本記事では「コーヒーが貰える株主優待」をテーマにおすすめ銘柄を解説します。
為替、インフレの影響でコーヒー価格が上昇。
いつも飲んでいたコーヒーが値上げしてつらいと感じている方も少なくないでしょう。
そんな方におすすめなのが株主優待の活用。
株主優待を活用すれば、お得にコーヒーを飲むことができます。
各企業貰える数量や種類が異なるので特徴をチェックしておきましょう。
【記事の流れ】
- コーヒーが貰える優待企業はどこか?
- どんな株主優待が貰えるのか?
- 優待企業の特徴は?
「コーヒーが貰える株主優待」株を購入する際の3つのポイント

「コーヒーが貰える株主優待」の特徴は以下の通りです。
- 好きなコーヒーメーカー、コーヒーチェーンから選ぶ
- カタログギフトも活用する
- 株主優待だけでなく企業分析も行う
順番に解説します。
ポイント①好きなコーヒーメーカー、コーヒーチェーンから選ぶ
コーヒーの株主優待を提供している企業は、大きく分けて「コーヒーメーカー」、「コーヒーチェーン」の2種類。
コーヒーメーカーは大手スーパーやコンビニなど店頭でレギュラーコーヒーやドリップコーヒーを販売しています。
代表的なコーヒーメーカーは以下の通り
UCC | 子会社ユニカフェが上場 |
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ネスレ | 日本は非上場(スイスにて上場) |
AGF | 親会社「味の素」が上場 |
キーコーヒー | 上場 |
石光商事 | 上場 |
上記5社で上場しているのは「キーコーヒー」、「石光商事」のみと選択肢として限られます。
代表的なコーヒーチェーンは以下の通り
スターバックス | 非上場 |
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ドトール | 上場 |
コメダコーヒー | 上場 |
銀座ルノアール | 上場 |
カルディコーヒー | 非上場 |
サンマルクHD | 上場 |
東和フードサービス | 上場 |
コーヒーチェーンについては、選択肢が多く「日頃利用している企業の株を購入する」というのも選択肢の1つです。
まずは、自身がいつも購入・利用している企業の株主優待をチェックしてみましょう。
ポイント②カタログギフトも活用する
株主優待でコーヒーが欲しい方は、カタログギフトも活用してみましょう。

カタログギフトは、好きな商品を選ぶことができるというメリットがあります。
また、「コーヒーが好き」という理由だけで同じセクターの銘柄ばかり買うのは、ポートフォリオの分散性としておすすめできません。
このため、「コーヒーが欲しい」という方はカタログギフトが貰える企業についてもチェックしてみましょう。
ポイント③株主優待だけでなく企業分析も行う
株主優待だけでなく、企業分析も合わせて行いましょう。
コーヒー市場は、既に成熟した市場であり今後の高齢化社会により急成長が難しいセクターと言えます。
また、コーヒーは原油に続く第2位先物市場となっており、生豆相場上昇による原価アップのリスクも軽視できません。
このため、株主優待の優劣だけなく企業分析を行った上で投資を検討しましょう。
(参考)「株スクリーニングアプリ」最強おすすめ8選│無料活用できるツールのみ厳選
コーヒーが貰えるおすすめ株主優待10選

コーヒーが貰える株主優待は以下の通りです。
①キーコーヒー
キーコーヒーは、コーヒー製造~販売から「イタリアントマト」など外食展開も行っています。
株価 | 2,063円(2022年12月22日終値) |
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最低必要投資額 | 206,300円+手数料 |
最新の株価 | 最新株価はこちら |
権利確定日 | 3月末、9月末 |
優待内容 | 自社レギュラーコーヒーの詰め合わせ 100株以上~200株未満:1,000円相当 200株以上~300株未満:2,000円相当 300株以上~1000株未満:3,000円相当 1000株以上:5,000円相当 |
【100株以上~200株未満の株主優待】

レギュラーコーヒー、ドリップコーヒー製品の株主優待が受け取れます。
日頃、キーコーヒーの製品を好んで飲用されている方におすすめです。
(公式)キーコーヒー株式会社株主優待
②ユニカフェ
ユニカフェはUCCホールディングスの子会社として、工業用原料をメインに製造~販売を行っています。
※現在家庭用市場の製品は撤退
株価 | 971円(2022年12月22日終値) |
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最低必要投資額 | 97,100円+手数料 |
最新の株価 | 最新株価はこちら |
権利確定日 | 12月末 |
優待内容 | 自社レギュラーコーヒーの詰め合わせ 100株以上~1000株未満:2,000円相当 1000株以上:3,000円相当 |
【100株以上~1000株未満の株主優待】

一般には流通していない「株主限定コーヒー」が貰えるのが特徴。
必要投資額も手頃な価格のため、投資を始めたばかりの方にもおすすめです。
(公式)株式会社ユニカフェ株主優待
③味の素
味の素は国内調味料市場最大手です。(AGFの親会社)
株価 | 4,248円(2022年12月22日終値) |
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最低必要投資額 | 424,800円+手数料 |
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権利確定日 | 3月末 |
優待内容 | 自社製品の詰め合わせ ※半年以上の保有が条件 100株以上~500株未満:1,500円相当 500株以上~1000株未満:3,000円相当 1000株以上:4,000円相当 1000株以上:7,000円相当(3年継続保有) |
【100株以上~500株未満株主優待】

味の素グループである「AGF」のインスタントコーヒーがセットで受け取れます。
味の素は1兆円を超える大企業かつ海外のM&Aも積極的に展開しています。
投資先のセクター分散を図りたい方におすすめです。
(公式) 味の素グループ株主優待
④ダイドーグループホールディングス
ダイドーグループホールディングスは国内自販機事業、子会社で医薬品関連事業も展開しています。
株価 | 4,875円(2022年12月22日終値) |
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最低必要投資額 | 487,500円+手数料 |
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権利確定日 | 1月20日、7月20日※1 |
優待内容 | 自社製品の詰め合わせ 1株以上:自社グループ商品優待価格販売 100株以上:6,000円相当の株主優待品 |
※1:7月20日権利は5年以上保有をした株主のみ(保有年数が5年を超えた年に1回限り)
【100株以上株主優待】

自販機事業をメインに「世界一バリスタ」、「デミタスコーヒー」のコーヒー販売を行っています。
子会社のたらみ社ゼリーも同封されているため、子供にも喜ばれる株主優待です。
最低必要投資額が高めのため、投資資金と相談しながら購入を検討することをおすすめします。
⑤コメダホールディングス
中京地区を中心に「コメダ珈琲店」を全国に展開しています。(業界3位の店舗数)
株価 | 2,479円(2022年12月22日終値) |
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最低必要投資額 | 247,900円+手数料 |
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権利確定日 | 2月末、8月末 |
優待内容 | 店舗で使用できる電子マネー 100株以上:1,000円分 300株以上:2月のみ2,000円(但し3年以上継続保有) |
【100株以上株主優待】

店舗で使える電子マネーが受け取れます。
コーヒーだけでなく、店内での食事にも利用できる点も強みと言えます。
利用店舗が近所にある方におすすめです。
⑥ドトール・日レスホールディングス
ドトール・日レスホールディングスは、チェーン店「ドトール」、「星乃珈琲店」を展開しています。
株価 | 1,712円(2022年12月22日終値) |
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最低必要投資額 | 171,200円+手数料 |
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権利確定日 | 2月末 |
優待内容 | 店舗で使用できる優待カード 100株以上300株未満:1,000円分 300株以上500株未満:3,000円分 500株以上:5,000円分 |
【ドトール・日レスホールディングス優待カード】

ドトールは業界2位の店舗数(1,000店舗以上)を誇るため、利用できるお店が多いのがメリットです。
コーヒーの価格も低価格のため、利用者に嬉しい株主優待と言えます。
日頃、ドトールを利用している方におすすめです。
⑦ダイオーズ
ダイオーズはオフィスコーヒー事業で国内再大手の企業です。
株価 | 1,496円(2022年12月22日終値) |
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最低必要投資額 | 448,800円+手数料 |
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権利確定日 | 9月末 |
優待内容 | 自社コーヒー製品 300株以上:100杯分 1000株以上:400杯分 |
【300株以上株主優待】

100杯分とコーヒー好きには大変嬉しい株主優待となっています。
但し、優待権利は「300株以上から」である点は注意しましょう。
(公式)株式会社ダイオーズ株主優待
⑧銀座ルノアール
銀座ルノアールは、フルサービスをメインとした喫茶店事業を行っています。
株価 | 830円(2022年12月22日終値) |
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最低必要投資額 | 83,000円+手数料 |
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権利確定日 | 3月末 |
優待内容 | 自社飲食券 100株以上:1,000円相当 500株以上:5,000円相当 1000株以上:10,000円相当+コーヒーセット |
【左:100株以上株主優待 右:1000株以上のコーヒーセット】

首都圏を中心にコーヒー1杯600円代と他チェーンと比べ高単価での販売を実施。
差別化として、座席の作りや内装などにこだわり上品なイメージが守られています。
取得単価も購入しやすい価格のため、ルノアールを日頃利用されている方におすすめです。
(公式) 銀座ルノアール株主優待
⑨オリックス
オリックスはリース、生命保険、不動産など多角化展開をしている企業です。
株価 | 2,142円(2022年12月22日終値) |
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最低必要投資額 | 214,200円+手数料 |
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権利確定日 | 3月末 |
優待内容 | カタログギフト |
【Bコース株主優待】

カタログギフトから自身が好きな商品を選択することができます。
上記の通り、コーヒー好きの方は「飲料orドリップコーヒー」の選択も可能。
コーヒー株主優待狙いの方は、同じセクターばかりを購入するのではなく、「カタログギフト経由でコーヒーを受け取る」という点も覚えておきましょう。
(公式)オリックス株式会社株主優待
オリックス株主優待については以下記事でも詳しく解説しています。

⑩KDDI
KDDIは総合通信大手として光回線、携帯事業を展開しています。
株価 | 4,097円(2022年12月22日終値) |
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最低必要投資額 | 409,700円+手数料 |
最新の株価 | 最新株価はこちら |
権利確定日 | 3月末 |
優待内容 | カタログギフト 100株以上:3,000円相当 100株以上:5,000円相当(5年以上継続保有) 1000株以上:5,000円相当 1000株以上:10,000円相当(5年以上継続保有) |
【3,000円相当株主優待】

KDDIの株主優待もカタログギフトが受け取れます。
コーヒーだけでなく、好きな優待商品を選べる点が強みと言えるでしょう。
長期保有特典もあるため、株主から大変人気の優待です。
(公式) KDDI株式会社株主優待
KDDI株主優待については以下記事でも詳しく解説しています。

株主優待銘柄を購入する方の気になる3つの質問

株主優待に関する質問を集めました。
順番に解説します。
質問①株主優待の買い時が分からない
欲しい株主優待を見つても、すぐに購入するのは辞めましょう。
- 既に株価は高値圏にある
- 権利前直前で株価が上がっている
- 業績が長期的に悪く株主優待制度廃止の可能性がある
など、業績を確認せずに購入するのは危険。
ベストの買い時は誰にも分かりませんが、購入動機が目先の株主優待のみというのは注意が必要です。
購入するべきタイミングについては以下記事でまとめています。

質問②株を買う前に企業分析をしたい
欲しい株主優待が見つかったら事前に企業分析を行いましょう。
マネックス証券の口座を保有すれば無料で利用可能。
企業の長期業績推移に対応しています。

セグメント別の売上構成比も確認可能。

誰でも手柄に企業分析ができる銘柄分析ツールであるため、利用を検討してみましょう。

質問③購入した株を手軽に管理をしたい
実際に株を購入したら株管理~分析アプリの活用がおすすめです。
カビュウは、保有株をヒートマップで表示する機能があります。
タイルの大きさは「運用総額」、色は「前日比の騰落率」を表示。

カビュウは「取引分析機能」にも対応。
簡単言うと、「いつ買って、いつ売ったか?」が取引詳細から分析することができます。

また、自身の投資実績を元に投資家タイプ診断という面白い機能もあり。
自身の性格やタイプを客観的に判断するのに最適です。

無料版も用意されているため、カビュウを活用して日々のパフォーマンスをチェックしてみましょう。
ダウンロードは以下からどうぞ
カビュウの詳細については以下で詳しく解説しています。

「コーヒーが貰える株主優待」まとめ
本記事ではコーヒーが貰える株主優待をテーマに解説しました。
今回紹介した企業は以下の通り
株主優待を活用すれば、コーヒーをお得に飲むことができます。
コーヒーと聞くとメーカー、チェーン店などが思いつきますが、カタログギフトの活用も検討してみましょう。
以上、コーヒーが貰える株主優待まとめでした。
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