高配当株

【悩み】高配当ETFにおすすめしないデメリットはある?8つの注意点を解説

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悩み人
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高配当ETFを活用する際の注意点を教えて欲しい

本記事では、「高配当ETFデメリット」をテーマにおすすめしない注意点を解説します。

高配当ETFは、「高い配当利回り」、「分散性」の点から多くの投資家に評価されている金融商品です。

最近では米国高配当ETFへ投資を行い、米ドルで配当金を受け取る投資家も少なくありません。

こんな魅力のある高配当ETFにも、メリットばかりではなく注意するべきデメリットが存在。

このため、本記事ではあえて高配当ETFのデメリットをテーマに注意点を深掘りしていきます。

本記事のPOINT

配当金を得る手段として高配当ETFは有効な手段と言える

銘柄を選べば割安な手数料で分散投資が可能

正しく注意点を理解して高配当ETFへの投資を検討してみよう

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高配当ETFのメリット

まずは、高配当ETFのメリットをチェックしてみましょう。

  1. 分散投資が可能
  2. 少額から投資が可能
  3. リアルタイムに売買できる

順番に解説します。

メリット①分散投資が可能

高配当ETFの強みは分散性にあります。

個別株の場合、業績や市況により配当金が減配・無配になる場合も少なくありません。

高い配当利回りを狙ってまとまった投資をしたにも関わらず、「無配」となった場合1円も配当金を受け取ることができません。

一方、高配当ETFを購入するだけで複数の銘柄へ分散投資が可能です。

特定の銘柄が無配を発表しても、投資家側のリスクを軽減することができます。

POINT

配当利回りが減少した銘柄は自動でリバランスしてくれる点も魅力

メリット②少額から投資が可能

高配当ETFを活用すれば、少額で分散投資をすることができます。

1株投資を活用し平均株価3,000円の銘柄を50社分散させた場合

➤投資額150,000円

投資額が多く、個人投資家が自身で銘柄分散を図るのは簡単ではありません。

一方、高配当ETFであれば少額から分散投資が可能です。

例:米国高配当ETF「SPYD」は5,500円前後で80社に分散投資が可能

メリット③リアルタイムに売買できる

投資信託と異なり、ETFは上場しています。

ETF=上場投資信託

このため、リアルタイムの株価で即時購入できる点は魅力と言えるでしょう。

投資信託の場合、購入後基準価額が設定されるため相場次第で思わぬ高値で買いが入る場合も少なくありません。

自身が狙った価格で売買できるのは、高配当ETFの魅力です。

高配当ETFおすすめしない8つのデメリット

高配当ETFにおけるデメリットは以下の通りです。

順番に解説します。

デメリット①信託報酬が必要

高配当ETFには信託報酬が必要です。

投資家自身で分散投資をした場合、信託報酬が不要であるため高配当ETFを活用するデメリットと言えます。

高配当ETFを購入する際は、信託報酬をチェックするようにしましょう。

POINT

米国高配当ETFであれば0.1%未満の低コストファンドが存在

投資商品を選べば解決可能な課題と言える

デメリット②分配金自動再投資はできない

高配当ETFの分配金は自動再投資設定はできません。

このため、投資信託と比較して複利の影響を受けづらい点は課題と言えます。

つみたてNISA早わかりガイドブックより引用

また、配当金受け取り時に税金支払いが発生する点も課題。

特に米国株から得る配当金には「二重課税」が掛かる点は注意が必要です。

米国課税 日本課税
(米国)配当金・分配金 10% 20.315%
(日本)配当金・分配金 0% 20.315%

※米国株の配当金には約30%の税金が発生

このため、配当金を狙った投資をしても「想定以上に税金が取られた・・・」と感じる方も少なくありません。

POINT

米国課税分の10%は確定申告で還付が受けれる

但し、所得税からの還付のため所得が少ない場合全額取り返すことはできません

デメリット③株主優待を受け取ることができない

日本独自の株主還元である、株主優待は「カタログギフト」、「商品券」など受け取ることができます。

こんな魅力のある株主優待ですが、高配当ETFでは受け取れない点は課題です。

POINT

投資家が個人で分散投資をした場合、株主優待が受け取れる

優待を含めた利回りでは個人で分散投資をした方が優位

気になる方は、米国高配当ETFを活用するのが良いでしょう。

デメリット④銘柄によっては1口数万円を超える

高配当ETFの売買単位は1口と少額投資が可能です。

一方、1口単位でも数万円を超える銘柄もあるため資金量によっては「高い」と感じる投資家も少なくありません。

例:NF・日経高配当50 ETF
➤1口あたり56,560円(2023年9月1日時点)

国内高配当ETFとして人気の高い、「日経平均高配当50ETF」は1口でも5万円を超える投資額が必要です。

POINT

少額から投資をしたい方は、1株から投資が可能な単元未満株の活用も検討しよう

(参考)【ワンコインでOK】お小遣いで投資が出来るおすすめアプリ7選

デメリット⑤繰上償還される場合がある

高配当ETFへ投資をする場合、「繰上償還」に注意が必要です。

繰上償還とは?

事前に決めていた信託期間が終了する前に投資信託の運用が終了すること

投資家の売却により運用資金が一定水準を下回った場合、繰上償還となる場合があります。

繰上償還となった場合、含み損状態でも強制決済が行われるためETFへ投資をする注意点と言えるでしょう。

POINT

純資産額が豊富な高配当ETFへ投資をすれば繰上償還の心配はない

「純資産額が増加傾向にあるか?」投資をする前にチェックをしよう

デメリット⑥投資セクターに偏りがでる

高配当ETFの中には、特定のセクター比率が高いファンドが存在します。

高配当株が多いセクター
  • エネルギー事業
  • たばこ事業
  • 不動産事業

不動産やエネルギーは景気動向を大きく受けるため、市況が不安定な時に大きな暴落に繋がる場合があります。

このため、配当利回りだけで高配当ETFを選択するのではなく、投資セクター比率もチェックするようにしましょう。

POINT

「生活必需品」、「公益事業」、「ヘルスケア」などディフェンシブ銘柄を個別で購入する

また、複数の高配当ETFに投資をすることで対策が可能

デメリット⑦成熟企業が中心

高配当ETFへの組み入れ銘柄は、創立から歴史が長い「成熟企業」が中心です。

このため、既に高いシェアや利益率が確保されており、今後更なる企業成長が難しいという課題があります。

時価総額が小さいグロース株であれば、短期間で数倍~数十倍など大きなキャピタルゲインを得られることも珍しくありません。

一方、高配当株は「成熟企業」であり、大きな株価上昇が難しいという点は注意しましょう。

POINT

キャピタルゲイン(売却益)を目指す場合、成長企業への投資を検討しよう

【必見】グロース株(成長株)探し方とは?│6つの見つけ方を解説 本記事では、「グロース株」をテーマに成長性の高い企業の探し方を解説します。 グロース株は、高い成長性が魅力であり短期間で株...

デメリット⑧為替リスクに注意

米国高配当ETFへ投資をする場合、為替の影響に注意しましょう。

  • 1ドル:100円
  • 1ドル:80円

では、同じ株価であっても損益は約20%異なります。

米ドル/円10年チャート(2012年~2022年)

  • 2012年:76円
  • 2022年:151円

過去10年で見ても大きなボラティリティと言える

このため、円高より株高の恩恵を相殺する場合がある点は注意が必要です。

おすすめの高配当ETF4選

上記の通り、高配当ETFにはメリット、デメリットが存在します。

「信託報酬」、「繰上償還」などは銘柄をしっかりと選定することで解決可能です。

そこで、代表的な高配当ETF4選をチェックしてみましょう。

  • VYM
  • HDV
  • SPYD
  • NF・日経高配当50 ETF

①VYM

バンガード 米国高配当株式ETF

投資内容 大型株の中でも、予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄を、重点的に組み入れ
経費率 0.06%
分配金 四半期ごと
配当率 3.25%
純資産 496億米ドル
直近の配当金 1口につき0.8767米ドル(2023年6月20日時点)
株価 108.03米ドル(2023年9月1時点)最新の株価を調べる
VYM5年チャート

VYMは約400社に広く分散された時価総額加重平均型のETFです。

POINT
  • 財務優良企業+広い分散性
  • 配当金だけでなく成長性も期待できる
  • 経費率0.06%と格安

変動率が高い「不動産」セクターへの投資をしていないため、安定性の高い高配当ETFと言えます。

成長性のある企業へも投資されているため、バランスが良いETFを探している方におすすめです。

「VYMはおすすめしない」と言われる6つの理由│メリット、デメリットを解説 本記事では、米国高配当ETF「VYM」をテーマにメリット、デメリットを解説します。 VYMは分散性や成長性の高さから、多く...

②HDV

iシェアーズ コア 米国高配当株 ETF

投資内容 財務状況が健全な高配当企業75社に投資
経費率 0.07%
分配金 四半期ごと
配当率 3.08%
純資産 105億米ドル
直近の配当金 1口につき0.79645米ドル(2023年6月7日時点)
株価 103.55米ドル(2023年9月1時点)最新の株価を調べる
HDV5年チャート

HDVは高配当企業約75社への分散投資をした時価総額加重平均型のETFです。

POINT
  • エネルギーセクターへの比率が高い
  • 75社と分散性は課題
  • 配当利回り3%超え

HDVの主要セクターは以下の通り

  • ヘルスケア
  • エネルギー
  • 生活必需品

エネルギーセクターは高配当で有名ですが、コロナショック時は史上初の先物マイナスなど大きな問題となりました。

一方、財務健全性が高い企業に投資がされている点はHDVのメリットと言えます。

セクター比率に偏りがあるため、次に説明するSPYDと同時購入がおすすめです。

【検証】HDVを活用した配当金生活はいくら必要?│おすすめしない7つの注意点 本記事では、「HDVを活用した配当金生活」をテーマにいくら必要なのかを解説します。 HDVは米国高配当ETFとして投資家か...

③SPYD

SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF

投資内容 S&P500の中で高配当企業80社に分散投資
経費率 0.07%
分配金 四半期ごと
配当率 4.98%
純資産 65億米ドル
直近の配当金 1口につき0.465386米ドル(2023年6月7日時点)
株価 37.39米ドル(2023年9月1時点)最新の株価を調べる
SPYD5年チャート

SPYDはS&P500の高配当銘柄80社に均等投資したETF。

POINT
  • 不動産セクターへの投資比率が高い
  • 配当利回り重視
  • 分散性は80社と課題

配当利回りを重視する方におすすめのETFです。

但し、不動産セクターへの投資比率が高く、景気後退時大きく株価が影響を受ける点はリスクとして認識しておきましょう。

2020年コロナショック時には大きく株価が下落

SPYDの魅力は配当利回りだけでなく、購入単価(日本円で1株5,000円前後)が手頃な点も人気の理由です。

セクターバランスの点から、「SPYD+HDV」に分散投資するのも良いでしょう。

【検証】「SPYD」で夢の配当金生活は可能か?【おすすめしない7つの危険性】 本記事では、「SPYDを活用した配当金生活は可能か?」をテーマに特徴と危険性を解説します。 SPYDは高配当ETFとして、...

④NF・日経高配当50 ETF

NEXT FUNDS日経平均高配当株50指数連動型上場投信

投資内容 日経平均株価の構成銘柄のうち、予想配当利回りの高い原則50銘柄で構成される株価指数
経費率 0.3080%
分配金 四半期ごと
配当率 3.87%
純資産 1,325億円
直近の配当金 1口につき104円(2023年7月7日時点)
株価 56,560円(2023年9月1時点)最新の株価を調べる

国内高配当ETFを探している方は、「日経高配当50ETF」への投資を検討してみましょう。

誰もがしる大手優良企業50社へ分散投資が可能です。

一方、1口あたり5万円を超える投資額が必要であるため、投資資金と相談しながら検討をする必要があります。

【検証】「日経高配当株50ETFとは?」評判から分かる5つのメリットを解説 本記事では、「日経高配当株50ETF」をテーマに投資をするメリット、デメリットを解説します。 日経高配当株50ETFへ投資...

高配当ETFの財務状況を手軽に調べる方法

米国を中心とした高配当ETFには魅力があるも、英語というハードルがあり手軽に財務分析ができないと悩みを持つ方が少なくありません。

そんな方におすすめなのが財務分析アプリ「moomoo」の活用。

高配当ETFを検索して分析をしてみよう

「moomoo」は、2022年10月27日誕生した新しい次世代型金融情報アプリです。

日本での知名度は高くありませんが、世界では2,000万人以上のユーザーがmoomooのアプリを利用。

革新的なサービスとして世界の投資家に認められているツールです。

米国株におすすめの理由

①米国株、香港株のスクリーニング

②米国株の財務分析

③米国株のシミュレーション取引が可能

moomooに銘柄登録することで、リアルタイムの株価を手軽に確認することができます。

VYMの長期チャートをチェック。

各銘柄の注文・約定分析に対応。

企業分析に強く、企業名をタップすれば財務分析を行うことができます。

セクター割合、地域、最新の保有状況を確認できる

アプリを活用すればデモトレードを始めることも可能。

お金を掛けずに米国株を体験したい方におすすめです。

その他、「銘柄スクリーニング」、「ヒートマップ」など株のトータル管理に最適です。

POINT

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高配当ETFにおすすめしないデメリット【まとめ】

本記事では、「高配当ETFデメリット」をテーマにおすすめしない注意点を解説します。

高配当ETFは少額から分散投資が可能な便利な投資商品です。

正しく銘柄選定をすれば格安な手数料で投資を行うことができます。

本記事で解説した注意点を理解して、高配当ETFの活用を検討してみましょう。

以上、高配当ETFデメリットまとめでした。

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