対象であり、インドを代表する50社に分散投資ができます。

SENSEXと比べて投資対象が多いため、分散性にこだわる方におすすめの投資信託と言えるでしょう。

POINT

SBI証券はもちろん、楽天証券、マネックス証券など主要ネット証券で取り扱い

③NF・インド株ETF

投資対象 Nifty50
信託報酬 1.045%/年

NF・インド株ETFは、Nifty50を対象とした上場投資信託です。

国内ETFで唯一インド株式に投資ができる商品であり、日本円で日本時間に取引できる点が強み言えます。

取引は10口単位から行うことができ、日本円で3,000円前後と手軽な価格で購入可能な点も評価されるポイントと言えるでしょう。

POINT

投資信託と比較して信託報酬が高い点は注意しよう

(公式)NF・インド株ETF(1678)|NEXT FUNDS

④iシェアーズ・コア S&P BSE SENSEX インディアETF

投資対象 SENSEX
信託報酬 0.4%/年

世界一の投資会社である「ブラックロック」が運用するETFです。

SENSEXを対象としており、インド主要企業30社へ分散投資ができます。

米ドル取引に抵抗が無い方であれば、信託報酬も安いためおすすめです。

POINT

日本円→米ドルへの変更に為替手数料が掛かる点は注意しよう

(公式)iシェアーズ・コア S&P BSE SENSEX インディアETF (blackrock.com)

⑤Direxion デイリー インド株 ブル2倍 ETF (INDL)

投資対象 Nifty50
信託報酬 1.33%/年

米国NYSE Arcaに上場している海外ETFです。

「インダス インディア指数の200%のパフォーマンス」に連動する投資成果を出すよう設計されています。

好調なインド株の成長を期待し、レバレッジ商品に興味を持っている方も少なくないでしょう。

2倍のパフォーマンスを目指す投資商品であるため、将来的に大きな利益を上げる可能性があります。

但し、レバレッジ商品は多数デメリットがあるため正しく理解した上で投資をするようにしましょう。

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インド投資気になる5つの質問

インド株式に投資をする際の気になる質問を集めました。

Q1.非課税制度でインド株式は買える?

上記で紹介した投資信託は、現状積立NISAで購入することはできません。

一方、2024年から運用が開始される新NISA制度は、つみたて枠と同時に成長投資枠を得ることができます。

つみたて投資 成長投資枠
投資枠 年間投資枠 合計360万円/年
120万円/年 240万円/年
非課税保有限度額
(総枠)
1,800万円(枠の再利用が可能)
(成長投資枠は最大1,200万円まで保有可)
投資期間 制度実施期間 2024年1月~
口座開設・
非課税期間
無期限(恒久化)
制度の併用 同時併用可能
対象年齢 18歳以上
対象商品 投資信託
(現行積立NISA同様)
上場株式・投資信託等
(一部例外あり)

成長投資枠であれば、銘柄制限がないため購入することが可能です。

Q2.インド株式と米国株式パフォーマンスはどっちが良い

インド株式SENSEXとS&P500を比較した5年チャートは以下の通りです。

5年チャートでは、インド株式がS&P500をアウトパフォームしています。

インド市場の成長が反映されており、投資家から人気の理由と言えるでしょう。

POINT

パフォーマンス比較は対象期間によって大きく変動する

あくまで5年比較の参考情報として取扱いをしよう

Q3.インド株おすすめインデックスファドは?

信託報酬の点では、SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンドが良いでしょう。

分散性を気にする方は、Nifty50が対象のiFreeNEXTインド株インデックスファンドを活用するのがおすすめです。

POINT

インド株式の人気により、今後も投資商品の増加が期待される

Q4.インド株式が好調な理由は?

豊富な労働力を背景に個人消費が活発になる人口ボーナス期にあるためです。

インドの名目GDPの6割は個人消費であり、内需の拡大による経済成長が期待されます。

Q5.全世界株式におけるインドの投資比率は?

全世界株式におけるインド投資比率は1.4%です。

インド株式には魅力があるも、新興国であるがゆえの不安も少なくないでしょう。

このため、全世界株式を通してカントリーリスクに対応しながら、インド経済成長の恩恵を受けるのもおすすめです。

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インド投資メリット、デメリット【まとめ】

本記事では、「インド投資」をテーマに投資する上でのメリット、デメリットを解説しました。

インド投資メリット
インド投資デメリット

インドは人口ボーナス期にあり、個人消費拡大による経済成長が期待されます。

インドを対象とする、SENSEX、Nifty50も好調な株価推移となっている点も人気の理由です。

一方、新興国がゆえのリスクも少なくないため全世界株式を通してインド経済の恩恵を受けるのも良いでしょう。

以上、インド株式メリット、デメリットまとめでした。

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