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【検証】全世界株式「10年、20年、30年」の平均利回りを徹底解説

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悩み人
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全世界株式の平均利回りを知りたい

本記事では「全世界株式の平均利回り」をテーマに10年、20年、30年3つの期間での利回りを解説します。

全世界株式は、「分散性」、「手数料の安さ」などから多くの投資家に評価されている投資信託です。

非課税制度を中心に全世界株式への投資を検討中の方もいるのではないしょうか。

そこで出てくる悩みとして「全世界株式の平均利回りは?」、「将来的な期待リターンは?」など気になる方も少なくないでしょう。

このため、本記事では全世界株式の過去の平均利回りを3つの期間で解説します。

POINT

自身が将来求める資産額から投資額、投資期間を設定しよう

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全世界株式「10年、20年、30年」の平均利回り

投資期間別全世界株式の平均利回りは以下の通りです。

POINT

本記事で解説する平均利回りは「円ベース」での検証

※2023年8月時点のデータを活用

①全世界株式「10年」平均利回り

全世界株式の10年平均利回りは以下の通りです。

10年平均利回り 13.5%/年

直近10年の利回りは13.5%と高いパフォーマンスを出しています。

米ドルベースでは10年利回り「9.2%」であるため、円安により利回りが底上げされている点は注意しましょう。

100万円を過去10年で投資をした場合

10年前に100万円を全世界株式に投資をした場合以下資産額となります。

POINT

100万円→354万円

米国株を中心とした株高の影響を受け、10年で3.5倍に資産が増加。

10年間保有するだけで、大きなリターンになっている点は全世界株式の魅力と言えるでしょう。

投資額別期待リターン(10年)

上記利回りを活用して、積立投資を行った場合の期待リターンは以下の通りです。

試算条件
  • 投資期間:10年間
  • 期待リターン:13.5%/年
利回り 元本 期待リターン
月2万円 240万円 502万円
月4万円 480万円 1,005万円
月6万円 720万円 1,500万円
月8万円 960万円 2,011万円
月10万円 1,200万円 2,514万円

過去10年間全世界株式に積立投資していれば、資産が2倍に増加。

月8万円資金を捻出できる方であれば、老後2,000万円問題も解決することが可能です。

②全世界株式「20年」平均利回り

全世界株式の20年平均利回りは以下の通りです。

20年平均利回り 9.8%/年

直近20年の平均利回りで見ても年9.8%と高いパフォーマンスを上げています。

ドルベースで見ても「年8.8%」であるため、全世界株式は優秀な投資先と言えるでしょう。

100万円を過去20年で投資をした場合

20年前に100万円を全世界株式に投資をした場合以下資産額となります。

POINT

100万円→644万円

追加投資をせず20年保有するだけで、6.4倍に資産が増加。

20年間全世界株式に長期投資をすることで、複利の影響で大きく資産を拡大させることが期待できます。

投資額別期待リターン(20年)

上記利回りを活用して、積立投資を行った場合の期待リターンは以下の通りです。

試算条件
  • 投資期間:20年間
  • 期待リターン:9.8%/年
利回り 元本 期待リターン
月2万円 480万円 1,479万円
月4万円 960万円 2,959万円
月6万円 1,440万円 4,439万円
月8万円 1,920万円 5,919万円
月10万円 2,400万円 7,399万円

過去20年間全世界株式に積立投資していれば、資産が3倍に増加。

あくまで過去20年という条件でもあるも、全世界株式に20年以上投資をすることは資産形成において有効な手段と考えて良いでしょう。

③全世界株式「30年」平均利回り

全世界株式の30年平均利回りは以下の通りです。

30年平均利回り 9.0%/年

直近30年の平均利回りは、年9.0%と高いパフォーマンスを上げています。

ドルベースで見ても「年7.9%」と円安の底上げはあるも、長期で見ても年5~7%の利回りは期待できると考えて良いでしょう。

100万円を過去30年で投資をした場合

30年前に100万円を全世界株式に投資をした場合以下資産額となります。

POINT

100万円→1,328万円

追加投資をせず30年保有するだけで、13.2倍に資産が増加。

30代でまとまった資金を全世界株式に投資をすることができれば、老後資産の確保を心配する必要がありません。

投資額別期待リターン(30年)

上記利回りを活用して、積立投資を行った場合の期待リターンは以下の通りです。

試算条件
  • 投資期間:30年間
  • 期待リターン:9.0%/年
利回り 元本 期待リターン
月2万円 720万円 3,661万円
月4万円 1,440万円 7,322万円
月6万円 2,160万円 10,984万円
月8万円 2,880万円 14,645万円
月10万円 3,600万円 18,307万円

過去30年間全世界株式に積立投資していれば、資産が5倍に増加。

月6万円を積立投資ができれば1億円以上の資産が期待できます。

一方、30年間忍耐強く継続できる投資家は多くなく、難易度は高めと言えるでしょう。

全世界株式平均利回りを調べる方法

最新の全世界株式平均利回りを調べる方法は以下の通りです。

POINT

サイト「myINDEX」を活用する

会員登録が必要であるも無料で使える情報サイト

(公式サイト)『myINDEX』 マイインデックス

具体的な操作方法を簡単に解説します。

①株価指数(インデックス)をタップ

②カテゴリで探す→全世界をタップ

③MSCIオールカントリーワールドインデックス(ACWI)(円)をタップ

④以上で期間別の期待リターンをチェックすることが可能

株式指数の分析はもちろん、資産配分を調整するのにも最適なツールのため抑えておきましょう。

(公式サイト)『myINDEX』 マイインデックス

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全世界株式平均利回りを調べる際の気になる質問

全世界株式の平均利回りに関連する気になる質問を集めました。

Q1.全世界株式の年次リターンは?

2010年~2022年年次リターン
2010年 ▲1.2%
2011年 ▲11.8%
2012年 31.7%
2013年 49.9%
2014年 20.0%
2015年 ▲2.1%
2016年 5.5%
2017年 20.0%
2018年 ▲12.4%
2019年 28.6%
2020年 11.2%
2021年 31.9%
2022年 ▲6.1%

長期的に好調なパフォーマンスを上げている全世界株式ですが、単年度見るとマイナスリターンの年があるのは注意するべき点です。

このため、短期的な株価変動を意識せず長期目線でパフォーマンスを確認するのが良いでしょう。

POINT

年次リターンについてもmyINDEXでの確認が可能

Q2.全世界株式へ投資をする際の注意点は?

高いパフォーマンスを上げている全世界株式には注意点も存在します。

  1. パフォーマンスはS&P500に劣る
  2. 手数料は若干割高
  3. 米国企業の影響を大きく受ける
  4. 組入銘柄数が多い=リスク分散ではない
  5. 為替の影響を受ける

特に、直近のパフォーマンスでは「S&P500」にアンダーパフォームしている点は認識しておきましょう。

また、構成比6割以上はアメリカへ投資をしているため、米国市場の影響を大きく受ける点は注意が必要です。

このため、全世界株式へ投資をする前に以下注意点も確認しておくのがおすすめです。

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Q3.全世界株式とS&P500どっちがおすすめか?

直近のパフォーマンスで優秀な「S&P500と全世界株式どっちがおすすめか?」と悩む方も少なくないでしょう。

S&P500は米国を代表する500社に分散投資が可能。

一方、新興国株式がカバーされておらず市況によっては厳しい展開となることも予測されます。

このため、すべてのカントリーリスクに対応したい方は全世界株式が良いでしょう。

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【検証】アプリを使って資産シミュレーション

全世界株式に投資をする場合、将来の必要資金に合わせて積立額を設定することが大切です。

そこでおすすめなのが、積立シミュレーションに対応した「トウシカ」の活用。

トウシカの特徴
  • 利用料は完全無料
  • アプリ内で資産シミュレーションに対応
  • 積立投資の基本が学べる

アプリ内で積立投資のシミュレーションに対応しています。

iDeCoの利用を検討している方にもおすすめです。

「期間」と「毎月の投資額」から将来の期待リターンをチェックしてみましょう。

また、「積立投資の基本」、「個別株のシミュレーション取引」にも対応しているため、投資の勉強~練習にも最適です。

POINT

無料で利用できる投資シミュレーションアプリ

追加課金も一切ないため気軽に使用感をチェックしてみよう

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全世界株式「10年、20年、30年」の平均利回り【まとめ】

本記事では「全世界株式の平均利回り」をテーマに10年、20年、30年3つの期間での利回りを解説しました。

期間別平均利回り
10年平均利回り 13.5%/年
20年平均利回り 9.8%/年
30年平均利回り 9.0%/年

全世界株式の過去平均利回りは、高いパフォーマンスを上げています。

但し、あくまで過去の事例でありこれから先も同様のパフォーマンスが確保されるわけではありません。

また、単年度でみるとマイナスリターンとなる年がある点は理解をしておきましょう。

このため、将来の資産をシミュレーションする場合「5~7%/年」で計算するのがおすすめです。

以上、全世界株式平均利回りまとめでした。

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